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今度は「ウソ」の看板が!
−実際は「流通センターの花火大会」の為だった・・・−



第3工区遊水地に行く為上土IC近くに来ると流通センター方向から花火が数発上がった。丁度朝9時頃です。競輪の単
発の花火に比べると連発で違うようだ。聞くと「流通センターの花火大会」が夜あるという。野鳥観察棟の駐車場の入口に
来ると表記のような看板が立っていた。仕方ないのでその前に車を止めバーをまたいで遊水地に入る。ズッと奥の方まであ
るいたが何一つ「観察会」は行われておらず人も誰もいなかった。そこで看板の内容と実際を改めて考えてみた。3月の「
土砂搬出」の看板は表現が適切でないと書いたが今回は全くの「ウソ」だ※。流通センターの花火大会を車で見に来て遊水
地の駐車場に止められると混雑して事故も起こりかねない。そこで「ウソの観察会」をでっち上げてこの様な看板を造った
に違いない。もし私の言うことが逆に「ウソ」ならば県土木事務所は8/22(土)にどこの団体が何時から何時まで何の「観
察会」をやったのか明らかにすべきである。絶対明らかに出来ないだろう(やっていないのだから・・)。規制は夜の花火大会
が終了するまで続いたであろう。夜「観察会」を開く人はいないので花火大会の時は規制を解除すべきであった。鳥で言
えば「野鳥の会静岡支部」が年数度「探鳥会」を開いているが規制などは一度もなかった。逆に「観察会」で今回のように「規
制」するならそんな「観察会」など許可しないのが常識だろう。まさか皇族が来た内閣のビップが来た訳でもないだろう。私は
流通センターの花火に反対でもまた混雑が予想されれば当然管理者が「規制することにも反対」の立場ではないことを明ら
かにしておく。私も野鳥観察で県内によく出かける。すると「○○日花火大会で通行止め。ご協力お願いします」などの看
板を最近よく見る。これと同じでこの場所が道路でなく駐車場であっても管理者が混雑や事故等が予想されれば規制すべ
きである。私が言いたいのは「正直に表現すべきではないか」ということである。逆に何故正直に表現出来ないのかそれが
疑問である。たとえば「流通センター花火大会の為混雑が予想され今日一日駐車場は使用できません」とか・・こんな表現
で良いのではと思う。またこれで何か問題があるのだろうか?そのことが分からない。役人とは頭がよいのでこんな風にしか
表現できないのだろうか?縦の物を横にしなければ気が済まないのであろうか?確かに県も市の役人も私が「第1工区の
公園化」に反対し何度か電話で問い合わせした時も必ず「詭弁」という「手法」を使った。今回も看板一つでそのようなこと
をしているのだろうか?こういう「ウソ」を付き繰り返すことは県民を「愚弄」している。県庁は何の為にあるのか?自問自答す
べきである。当然「県民の為」に県庁はある。その県民をウソを付いて「愚弄」していい訳はないだろう。でなければ「県民を
愚弄する県庁はいらない」ということではないだろうか?長く県庁に勤めると県民から見てこんな変な風土に染まってしまっ
てそれに気が付かなくなるのだろうか?それと「ウソ」の看板2枚、締めて予算は15万円県税で出したとなると県民は「踏ん
だり蹴ったり」だ。これなら看板など造らず警備員を2名雇って(流通センター負担)駐車場前の橋の所に立たせた方がよ
っぽどもマシなような気がする。

※「ウソ」が事実であれば「虚偽の表示」として「公務員法違反」に該当するのではないかと思う。

2015,8,22撮影・記



(最終稿)
とうとう公園化工事始まる。それでも鳥獣保護区に鳥獣が棲めない
公園を造ると言うことは納得できないし法律違反だと思う。

田辺市長の政治姿勢と政治理念を疑う。何の実績もない市長がここで実績を作ろうとし
いるのでは。歴代の市長で最低最悪の市長だ!前の市長の方がよっぽども偉かった。
彼は4期16年勤めたがこの場所には触れなかった。また「鳥獣保護区」の看板を立てた
県は市に法律を守るよう何も言わなかった。まあ「グル」だったのでしょうがないが・・・。
仕事をしている市職員もそうだ。この人達は宮使いではあるが”良心”というものがある
のか?人間”良心”をなくしたらお仕舞いだ

2015,9,6記


(最終コメント)
3年掛けてトイレも駐車場もでき公園の東半分もできた。真夏の暑い日
差しを避ける木陰もなく訪れる人も殆どいない。こんなサバクみたいに
暑くて倒れてしまいそうな所に誰も来ないだろう。これが「スゲー公園」
を造ると言った公園なのか?疑問が残ると言うより笑っちゃう。どこが
「スゲー公園」なの?「スゲーアッチー公園」というなら分かるが・・ 町
のどこでもある公園と同じ程度で「行ってみようという気」が全く起こら
ない。行政のやることは皆こんな程度だ。

注意書きには「花火の禁止」と書かれているが麻機地区の「どんど焼き」
(花火の何千倍)はまさか「許可」しないだろうね???

これが「市民が望む」公園だったのか?(行政のやることに無批判に
ありがたがる輩を除いて)。元々の「発想」が貧弱なのでこれから後3年
掛けての西半分、更に池のある南半分の造成も期待できないだろう。

「苦労して?貴重な税金使って」造った公園が市民のためにならない?
するとまるで「オソマツクン」だ。更に今後大雨が降って冠水すれば元の
木阿弥だ。

こんな公園大金使って殆ど人が来なければ市議会や市民から
「何故造ったのだ」と問題になるばかりだろう。


北側より写す。左トイレとこども病院、その右東屋、その右に繋がる遊歩道。木は小さく木陰は全くない。木陰ができるまで
育つにはあと10〜20年掛かるだろう(蛇足だが駐車場の周りの植えた木1年も経たないのに殆どが葉も付けず枯れてい
る。業者に無料で植え直させるべきだ。)人も車も殆ど来ないのに手前の駐車場だけがいやに広い

2018,7,14記
2018,7,15撮影

キジの生息は激減した
 最後にキジのことを書きます。
その前に酷いことに静岡市役所はここにキジが生息していることを一度も書かなかっ
た。都合の悪いことは「頬被り」だ。むしろ「キジの居ることをひた隠しにし」開き直っ
て「キジは居ないのだ」とばかりに強引に工事を進めた。第1工区の「売り」は「キジと
稀少植物コツブヌマハリイ」なのにそれを「保護」する気はサラサラなく「オニバス」だ
けに派手に焦点を当て造成している。

工事が始まった3年前から、それまで行けば必ずといって見れたキジ(麻機地区全体
でもここで繁殖したものが散らばってかなり見られた)が、年1〜2回になってしまいま
した。一時期は麻機地区でキジは「絶滅」したのではないかと思われる状態でした。

「生息地」と「繁殖地」は違います。前者はキジが居るだけ、後者はそこで「子育て」を
することです。この「繁殖地」の条件は草原性のキジではやや乾燥した草地を好むこ
ととかなり広い面積が必要なことです。ある程度の「縄張り」をつくることが知られてい
ます。ここ以外では「繁殖地」は富士宮市の「朝霧高原根原地区」です。

この「繁殖地」というのは私見では、まず「つがいになる」ため近隣の生息地からここ
に集まってくるということです(キジ同士の情報網)。人間で言えば「集団見合い」の
様なもので「あそこに行けばいい相手が見つかる」というようなことです。工事前には
ここ第1工区のあちこちで10位のカップルができていました。しかしこの「繁殖地」の
環境が無くなれば、ここの様に草刈りや盛り土また木の伐採によって(柳の木もかな
り切られた)草地が無くなり、行っても「人や動物に襲われる」、「行っても相手になる
キジが来ていない」「安心して子育てができる広い草地のある環境がなくなった」とい
うことでキジが集まらなくなってしまいました。こういう事で「繁殖地」ではなくなってし
まいました。(こういうことは図鑑にも書かれていない)

いまやここにいたキジは市外かどこか「繁殖のできる全く違う所」に行ってしまったと
思われます。まあここの「繁殖地」を戻すには一端造ったこの公園を「壊す」より外は
ありません。そうしても元の様にキジが居る様になるのは更に20〜30年は必要に
なるでしょう。残念ながらもう「後の祭り」です。

2018,7,15記
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