そ の 他 中部地区 

静岡市山間 藁科川水系
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赤沢のクス




静岡市赤沢
尾崎さん宅

樹高は20Mほどある
尾崎さんに聞くと樹齢は百数十年と
いうことだが2〜300年は経っている
のでは
神社以外にあるのは珍しい
アクセス
藁科川八幡より10分


2000,5,21撮影

小島のカヤ




静岡市小島
天満宮

目通り 3.0M
樹高 20.0M

樹齢は300年前後と思われる
上にスラッと伸びたカヤである。
近所の人の話では、実を付け
るとのことであり、雌株である
アクセス
藁科川八幡より20分、寺島より10分

2000,5,21撮影

峰山天神社のスギ






2番目の太さのもの


静岡市黒俣字峰山
天神社(子之神社合祀)

スギ4本 無指定
目通り 6.0M 樹高 25.0M 1本
 推定樹齢 400〜500年
目通り 5.0M 樹高 25.0M 1本
目通り 4.0M 樹高 20.0M 2本

入口にある最も大きいスギは天然記
念物に指定されてもよい太さを持って
いる
地元の小林老人の話によると枝が繁っ
て樹形は余りよくないが古いものだそう
だ。雷が何回も落ち消防車に消しても
らったこともあるそうである。この集落で
一番古い家は大屋さんという姓で15
代になるそうである。その先祖がここに
来た当時のものかもしれない。
平成13年には社殿の屋根を直し綺麗
にしたそうである
                     ※



山は今ほとんど現金収入がないそうで
ある。スギはほとんどお金にならないし
お茶も植えているがたいしたことはな
いそうである。自分は子と住んでいる
が、他の家は子はみんな家を出てし
まって町に住んでいる。昔16軒あった
家も今は5軒。内90才の老夫婦の家
が2軒。いつかこの集落がなくなるのを
心配している。
そう言えばこの2q先の峰山分校は往
時120名いた生徒が今は全校で6名
と聞いたことがある。


アクセス
国道362号久能尾から本川根に行く道
の久能尾の先3qの橋のところから細い
市道を15分、神社は峰山の集落の中に
ある

県指定天然記念物黒俣のヒイラギは
この先200bにある

2002,12,26撮影
12/22近くを通って偶然見つけて今
回再訪問となった

栃沢のカヤとイトザクラ  静岡でトップクラスの大きさ







聖一国師の碑

静岡市栃沢

カヤ 2本 無指定
龍珠院
大         小
目通り 6.4M  2.5M
樹高 20.0M 15.0M
樹齢 500年  200年  推定
静岡市一と思われる

イトザクラ 無指定
米沢家宅
目通り 根元見ていないので分からず
樹高 10.0M以上
静岡県一と思われる 

正月池田神社でクスノキを見てい
たとき、「静岡市の巨木」と言うパン
フレットがあるのを教えてもらい、最
近入手できたので見ていたらカヤ
の木が載っていたので今回見に来

近くの出雲さんという老人が案内役
をかってくれた。この集落は出雲さ
んという姓が多く祖先は紀州から移
って来たそうだ。※ 寺は曹洞宗で
現在住職は住んでいない。カヤは
二本あり入口のカヤは大きさは静
岡市一、傷みもなく姿形もよい。天
然記念物に指定されていないのが
不思議だ。
                   

途中の看板にも載っていたが、米沢
家にイトザクラがある。開花には4〜
5日早く花は咲いていなかった。暖
かな昨年は今日が満開だったそうだ
米沢家は中国からお茶を持ち込ん
だ栄西禅師(聖一国師、臨済宗)の
生家でイトザクラは当時のものという
従って樹齢は800年と言うことにな
るが800年のイトザクラは日本には
ないので、推定では200〜300年
と思われる。静岡県では少ないイト
ザクラの大木で天然記念物の指定
を考えて欲しいものだ。当日何人か
が花見に来ていたが空振りであった
サクラの周りの茶畑はお茶の原種
でくねった畝が美しい

アクセス
藁科川を遡り、日向の手前の橋の
所から林道に入る。しばらく行くと
景色のよい茶畑が広がり、最後の
民家の上に寺はあった
米沢家から50M程の所に聖一国師
の立派な碑が立っている

※広報しずおかNO.0139(2009,
1,1号 静岡気分 旧東海道特集)
をたまたま見ていたら、鞠子宿の項
に「紀州藩は坂本(葵区)に領地が
あり、年貢の徴収もしていました」と
書かれていた。栃沢は坂本から数
q北であり紀州藩の領地であった
のかもしれない。2009,1,2記)


2003,3,30撮影
満開!県下一のシダレザクラ
目通り2.0M 樹高15.0M 
根元に近づいてみると縦に大きな空洞があり、その中に根が垂直に下りているのが確認できた
幹は地上5Mほどの所で2本に枝分かれしている  2003,4,9撮影



2005年も満開でした

サクラの近くの木を伐採いてくれたの
で、15Mほどのところから見ることが
できた。


2005,4,11撮影


舟沢浅間神社のイロハカエデ




静岡市足久保口組舟沢
浅間神社

無指定
目通り 2.8M
樹高 20.0M以上

これも「静岡市の巨木」に載
っていたので来てみた
小さな神社で近所の人に聞いて
見つけることができた
カエデは鳥居の後ろ、竹林に囲
まれて斜めに立っていた。盆栽
風ではなくスラッとしているのが
かえって珍しい。古木にある幹に
くねりや皺がコブない
カエデは成長が遅くこのカエデも
太さの割には古く、200年以上
あるいは300年は経っているかも
しれない。貴重なものだ
アクセス
このペーシ゜でとりあげている舟沢橋の
土手のエノキより、100Mほど手前の
山際に神社はある













2003,3,30撮影

大間の大スギ





静岡市大間
白髭神社

スギ 大木4本 無指定
目通り 最大6.0M 1本
     5.5M 1本
     5.0M 2本

大間は藁科川上流湯の島から富士
見峠へ抜ける山道の途中にある景色
のよい集落である。
ドライブの途中偶然見つけた。
白髭神社は安倍川水系周辺に多い
神社である

2003,7 撮影

清笹峠付近の自然林


モミ




ヤマザクラ



ヒメシャラ


オオモミジ


静岡市藁科川上流
清笹峠付近の自然林

今日は何の目的もなくドライブ
清笹峠手前のマイクロウェーブ
のある林道に入りしばらく行くと
南斜面の小さな自然林に着き
雰囲気がよいので食事とする
周りを見渡すと何本かの大きな
木が目に入った
この付近は樹齢100年程度の
自然林と思われる

モミ 10本程度
目通り 2.0M
樹高 20.0M

ヤマザクラ 10本程度
目通り 1.2M
樹高 15.0M
花の咲く時期に来てみたいな



ヒメシャラ かなりの本数
目通り 0.6M
樹高10.0M
藁科川水系では珍しいよう
な気がする

オオモミジ 1本
目通り 1.2M
樹高 10.0M
落ち葉を見ると葉は5裂し、イロハ
カエデより葉は大きい。はっきり
オオモミジとは同定できないが
ここでは取りあえずオオモミジと
しておく(イロハカエデの可能性
もあり)

コナラ 多数


2004,12,13撮影

高山林道のヤマザクラ 






静岡市水見色
高山林道(高山は牛ヶ峯ともいう)

無指定
根回り 5.0M
樹高 15.0M

根元で8本に分岐し、ヤマザクラとして
は珍しい樹形をしている。また大きさか
ら言えば県下一かもしれない。
水見色小前のお店の奥さんが、店頭
に貼ってあるご当地のカレンダーの写
真にも載っていると説明してくれた。
写真と同じように今日は満開であった。
地元では有名な木のようだ。また大山
下の市指定天然記念物の大アカガシ
のルートも教えてくれた。近々見に行
きたいと思っている。
アクセス
新間からの道は狭いし、舗装状態がよ
くない。藁科川の大原から水見色を通
り高山頂上まで1時間。ヤマザクラは
先見道峠の先の路端にある。
今回「楽しく山登り」というホームページ
に頂上近くまで道路を開発中と載って
いたのでどんな所かと見にやってきた。
道は頂上直下までできており、山頂は
行かなかったが、切り開かれて公園の
ようになっているという。「静岡市の森」
がどんな目的で作られているのか知ら
ないが、この山は全山スギとヒノキの
植林の山で植物に関して言えば貧弱
である。開発し将来はどんな姿になる
のであろうか。
2005,4,10撮影

崩野宝光寺のボダイジュ
くずれの






崩野集落
静岡市崩野
宝光寺

目通り 2.1M
樹高 20.0M

市営湯の島温泉のところのMAPに
崩野のお寺に木のマークがのって
おり、また私自身崩野の地名は昔か
ら知っていたものの、一度も来たこと
がないので訪れた。小雨の中、集
落はひっそりと静まりかえっていた。

ボダイジュ(菩提樹)は図鑑によると
中国原産の落葉高木で樹高は15
Mになり、よく寺院に植えられるとい
う。でも静岡辺りではめずらしように思
われる。樹高が20Mほどあり、この
木が大木であることがわかる。

2005,4,11撮影



  
智者山か天狗石山に登るため、久し振りに崩野にやって来た。         ボダイジュの葉
2009,11,18撮影

坂本清願寺の大カヤ






静岡市観光課の看板
いつ頃建てられたのであろうか

静岡市葵区坂本
清願寺

目通り 4.0M
樹高 20.0M
樹齢 450年

今日は先日知った大山の大
アカガシを見ようとやって来た
が、一色上の林道はNTTの
ゲートが掛かっており頂上ま
でいけないので断念。一色の
永野さんに付近の木を聞くと
下の寺にカヤがあるというので
やってきた。
木は寺の前にあり、木の後ろ
に静岡市観光課の看板があ
る。いつ頃建てられたのであ
ろうか。目通りは看板より太く、
樹高は低いように思われる。
栃沢のカヤと同じく立派なカ
ヤだ。
アクセス
寺島のバス停から車で15分。












2005,4,19撮影


杢左エ門(大山)の大アカガシ 
もくざえもん





これは何? 朽ち果てた標識


ヘリポートのある山頂
正面突先山


頂上のNTTパラボナ

静岡市水見色
大山山中

市指定天然記念物
目通り 7.75M
樹高 22.7M
標高 700M
指定 S37,10,19

4/10高山林道に行った際、水見色
小前の商店の向かえに天然記念物
の看板を見つけた。(左)
4/19車でいったらゲートで行けない
ことが分かった。
今日はずるをしてバイクでゲートの脇
をすり抜け頂上につく。しかし何の表
示もない。そこで携帯電話で市の文
化財課に聞くと下ってもう一つのパラ
ボナの中間を左に下るとあるという。
しかし下る道がどうしても分からない。
2、3回聞くもなお分からない。そうこう
するうちに、家の後ろかと思って回ると
果たして道があった。カシまで5分位
であるがこの道は踏まれている。
急斜面にカシはあった。幹はごつごつ
し古木の風格を見せている。樹齢300
年は経っている。真ん中の幹は折れ
右の幹の間から下に大きな空洞がある。
樹勢は旺盛だ。全国的にもこれだけの
アカガシは少ないだろう。







アクセス
水見色からと一色から入る道がある。
林道があるが、ゲートで入れない。
登山では2時間はかかるだろう。
それとアカガシの所に下る道が分か
りにくい。市には入口の看板の設置を
お願いしたい。

これは余談であるが、一色の人の話で
何故このゲートができたのか聞くことが
できた。これは今から30年ほど前、赤軍
派の破壊から逃れるため作られたそうだ。
全国の中継で重要な位置を占めるそうだ
が、もう何とかしてもらえないかという気持
ちもあると話しておられた。

2005,4,26撮影

忽然と現れた飯間のカヤ
                 はんま





静岡市葵区飯間

無指定
目通り 4.0M
樹高 13.0M

何故忽然と現れたのか?
この道は飯間から岡部町へ抜ける
道で、第2東名の工事に伴い5年
ほど前から整備され、私は何十回
と通ったがこの木は見たことがなか
った。にもかかわらず今日私の前
に忽然と現れ目を疑った。
偶々2軒隣りに人影が見えたので
尋ねることにした。話によると1年ほ
ど前、第2東名工事で移転せざる
をえなくなったこの先の玉井さんと
いう方の家の所にあったカヤをここ
にもってきたそうである。費用も1
千万を越えたそうである。高速道
路会社も粋な計らいをしたものだ。
玉井さんはイシフクという石屋の近
くの道路沿いに家を造られたという。
樹齢300年はあるこのカヤに込め
られた思いが伝わってくる。一度会
って木にまつわる色々な話を聞きた
いものだ。
それにしても移植されたとは思えな
いほど上手く植えられている。

アクセス
静岡駅より車で30〜40分

2007,1,29撮影


上の写真と比較すると道路が木に迫って
いる

1年ぶりに林道を通るとカヤはしめ縄を
かけられ元気に育っていたが、道路が
以前より10Mほど木の近くに変えられ
ていた。余りに近いので少々心配では
あるのだが・・・。兎も角木の行く末を祈
りたい。

21008,2,24撮影

大間のヤマザクラほか


ヤマザクラ



モミ




道路下のモミ左とケヤキ
静岡市葵区大間

ヤマザクラ
目通り 3.0M
樹高 20.0M
県下でトップクラス

モミ
目通り 3.0M
樹高30.0M
県下でトップクラス
三ツ峰の帰りに大間を通って帰るこ
とにした。大間は本当に山奥の集
落だ。近くの井川や横沢、湯の島
辺りからも相当離れている。道路脇
の看板によれば4月から集落の5軒
ほどが「縁側のカフェ」(農家の縁側
でお茶を飲むらしい)なるお茶の提
供を始めたようだ。残念ながら第1,
3日曜日のみで今日はやっていなか
った。これも村おこしの1つであろう
か。
このヤマザクラは以前通ったときも
気が付いていたが、満開の写真を
載せようとためらっていたものである
が、今日も残念ながら全て散った後
で美しい姿は見ることができなかっ
た。どうも1週間前当たりがよさそう
であった。蔦がかなり絡みついてい
る。県下でトップクラスのヤマザクラ
である。
そこから20M位下ったところの道路
の崖に大きなモミがあるのに気が付
いた。これも太さといい高さといい県
下でトップクラスである。また道路の
反対側の斜面に目通り2.1Mのケヤ
キと目通り2.1Mのモミがあった。

2009,4,20撮影




ヤマザクラ1満開でした! ヤマザクラ2より望遠で撮す

新しく発見のヤマザクラ2 
手前幹の枝はかなり枝垂れているがシダレザクラではない

その根元 真ん中の幹は枯れていた。右の方が太い。シラカシ↑
ヤマザクラ2
目通り 3.3M 右の幹周囲1.8M
          左の幹周囲1.5M
樹高 15.0M
真ん中の幹は枯れており、以前は幹
が3本あったと思われる。
今回発見の木、ヤマザクラ1より100
M北。

楢尾のヤマザクラが葉桜だったので
標高の高い大間のヤマザクラ1に期
待をしてやって来たが、正しく満開で
大いに満足の1枚である。根元近くで
2枚撮ったがその写真は逆光で綺麗
に撮れなかった。
北に目をやるともう1本大きなヤマザ
クラ2が満開の花を付け斜面に見え
た。このヤマザクラはシラカシの大木
の林の中に立っていた。花の咲いて
いない時期は見つけにくかったのだ
ろう。

2010,4,15撮影


智者山のモミ、連理アカマツ、ブナ 
ちしゃやま
  
モミ                             連理アカマツ
  

ブナ1 見た中では最大

ブナ3 倒木だが生きているのには驚いた

ブナ2

ブナ4

ヤマザクラ近くの天空のモミジ モミジはアカシデか?




巻き道から見た七ッ峰

分岐の道標



智者山付近の道標

山頂 大井川中流の山一望

林道にある登山口の道標
登山にはここから登るのがよいだろう。
暗いスギ林であるが山頂まで1時間程度
         
登り口近くの照葉樹林の尾根に道は付いている  この看板を頼りにするといいだろう(分岐まである)  ヒノキ林下のヤマザクラ            

小ピークまで長いヒノキ林の道が続く(標高1000m前後)

原生林のように苔が付いた岩(左奥) 分岐近く




宝光寺上の左智者山 右天狗石山
の道標。左は行かない方がいい。
静岡市葵区崩野
智者山
※山頂尾根の西側は榛原郡川根
本町との境界

モミ
目通り 3.0M
樹高 25.0M

連理アカマツ
目通り 3.0M
樹高 15.0M
近くのスギの幹がマツの枝と連理

ブナ1 見た中では最大 
目通り 2.3M
樹高 20.0M

ブナ2 分岐より尾根を下りてきた所
目通り 2.1M
樹高 15.0M

ブナ3 倒木 どっこい生きている
目通り 1.8M
樹高 5.0M

ブナ4 山頂近く 付近はブナが多い
目通り 2.1M
樹高 15.0M

ヤマザクラ
根回り 2.1M
樹高 15.0M

先日七ッ峰を登った際、山頂から南
に延びた尾根の先に見えたのが天狗
石山であり、あの山にもブナは果たし
てあるだろうかと思い登りたくなってやっ
て来た。
HPも捜したが記載はなく、古い地図に
崩野から智者山山頂に点線が付いてい
たので崩野から登ることにした。
崩野の宝光寺に車を止め、大きなボダ
ジイジュを写真に納め山に取りかかる。
墓地を過ぎてすぐの所に、左智者山・右
天狗石山の道標があった※。今日の予
定では智者山に先に登り次ぎに天狗石
山であったが、急遽予定を変更、天狗
石山を目指す。私の予想ではこの道は
両者の中間のコルに出るのではないか
と考えたがこれは当たった。
しかしいきなりの尾根の急坂だ。しかも
カシなどの照葉樹林で落ち葉や枯れ
枝、流水などで道は歩きにくい。テープ
なども巻かれているが、写真の道標が
分かりやすい。30分ほど歩いたであろう
か林は次第に灌木になり、その先はスギ
林となった。そこに大きなモミがあった。
更に進むと道から10M程入った小山の
裏に連理のアカマツがあった。ちょっと
分かりずらいので注意を要する。
この上は両側から小さな沢が迫る尾根
で紅葉が綺麗だったので昼食とする。
その後うんざりするヒノキ林を抜けると左
に尾根が見えてきて道は長い巻き道と
なる。道は付いているが踏み跡は少なく
この山が訪れる人の少ない寂峰である
ことを感じさせる。巻き道はかなり長く、

周りはすっかり自然林で、ブナやクリ、
オオイタヤメイゲツ、ヒメシャラなどの林
で美しい。
そして分岐に到着、天狗石山は諦め南
の智者山を目指す。150M低い智者山
に道は尾根を下っている。
ブナが多く驚く。クリやヒメシャラも多い。
大木ではないが安倍奥、藁科川水系で
これほどブナやヒメシャラがある所も少な
いのではないか。
智者山はルートから少し離れているが寄
ることにする。9月に登った大札山初めの
どかな山並みを見せている。
大きな失敗をしてしまう。
というのは、分岐から林道、富士城の方に
向かって下りてしまう。古い地図の崩野か
ら来る道とどこかで交差するのではないか
と勝手に解釈をしてしまう。道は暗いスギ
林をどんどん下るが崩野に行く道ととうとう
ぶつかることはなかった。40分位歩いたで
あろうか、道は突然林道に出た。3時半を
まわり後1時間もすれば真っ暗になってし
まう。もう来た道には戻れない。この林道
はどこから来ているのであろうか。分からな
い。道標作成の本川根町(今の川根本町
)の役場に携帯で尋ねることにした。電波
は途切れたが何とか繋がってくれた。林
道は富士城から来て、先は行き止まりとい
う。崩野は尾根からも見え直線で2〜3q
だが崩野に行く道は無いか知らないとい
う。その時意外にも送ってあげましょうかと
いってくれた。本当に?と思ったが、遭難
されるよりはよいのでといい、富士城の方
に歩いてきてくれれば拾うという。歩き始
めたらワンボックスが来たので止めると島
田に帰るという。間伐の仕事をしている人
達であった。富士城まで乗せてくれた。
富士城で待っていると建設課のGさんと
同僚の方が2人来て崩野まで送ってもら
うことができた。車の中での話だが、何年
か前、消防団員だった頃、横浜の人が智
者山に登り遭難し、3日間捜索したが見
つからず1カ月後崩野側で遺体で見つか
ったと話してくれた。雪のある頃だったそう
だ。崩野に着いたのは6時近くであった。
この親切がなければ遭難はしないものの
山で一晩過ごさなければならなかっただ
ろう。本当にありがたいと共に紙面を借り
て厚く御礼を申し上げたい。

アクセス
崩野から智者山まで3時間位は掛かった。
崩野は意外と標高が低いようだ。(その後
計測したら約620Mであった) モミやア
カマツは見れないが、智者山、天狗石山
の登山を主体とするなら富士城から林道
の道をお勧めしたい。暗いスギ林を我慢
すれば智者山に1時間位で着くだろう。

2009,11,18撮影

※12/12左の智者山のルートをあるいた
ら、400Mほど先に2軒の廃屋がある先
で道は微かな踏み跡になってしまった。
智者山に行くにはこの道はやめた方が
いいだろう。(左の写真の道標参照)



馬込の道標近くから見た左端智者山、右端七ッ峰

そこにあった手製の道標?八草への道が付いている。
道標の正しい位置の所か現在地を下りれば八草から
崩野に行けるかもしれない。
先日智者山の帰り道が分からなくなって
川根本町役場の方に助けてもらったこと
が、恥ずかしいやら自らが悔しいやらで、
付近の道路や登山道がどうなっているの
か確かめたくてやってきた。
富士城から林道智者山線に入る。全線
ダートな道だ。馬込と書かれた標識を過
ぎれば先日下りてきた登山口だ。更に1
qほど進むと智者山神社の道標があっ
た。この神社は山頂にあるのではなく、
予想に反して中腹にあった。林道から
は建物は見えない。後で気が付いたこ
とだが馬込の看板の先に左斜めに下り
る車道があったのが神社に行く道なのか
もしれない。
先の役場の人の話ではこの林道はこの
先で行き止まりだそうだが、道は続いて
いたので行くことにした。この先上りがあ
り天狗石橋を過ぎると道は下り始めて作
業の人が4人ほど休憩をしていた。毎日
こんな山奥まで工事をしに来るのは大変
だろうと思った。登山口から5q以上はあ
った。
ここから引き返して馬込の標識から馬込
を目指す。道は舗装してあり快適だ。10
分程下ると二股に分かれたので左に進
む。すると紅葉が綺麗なコナラに囲まれ
たかなり広い茶畑が見えてきた。茶畑を
進んだが道は段々細くなり通れなくなっ
た。引き返し右に1q程進むと又行き止
まりになってしまった。
そこに家があり人影が見えたので尋ねる
ことにした。名前は聞かなかったが、歳
は73才で奥さんと二人で住んでいる。
子供は皆街に出てしまったという。それ
と昔は8軒あったが、今は自分たちだけ
だという。おじいさんは八草の出である
が八草はもう人が住んでいないという。
ここも周りは茶畑でお茶の栽培を中心に
生活をしているようだ。山林も持っている
そうだがヒノキもスギ並みの値段になっ
てしまったという。価格面から現金収入
が限られる山の生活は本当に大変だろ
う。だからみんな山を下りてしまい、廃村
になってしまう。昔の山村に戻すのは無
理としても、容易なことではないだろうが
国民全体が考えなければならない問題
だろう。そうでなければ、10年後20年後
には、スギ、ヒノキが植わっただけの人が
住んでいない荒れ果てた山村になってし
まうのかもしれない。
山道のことも色々聞いてみたが、尾根か
ら八草を通って崩野に行く道もあるらしい。
崩野から廃村の八草までは車道もあるら
しい。馬込の看板の所の手製の道標にも
八草への道が点線で付いている。一度
崩野から八草そして尾根へと逆ルートで
歩いてみたいものだ。
突然の訪問にもいやな顔もせず親切に
答えてくれたことに感謝をして山を下りる
ことにした。※

2009,11,26撮影、記。

※この方は高橋さんと分かったが、会っ
た時はお元気であったが、その後体調
を崩され2010,8月に亡くなられたと富
士城のおばあさんに聞きました。これで
馬込も廃村になってしまうのだろう。
(2010,9,1記)

  
智者山神社の道標は道路の左側にあった。右には智者山の急坂ルートが。
智者山林道と八草の間の登山道ついに発見


何故私がこだわったかというと、何百年と続いた山村も過疎や廃村になると道は荒れてしまうが、
道標さえあれば歩けないことはない。好き勝手にやっていることなので誰の責任でもないが、先
日の失敗も適切な道標があったらなと悔やまれたからだ。
12/2,3,9の3回智者山林道と八草の
間の登山道を捜すため訪れた。※1
12/2は八草の2軒目の廃屋の上の所
から山道に取り付いたが、多分崩野から
くる山道と交差する地点で折り返した。
12/3は雨の中、馬込の標識のある尾
根から新しく植えられたヒノキ林に付い
た林道を1時間ほど下る。一番上の廃屋
の屋根が100M先に見えた地点で道は
藪の中に消えていた。
12/9は智者山登山口から50M南の駐
車スペースの所にある赤いクイの所から
スギ林をを下りる。4本目のクイを確認した
地点で間伐で倒れた木のため道は不鮮
明になったが適当に下ったら、放置され
たワサビ田の少し上に出た。道は明瞭と
なり、周りも気持ちのよい自然林となって
大川中の智者山の道標が掛かっていた。
※2 その先はスギ林となり突然2軒目の
廃屋の直ぐ下に出た。帰りも同じ道を登
ったが、ワサビ田の上から左に巻く明瞭
な道があったので進むと中栄建設の資
材置場の直ぐ上の林道に出た。それから
5分で馬込の標識のある尾根に到達し
た。ここを馬込峠とでも名付けようか。こ
の道が昔は八草と大井川を交易等で繋
ぐ一番使われたのではないかと思われる。
※1 8軒あった八草は今から20年ほど
前廃村になってしまったそうだ。一番下の
家は時々藤枝から通っている。
※2 これは後から気付いたことだが八
草からワサビ田まで意外と道が広い。想
像であるが馬に荷を積んで通ったのでは
ないか?
※木に黄色いテープを付けましたので、
一度歩いてみてください。片道1時間半
前後です。危険な所はありません。

2009,12,9撮影

尾根から見る楢尾青少年の家

途中の放置されたワサビ田

八草の2軒目の廃屋 後ろに目指す尾根が見える
咲いていた花々 ※宝光寺付近
  
?  群生                    ヨメナ                  ミズヒキ 大株
雑草と思われていますがよく見ると綺麗で洒落た花だ
  
イヌタデ                       ?                       エゾボウフウ
タデに比べると葉も花も小さい                 丸い実がついています                               ・
 
シロヨメナ              右・その葉
湿った崖から垂れ下がっていました。花の近くの葉は小さく根元の葉はかなり長い(左側の葉)
図鑑では花期は5〜7月
少し霞んではいたが暑いくらいの
秋の日でした。過疎の村になった
崩野も静かでした。
途中の藁科川は先の台風15号
のツメ跡の崖崩れや倒木、流木
が所々に見られた。水位もかなり
あがったようで周辺の住民もヒヤヒ
ヤしたのではないかと推測される。
まだ秋の花も咲いていましたので
少し写真に撮りました。

2011,10,7撮影

堂下の白髭大明神のイチョウ、スギ
 
イチョウ                                 スギ
 
50M位下で撮す                           境内から見るイチョウ
  
エドヒガンか?サクラが1本ありました
静岡市葵区堂下
白髭大明神

イチョウ
目通り 4.1M 実測値
樹高 25.0M
雄株

スギ
目通り 4.5M 実測値
樹高 30.0M
藁科川水系で一番太いと思われる
八草に行く途中、山際が真っ黄色に染
まって、イチョウに間違いないだろうと思
い寄ってみた。
この道はそれこそ何十回と通った道で
はあったが、この時期には通ったことが
ないようで黄葉で初めて気が付いた。
木に近づいてみると木は意外に大きく
特にスギは藁科川水系では一番大き
い様に思われる。
イチョウは珍しく雄株で葉がやや小さめ
に感じた。

2009,12,2撮影
※12/12前を通ったら葉はすっかり
落ちていた。

楢尾のヤマザクラ
ならお
  
ヤマザクラ                                   その全景 横に枝を張っている
  
青少年の家(元楢尾小学校) 藁科川水系における静岡市
最北の小学校であったが平成4年閉校。。校門に創立100
周年の松下学校長の「初心忘れるべからず」の碑がある。
背後右は智者山で、七ツ峰から智者山までパノラマ展望。
智者山林道からもこの建物は手に取るようにみえました。
静岡市葵区楢尾

ヤマザクラ
目通り 4.5M以上
樹高 15.0M
単幹のヤマザクラとしては県下一ではない


八草から智者山林道尾根への道を捜すも
不発に終わり、来たことのない楢尾を目指
す。道は崩野の途中からはいる。
集落に近づくと道の近くに落葉した大きな
木があったので車を止める。そこに野良仕
事をしているご婦人がいたので尋ねること
にした。
木はヤマザクラで横に枝を張っているとい
う。確かにそうだ。花は例年4月10〜20日
の間だそうだ。
気さくな奥さんで山の話など取り留めのな
い話をする。ご主人と2人暮らしで、お子さ
んは街に住んでいるという。ご主人は手伝
いで間伐の仕事をしているそうだ。90才の
おばあさんが一所懸命農作業をしている。
話していると車が止まって2人降りてきた。
「先生」というので何かと思ったら、男性は
髪と髭を長く伸ばしている。女性は英語の
先生で街で塾を開いているという。どうも青
少年の家で子供が飯盒炊さんなど体験学
習をする際、ボランティアで生徒を指導し
ているようだ。山が好きですかというと楢尾
の人が好きという。年3〜4回手伝っている
という。
帰ろうとしたら作っている野菜を頂き、来年
ヤマザクラの開花に合わせてもう一度来る
と約束して山を下りることにした。

2009,12、2撮影

崩野宝光寺から見る青少年の家(旧
楢尾小学校)。昔は崩野から一端谷
に下り登って登校したそうだ。12/12



満開を期待してやって来たが北側に1,2分程度残して葉桜であった。
4/10前後が満開であったと思われる。小田原のシダレザクラを見ていた頃だ。
意外と早い。何とか見学の約束は果たせたのだが・・・2010,4,15撮影


青少年の家の上から見た西方・北方の山
今日は楢尾の先の大間に抜ける林道を通り、途中から左の智者山林道に抜ける造成中の林道を
終点まで行ってみた。益田山に何とか取り付こうと踏み跡を3ケ所ほど進んだが登山道は途中で
消えてしまい、とうとう行くことはできなかった。益田山を通り七ッ峰まで行ける道があるようだが、
道標がないので地元の人か相当詳しい人に教わらなければ難しいようだ。今は人気のある山に登
山者が集中してしまうが、この辺りの山は人が訪れることの少ない寂峰ではあるがいい山が多いよ
うに思う。手製で結構ですので道標を付けてもらえるような人はいないだろうか!智者山林道に
抜ける工事は現在行われていないようで、山も相当深くなっているので開通にはまだかなりの年月
を必要とするのではないかと感じた。巨木も見た限りではなかった。(2010,5,12撮影・記)
満開のヤマザクウラ
 
すぐ近くに巨大なユキヤナギが満開であった。         ・
高さは3M程あり、根元の幹は親指より太い。         ・
満開のヤマザクラを見ようとやって来た。
今年は寒く、実を言うと4/10にも来て
みたが寺島付近は斜面にヤマザクラが
満開であったが、坂ノ上以北は咲いて
おらず、楢尾も同様であった。
市街では4/15頃が満開となって、楢
尾もひょっとして?と感じて急遽やって
来た。木に近づくにつれてドキドキして
きたが、木がみえる位置に来ると白い
色が目に飛び込んできた。
果たして満開のヤマザクラでやった!と
いう気持ちでいっぱいであった。
普通ヤマザクラは葉と同時に花が咲く
がこの木はソメイヨシノの様に花が先行
していろ。私の見た限りでは単幹のヤ
マザクラとしては県下一である。

2011,4,17撮影

智者山神社のスギ
 
スギ                                      社殿 この左に観音堂がある
 

鳥居
榛原郡川根本町
智者山神社

川根本町ですが、ルートの都合上智者
山の項=静岡市藁科川水系に入れまし


スギ
目通り 4.5M
樹高 20.0M以上(霧で見えなかった)

馬込の看板から50M先に左斜め下に下
りる道が神社に行くのではないかと先に書
きましたが、正しくその通りでした。
この道は綺麗に舗装されています。1.5
qほど行くと鳥居が見えてきました。鳥居
をくぐり、階段を上がりますと、社殿が見え
てきます。その左側にもう1棟ありこれが観
音堂のようです。雨も降り霧もあるので、庇
を借りて食事とします。
観音堂の裏にふと廻ると大きなスギが霧
の中に立っていました。周りは杉の林で
100年位のスギがかなりありますが、この
スギ1本だけは一回り大きく目立ちます。
しかし、裏にあるので参拝の方も気が付
かないかもしれません。

それとこんな山奥にあるがコンクリート造
りの立派な建物であることは信仰を集め
ているということでしょうが、由緒がないの
で(※)神社の歴史など全く分からない
のは残念だ。また観音堂は仏教であろう
が、神仏混淆ということであろうか?

2009,12,3撮影

アクセス
帰ろうとしたとき下から車が来て止まった
ので、どこから来たと聞いたら千頭駅の
近くからで、全線舗装してあったといい
ました。

※神社の前の道を千頭に向け下りまし
た。千頭の林道の起点に由緒がありま
した。創建は不明ですが棟札に室町
前期嘉吉2年(1442年)のものがある
そうです。祭神は大山津見神など3神
で学問、入試にも信仰を集めているそ
うです。明治3年に今の智者山神社名
になったそうです。観音堂には千手観
音像安置されているとのことです。祭り
は春秋の彼岸の中日に行われます。
(2010,9,7訪問、記)

お地蔵様(観音様)を見付ける
 
十六番

三十三番 智者山神社横のもの3体(鳥居の向かって左にある)
大日古道に寄った後井川ダム、接岨峡、長島ダム、千頭を通って以前下った智者山神社からの道を逆に上り、富士城、
藁科川経由で帰ることにした。すると以前気が付かなかったが林道脇に地蔵様(観音様)が点々と安置されていた。間隔
は狭い所で100Mほどであった。下から○○番○○寄進と名が刻まれ数えただけで21体あった(見落としもあるかもしれ
ない)。最後は神社の所で三十三番であった。年代は分からなかったが石の感じから大正か、昭和の初め頃ではないかと
推測する。丁度その頃は静岡市の平野林道にも地蔵様が安置された頃だ。町史があれば時代が書いてあるかもしれない。
寄進者は川根村とか徳山村などが多かった。この道は古道であり智者山神社はこの辺りの人から厚い信仰を受けていた
ことをうかがい知ることができたような気がした。また信仰とともに距離が長いので○○丁というように距離を示して励みにも
したのではないか?地蔵様がこれだけまとまって点々と安置されているところは県内では珍しい。古道や石仏に興味のあ
る方は一度ご覧下さい。木ではありませんが旅の話題として載せました。
(この林道は川根町ですが流れでこの項に載せました。2010,12,16撮影)

久能尾付近4寺の大木
 きゅうのお
  
相俣三十三観音のカヤ                相俣龍泉寺のカヤ
  
久能尾盤龍寺のクロガネモチ                黒俣東向寺のタイサンボク



木の載っている看板です(12,26撮影、相俣にて)

数えたら確かに33体ありました
静岡市葵区久能尾付近

相俣三十三観音のカヤ
目通り 3.5M
樹高 13.0M
隣の人に聞くと雄株とのことです

相俣龍泉寺のカヤ
目通り 3.5M
樹高 15.0M
(曹洞宗の寺、無住)

久能尾盤龍寺のクロガネモチ
目通り 3.0M
樹高 12.0M
(曹洞宗の寺)

黒俣東向寺のタイサンボク
目通り 2.0M
樹高 10.0M
(曹洞宗の寺、無住)

杉尾辺りまで行ってみようと昼前
家を出かけた。相俣まで来ると右
斜面の茶畑の中にカヤらしい大木
が目に入ったので立ち寄る。最初
細いと思ったが近づくと意外に太
い。メジャーで計ったら目通り3.5
Mもあった。それと枝が枝垂れてい
る。寺はないが直ぐ後ろに観音さん
が安置されている。なかなか雰囲
気のあるカヤだ。
見終わって道に戻ると店の近くに


大きな観光看板があり、こんな山奥
にも意外と神社やお寺が多く、そこ
に大木と思われる木が載っていたの
で、予定を変更して木があると思われ
る寺を廻ることにした。木に注目をし
た看板は珍しいし、新しい発想のよう
に思われる。大歓迎だ。地元で木に
詳しい人がいるのだろう。
次は龍泉寺だ。この寺は無住でカヤ
は自転車置き場の裏にある。それと横
の竹が邪魔をして景観が少し悪いのは
残念だ。
盤龍寺は久能尾の100M先を左には
いる。この寺は人が住んでいて手入れ
も行き届いている。モチノキと思ったが
帰りに看板をもう一度見るとクロガネモ
チであった。
最後は東向寺だ。この寺も無住だ。そ
れも近くで畑仕事をしているご婦人に
聞くと人が住まなくなってから50年ほど
経つらしい。墓地は来る途中500Mほ
ど手前の道路脇に立派な石碑が建って
いる。図鑑によればアメリカ中南部原産
のタイサンボクは1873年に入ってきた
ので、この木は100年ほど前に植えら
れたのだろう。なかなか立派で県下一
かもしれないタイサンボクは一人静か
に寺を守っているように見えた。

アクセス
静岡駅より車で1時間くらいです。どの
寺もR362からは見えず奥まった所に
あるので”捜す”という感じになる。4カ
所一緒に見るとよいだろう。

2009,12,17撮影

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