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夏の遊水地(2)

8/4に草ボウボウの写真を載せた所です。今日はこのように綺麗になっています。
「あなたの載せた所は刈りましたよ」とからかわれているのでしょうか?

同じ土手の北半分は全く刈られていないチグハグさ

観察棟の横の麻機川右岸は刈り始められていた

メインストリートは背丈ほどの草でまるでジャングルに迷い込んだ様

その後の様子を見にやって来た。2ヶ所で草刈りは始められていたが遊水地の”中”は全くだった。特に”中”は背丈ほどの草に
覆われ全くジャングルの中に迷い込んだ様な気持ちになった。それと第1工区は全くの手づかずで「工事看板」さえまだ立てられて
いない。「種が飛んできて困る」という農家の人の話が本当なら”種”が出来る前の”今”が草刈りに最も適しているはずだ。
それとも昨年と同様1月の地区の「どんど焼き」に合わせてやはり今年も12月から1月に掛けて「河川維持のため」と称して
公費を使っての民間の行事である「どんど焼き」に”協力”する疑いのあるコンバインをいれての徹底した”ゴルフ場”のような
草刈りを行うのだろうか?
2013,9,2撮影・記



夏の遊水地(3)
−草刈りの目的がコロコロ変わる、今度は「希少植物の保護のため」だとさ・・・−

もう9月下旬なので「夏の」とは言い難いが、日中は残暑が厳しく、平均気温もここ3カ月を取ると約1度
高い様である。(1)(2)は主に第3工区について書いてきたが今日は第1工区について書いてみたい。
今日来てみたら今までなかった「草刈り」の看板が立っていた。この遊水地は今まで県土木事務所の
「管轄」だったが、「公園の本決まり」で静岡市に今年からなったのかも知れない。ただ今の所「公園の
造成」の工事は全く行われていない。行われたこととしては同じ第1工区のこども病院北の遊水地から
「ハスの移植」が行われたことくらいであろう。その「看板」に草刈りの目的として「希少植物の保護を目的
とする公園整備のため」と書かれてあった。この「希少植物」は看板からは全く分からないが、多分「オニ
バス」の所に今年立てられた「遊水地の自然案内」という看板にある「コツブヌマハリイ」を指すものと思わ
れる。案内によれば中部地方では唯一、しかも県内では麻機だけと書いてある。その横に小さく「最大
規模の自生地が公園予定地に」と書かれている。作者はよほど”皮肉って”書いたのかも知れない。(
※作者は役人ではなく委託された研究者と思われる)。
この度の草刈りが”看板通り”「希少植物の保護のため」なら私は何も”文句”は言う必要はないだろう。
しかしここに公園を造る計画を知り反対表明をしてきて以来1有余年、役所の”対応”をみてきた限りで
ではにわかに信ずることは出来ない。何故なら今まで目的を県は「河川維持のため」といい市は「環境
維持のため」「美しい景観を造るため」と称しながらやって来たことは同じでコンバインを入れての徹底し
た「ゴルフ場」のような草刈りであった。このことから推測するに今回も”もっともらしい”目的を掲げながら
やることは同じであろう。もしそうでなければ「コツブヌマハリイ」の”周り”だけ草を刈ればいいことだ。何
もこの湿原全体を刈る必要はないだろう。市民が余り見ていない時と所で”徹底した”草刈りを今年も
行うに違いない。植物は「希少」と付くだけあってこの遊水地のどこにでもはえている訳ではない。案内
図によればどうも湿原の真ん中、いわゆる「どんど焼き」をした西側らしい。この辺りも今までの草刈りでは
コンバインで丸裸にされた場所だ。市が”本当に”この植物の保護を考えているなら最もやることはここの
「公園化」を中止することである。私はここに棲息するキジの保護を”一点”に反対してきましたが、同じく
「保護」を考えているなら「鳥獣保護」「キジの保護」も同じようにしてもらいたいものだ。また「コツブヌマハ
リイ」の場所は「公園の姿図」では「原っぱ 多目的広場」になっている場所だ。もし公園の造成工事が
進められる際、市はこの自生地をどうするつもりだ。私見では市はその際埋め土をして芝生などを植え
今の形とは全く変わっているはずだ。それともこの自生地が今分かって改めて保護の為の計画”変更”
を行うのであろうか。私はそのようには思えない。今は「保護の為の草刈り」をおこない「造成中」は”埋め
土”してしまうに違いない。
今まで役所の対応を見てきた限りではこの湿原の草刈りの「目的」が4転してきたことだ。1つの湿原の草
刈りにそういくつもの目的が”必要”であろうか?確かに1つではないのかも知れない。しかし考えるに
役人というのはいかに”愚かな”ということである。社会常識というものが全くない。ある”目的”のためには
目先の”目的”をコロコロ変えても何とも思わない。謙虚になって考え直すことだ。親からもらった”脳みそ”
をもっと前向きなことに使ってもらいたいものだ。50年先100年先いや300年500年先を考えることだ。

それとこれは余談で”的が外れて”いるのかも知れないが、今年湿原北の歩道とフェンスの間に「ひまわり
街道」なるものが出来た。ここはいままで雑草が生え鳥の観察にも支障があった所だ。最初はなるほど
と見ていたが、植えられたひまわりが2〜3mにもなる丈で花の径は20p、その重さで茎は折れ綺麗所か
悪いがきたないと言う感じであった(植える花ももう少し選定する必要があったのでは・・・)。造った「麻機
地区協議会」の人達の努力によるものだが果たしてポケットマネーを出してのボランティアだったのか?郷
土を愛する気持ちからのボランティアなら心から称賛し御礼を申し上げたい。


草刈りの為の新たな看板と”目的”が・・・
今回から公園を造る目的が”変わった”ということにも読める??

湿原北と西側で草刈りが始まった

「オニバス」の所の自然案内「コツブヌマハリイ」の写真
※9/24付近を捜しましたが場所を特定できませんでした

その「自生地」の図

2013,9,23撮影・記



夏の遊水地(4)
市役所は”罪もないキジ”をどうしてこうも虐めるのですか!
もうキジが山から下りてきているというのに(2羽目撃)、その”保護”もせず、今日1日でかなり草刈り進む
−いよいよ工事本格化か。新たな看板に”自然”壊して”自然とふれあう”とは幼稚で支離滅裂。メダカが泳げば
”自然”なのか?・・・。そして”天然記念物級””希少植物”「コツブヌマハリイ」の自生にまだ気が付いてい
ない????

まずは写真をご覧下さい

新たな「看板」が西50mの所に立てかけられていました

刈った草をユンボ2台が集めています

その草をこのトラックに積みます

右と2ヶ所がこのように大きく刈られていました

ここでキジを目撃

今日来てみたらユンボが2台、他トラック3台、そして多分コンバインと思うが1台有りました。見ながら半周するとキジ2羽が鳴き飛びました。
暑い夏は湿原を避け山地にいましたが去年に比べて1カ月早い帰還です。しかしその横で草刈り作業が続けられ今日1日でかなり進みま
した。この速度では折角戻ったキジも安全な所に再度逃げて行ってしまうでしょう。
また50m離れた所に新たな「看板」が設置されていました。「詳しい」図面入りです。草刈りがハンドガイド式と書かれていたので草刈り機による
手作業かと期待しましたが、ユンボやコンバインを入れているので今までと何にも変わらない作業のようです。
それと驚くことに「希少植物の保護」にあると思われた「コツブヌマハリイ」のことは市はまだ全く知らないようです。「オニバス」の所に表示されて
2カ月経つのにまだ知らないとは!彼等の言う「希少植物」はどうも「オニバス」の様です。しかし「コツブヌマハリイ」は希少性については「オニバ
ス」の比ではありません。”イ”の仲間なのでニッコウキスゲのような派手さはありませんが”天然記念物級”に違いありません。なのにユンボでコ
ンバインで踏みつけて草刈り作業をしています。決して許されることではありません。
その下には姿図と公園の主旨が詳しく書かれていました。これを書き公表すると言うことは何が何でも「公園化」を強行するということのようです。
1年以上この「公園化」に反対してきましたが、何ら再考することもなく反省することもなく突き進むようです。「利用」されている麻機地区の皆さん
が”哀れに”思えてしかたありません。それほど”幼稚で””稚拙な”施設です。子供だましの美辞麗句を並べているに過ぎません。何故私が”
幼稚で稚拙な”というのか、それは”箱庭”のような公園を造って、チョウやトンボを舞わせ、メダカやホトケドジョウをどこからかもってきて逃がし
オニバスを植えて”そら遊べ そら学べ”と煽り立てている様に見えるからです。こんなことで”自然”を学べる訳はありません。これは全くの私見
ですが”自然を学ぶ”とは自然を”押しつける”事ではなく”受け入れる”事だと思います。結論的には”命の大切さ”を自然な形で理解し学び感
じることだと思います。なのに”自然とは何か”ということも全く分からずに”施設を先行”させ”押しつけ”ようとしている様に見えます。このような”
哲学論争”を所内や市民との間でもっとすべきだったのにされていない様に感じます。”自然”とは”神”が造る様なものであって(=年月を重ね
いろいろな要素が絡み合う不可思議なもの)、”人”が造る様なものではありません。
またこれは私の杞憂かも知れませんが”思想”がないので公園が出来た暁には多目的広場で例えばゲートボール大会やグランドゴルフ大会※
が行われ”自然の場所に相応しくない”喧噪に包まれることです(実際他の公園でこのような興ざめする様なことがありました。私も老人なのでこ
のスポーツそのものに反対するつもりはありません。施設は他の場所にいくらでもあります。多目的広場って何に?)。

※「あさはた緑地だより」第1号に寄ればここの「公園化」を推進している「巴川流域麻機遊水地自然再生協議会」の26団体委員の中に
「グランドゴルフ」がやはり入っていました。公園が出来れば「原っぱ」でグランドゴルフが行われるようになるのは間違いありません。また
名前は出ていませんでしたが学識委員6名が入っています。どんな「学識」を持った人達なのか「顔」を見てみたいものです。
(2015,8,19追伸)

上の看板の上段を拡大。今回は左の青い斜線部分で湿原の1/2※だが、キジの生息地としては全部入ってしまう。
(※多分残り1/2は1月10日前後の「どんど焼き」に合わせて刈るに違いない。みててご覧!)
その斜線の所に「ハンドガイド式」と書かれているが私はこの英語の意味が分からない。ただ推測するに「ハンド」と書いてあるので
小型のエンジン式草刈り機で手作業で刈るものと思っていたら、今までより最新式の赤い「コンバイン」※が現れた。この「コンバイン」
で刈るならいままでと何ら変わりがないのでは。
※後で調べて分かったことだが今まで「コンバイン」としたものが「ハンドガイド式草刈り機」といい(ゴルフ場で使われるのがこの機械かも知れない)、
小さなエンジンの草刈り機を「肩掛け式草刈り機」というようだ。

見られれるのがマズイのかジッとこちらを見ています

その後西の土手の方に止めました




上の看板の下段を拡大。ここでは役人が好む「多様性」とか「美しい」とか「共生」とか「良好な」とか「再生」とかが多用されている。いいたいのは美辞麗句を並べるのは止めてもらいたいものだ。「自然」を壊しておいて「自然とふれあう」と何とも思わず書いているのは「学力水準」を疑ってしまう。メダカがいてオニバスがあれば「自然」なのか?それでは家庭の庭にチョウやトンボが飛んでくれば「自然」なのか?感覚を疑ってしまう。
それと新たな看板に「夏の遊水地(3)」で書いた「希少植物の保護」に私が「指すもの」として取り上げた「コツブヌマハリイ」が図面にも写真にも文章にも一言も触れられていないことだ。私は(3)で当然知っているものとして書いたがこの看板からはうかがえない。むしろ「コツブヌマハリイ」が正に草刈りの現場の「ど真ん中」に自生していることを全く知らない様だ。(オニバスとハスは写真・語句が載っているが)。またキジを追い出した手前キジの事にも全く触れられていない。都合の悪いことは隠してしまう。「公園」ができればキジだけでなくここで狩りをするチョウゲンボウやオオタカ、ノスリなど皆パーになってしまう。
「オニバス」の所にある「コツブヌマハリイ」の案内は7月頃にはあったと思う。草刈りの現場と直線距離で200m程だ。それなのに2カ月以上経つのに「コツブヌマハリイ」のことは知らない様でこれは不勉強の極みだ。重大な”手落ち”だ。そして「コツブヌマハリイ」の方が「オニバス」よりも「希少植物」に違いない。「オニバス」は現在も栽培されている様に栽培しやすいし強い植物だ。詳しくは知らないが「コツブヌマハリイ」の方がずっと希少で弱いのではないか?よく野鳥観察に行く小鹿の森公園、その横の竹林に流れる「長沢川」、支流は護岸されているが本流は護岸されていない。何故ならここに珍しい「コケ」が生えていると言うことを静大の先生が発表したので護岸工事がストップされたそうだ。これは本当の話でそうとすれば当然「コツブヌマハリイ」の自生が見つかれば草刈りといえども工事は中止されるべきだ。私はその後2回場所を特定しようとして捜したがまだ分からないでいる。分かっているならロープで囲うなりして今後の保護の対策を練って講じたあと草刈りを再開すべきだろう。しかし市はこのことを知らないらしく草刈りを続けてトラックやらユンボやらコンバインで踏みつけて”絶滅”させてしまう可能性が十分ある。そうなったら後の祭りだ。この件は”急”を要することだ。直ちに中止すべきだ。「希少植物」の保護は「行政」がやるべき”最も重要な”仕事の一つであろう。

繰り返しになるが私には、ホトケドジョウはよくてキジは駄目、オニバスはよくてキジは駄目という考えが
全く分からない。これじゃゾウやライオンやキリンを連れてきて見せるサファリパーク(の思想)と同じだ。
ましてやここは「鳥獣保護区」だ。とすると「公園」を造りキジを追い出すこと自体が鳥獣の「虐待」であ
り「鳥獣保護法」違反という「犯罪」である。それも法律を守るべき「市役所が」また「公務員が」犯して
いる。今企業では「コンプライアンス=法令遵守」に一所懸命取り組んでいるのに、法律を真っ先に
守らなければならない「役所や公務員」は守らなくてよいのか?
こんな事をしていたら日本は「モラルハザード」になって法律を守る人はいなくなってしまうだろう。唯一
これを逃れる為には「鳥獣保護区」の「看板」を「取り外す」事だがこれ自体も「許される」事ではない。
しかし「犯罪」を逃れる為「こっそり」工事が始まる前にはずのだろうか?すると「県」も「グル」ということ
になる。となると1・2年何故看板を立てたのかということになる。以前県に草刈りを問い正した時「河川
維持は鳥獣保護に優先する」と答えたが、今市に問い正せば「公園は鳥獣保護に優先する」とでも答
えるのであろうか?身勝手でご都合主義の極みだ。それとも開き直って立て続けるのであろうか?

この「看板」をどうするのだろうか?

2013,9,25撮影・記


写 真 を 追 加
今日も10時半頃様子を見にやってきた。
こども病院の近く、遊水地の東側の所で
「ハンドガイド」がエンジンの音をうならせて
円を描く様に除草し見る見る内に湿原は
丸裸にされていった。
その近く20m程の所にキジが現れて音に
驚いたのかはたまた「ハンドガイド」の近く
に棲みかでもあったのか「悲鳴」をあげて
逃げて行ってしまった。これも「虐待」以外
の何物でもないだろう。

2013,9,26撮影

※10/1再度見に来たら草刈り
予定地は全部見事に刈られていた
(写真不掲載)
※10/5来てみたら「希少植物・・
」と「環境維持・・」の看板両方とも
既に取り払われていた。




夏の遊水地(5)
※内容の関連上「夏の・・・」にしました

草刈りと公園化によるキジの”虐待”とコツブヌマハリイの”絶滅の可能性”は、国法に違反する
だけでなく、市長自らサインし発布した「静岡市環境方針」にも違反!市長は知っているのか?


「静岡市環境方針」があることは知りませんでしたが、偶々「真富士の里」の公衆トイレ改築現場のフェンス
にそれも3枚もはってあって知りました。(デジカメで撮影)
私は法律には疎いのですが、それでも誰が読んでもこの「静岡市環境方針」に違反して
いるのではないかと思うでしょう。
今「第1工区遊水地」で起こっている「草刈り」や「公園化」がこの「静岡市環境方針」の
基本理念だけでなく基本方針の全てに”違反”しています。特に基本方針の(4)”法令
等の遵守”(いわゆるコンプライアンス)に違反(=鳥獣保護法違反)、また(5)「職員の
環境意識を高めます」にも大いに違反しています。植物のコツブヌマハリイにも同じ事が
言えます。
市長は一体この遊水地にキジが多数棲息していることをまず知っているのでしょうか?
私は多分知っていないし”知らされていない”のではないかと思います。知らないなら”
未必の故意”に当たりますし、知っているなら”確信犯”ということになります。また仮にコ
ツブヌマハリイが”絶滅”した場合、市長は”私は知らなかった””聞かされていなかった”
といって最高責任者として責任を”逃れられる”のでしょうか?これはまだ不確かなことで
すが最近伊良湖岬に行った時、そこの海辺の植物の看板に”植物の採取は法律で規制
されています”と書いてありました。この法律がどんな”名前”かは知りません(知っている
方がいましたら教えてください)。ましてやコツブヌマハリイは多分”絶滅危惧種”の上位で
”希少植物”に違いありません。となると当然”採取”は規制されているはずです。”草刈り”
も”採取”と何ら変わりはありません。ニホンカモシカが特別天然記念物として捕獲が禁止
され、静岡県のギフチョウが条例により旧芝川町(現富士宮市)で採集が禁止されている
のと同じです。
議会で審議され予算が付き執行される、そのことによってキジが”虐待”されコツブヌマハ
ハリイが”絶滅の可能性”に陥る、これは”一見””民主的手続き”に見えるのに、そのどこ
でも”チェック”出来ないとなれば”めくら判”を押していることと同じではないか?市役所に
は”見識”や”良識”を持った人は一人もいないのか?
それとも市長がサインしたこの「静岡市環境方針」は単なる学校の”作文”なのでしょうか
?もう美辞麗句の”作文”ははうんざりだ。

参 考 (補)

駐車場から灯台に向かう遊歩道の直ぐの所に立っています。(2013,10,11撮影)
一番下の”植物の採取は法律により規制されています”の文言に注目!”国定公園第2種特別地域”のためか?

2013,10,10撮影・記



来年度より工事本格化とか

希少植物コツブヌマハリイの発見のせいかどうか分からないが第1工区は極めて静かで、ひょっとして
公園化工事が中断ないし中止されたのではないかと思うくらいだ。ここ2・3年行われていた1月の「麻
機地区」の”どんど焼き”も会場が他に移されたのか看板はなく勿論焼きの為の枯れ草も全く集められ
ておらず湿原の草刈りも10月に半分が行われて以来行われていない。(※公園が出来ればその公園
の中で”どんど焼き”なぞ許可される訳はなく今の内に会場を移したのかも知れない)。
その為湿原にはノスリ、チョウゲンボウ、キジなどが時々見られる様になってきた。
公園化工事がどうなっているのか聞いてみた。出た職員は「来年度から工事を本格化させる為いまそ
の準備をしている」と答えた。やっぱりそうかとため息をついてしまった。コツブヌマハリイが中日本で唯
一ここだけにしかないのに工事を進めるとはどういうことか?と疑問に思い、植物分類学の専門家の先
生を見つけだし聞くことが出来た。その先生のおっしゃる事にはコツブヌマハリイは絶滅危惧種第U類
とのことである。U類というのは保護に関してもし工事があれば「移植」程度で済む様だ。T類は「現地
保存」の措置が取られるとのことだった。また「遊水地の自然案内」に”中日本でここだけ”と書いてあっ
たので本当に”ここだけ”と思ったら、こども病院を挟んで反対側の第3工区にはかなり生えていて一部
栽培も行われているらしい。
こういう理由で静岡市は来年から工事を本格化させるのだろう。従ってコツブヌマハリイのある場所が「
姿図」では「原っぱ 多目的広場」になっている場所で、コツブヌマハリイも湿原の別な場所に「移植」さ
れ広場になる場所には大量の埋め土で芝生を植えられた場所に変えられてしまうだろう。
「移植」で市役所は公園化のパスをえたのかも知れないが、私が従前から反対している様にここは県が
指定した「鳥獣保護区」でもあることだ。保護区に鳥獣を追い出す様な公園を造ってよい訳はないだろ
う。もしそうであるならば静岡市は「鳥獣保護法違反」ということになり刑罰の対象だ。また市長自らサイ
ンした「静岡市環境方針」にも違反だ。市民は”市民を愚弄”した”とんだ市長”を選んだということにな
る。
いよいよ事は迫ってきた・・・・・。

2013,12,17記



昨日キジがいた場所が今日は丸裸!
−隠れ場所を失ったキジが逃げまどう−


昨日撮ったキジの写真です。周りは草で覆われています

昨日上の写真を撮ったのは白いビニールハウスの向こう側
逃げまどうキジ。合計7羽が前後左右に逃げまどい最終的には湿原の南の草地に逃げ込んだ

今日もキジを見ようとやって来た。すると昨日見た所に重機が。何をしているのだろうとよく見るとあれほど草が生えていた所が
丸裸ではないか!何と言うことをするのだ!来年1月の「麻機地区」の”どんど焼き”も会場が変更されやれやれと思っていた矢
先にこの有様だ。
よく見ると草が刈られ逃げ場を失ったキジが7羽右往左往して逃げ場を捜してうろつき回っている。こんな事が許されていいの
だろうか?「鳥獣保護区」で鳥獣であるキジを追い立て虐待している。これが「法を守ります」と宣言した静岡市の行政のやるこ
とか!目的の為には手段を選ばない。卑劣なやり方で人間ではない!
また国で定めたコツブヌマハリイ(絶滅危惧種U類)を最低移植しなければならないの措置も”どこからどこへ”移植したのか不
明だ(移植を明示せよ)。移植しないでハンドガイド(コンバインのような重機)でまたまたコツブヌマハリイを踏みつけて除草し
た可能性が疑われる。
鳥獣保護法違反という犯罪を静岡市は繰り返している

抗議先 田辺信宏静岡市長 TEL054−254−2111

2013,12,20撮影&記



先日の草刈りはやはり”どんど焼き”のためだった?!
−これは巧妙なトリック?−


12/22の早朝、草刈りが全て終わってから付けられた
昨年は確か1カ月位前に付けられたと思う

あなたはこの写真を見て何を考えますか?人間歳をとると疑い深くなるのかそれとも社会経験を積んで
見えないものが見える様になるのか?これからは推理小説で松本清張ならば見事に解き明かしてくれる
だろうが私の拙い推理をどうか我慢づよく読んで欲しい。
副題に「巧妙なトリック?!」と付けてみたが、先に看板を付けてから草刈りを行うのとその逆では全く意
味が違う。というのは前項でも書いたが先日草刈りが終わってもなお”どんど焼き”の看板が出ないので
来年は会場が変更されたのではないかと書いたが今日立っていた。
昨年私が草刈りが”どんど焼き”の為に行われたのではないかと指摘した為、先に看板を出すと”やは
り”どんど焼きの為に草刈りを行っているのではないかと市民に疑われる為、あえて草刈りを終わった後
に出したのではないかと推理される。昨年は確か1カ月位前には看板は出ていた様に記憶している。
加藤島で行われる上土地区の”どんど焼き”の看板は既に1週間ほど前に立てられている。※
それとこれは同じ静岡市民であるので本当に言いたくはないが看板にある「麻機自治連合会」の人達
の感覚を疑ってしまう。”どんど焼き”というのは古来から伝わる民間の行事であって行政に頼ってやる
べきものではない。地域活動に熱心な人が汗水垂らしてポケットマネーでやるべきものだ。昨年も指摘
した様に行政に全てを任せているのなら”おんぶにだっこ”で本来のあり方とは全く違う”たかりの精神”
だ。
またこの場所は鳥獣保護区で最近は絶滅危惧種のコツブヌマハリイも見つかっていることは近くに住
んでいれば承知のはずだ。なのにキジを追い出す様な草刈りを行い当日は100台ほどの参加者や見
学者の車を入れて土を荒らし踏み固め火の粉が舞い上がる”どんど焼き”を行うことはあまりにもエゴイ
スティックな行動といわざるをえない。自分たちがよければ弱い鳥獣保護区の鳥獣やコツブヌマハチイ
のような貴重な植物はどうでもよいのか?鳥獣保護区で”どんど焼き”を許可するのも問題だがここで
”やらせてくれ”と申し出るのも常識と感覚をうたがってしまう。法律の主旨から言えば”どんど焼き”なぞ
できるはずはないだろう。この自治会は公園が出来てからも”公園の中で”やらせろというのだろうか?
社協の人達にもいいたい。「社協」とは「社会福祉協議会」の事だと思うがこの団体は世の中で”障害者
や弱い立場”の人達をたすける事をしているのにもっと弱い”鳥獣や希少植物”には”思いを馳せる”事
は出来ないのだろうか?”人間だけ”よければいいのだろうか?
またPTAの人達にも言いたい。PTAとは教育に携わる親やまた学校の先生も関係しているがキジや
コツブヌマハリイなどが虐待され絶滅の危機にあるのにそれを守ろうとせず逆にそれに拍車を掛けて
いる。教育の一番重要な点は自然を守り子々孫々に伝えていくことである。また弱い生き物に思いや
りを持つことだ。なのに「法」を無視してこのような事を行っている。”恥ずかしくないのか”?それとも子
供の時から”法は破ってよい”と教えているのか?これなら何の為の”教育”なのだと言わざるをえない。
市がやっていることは県がやっていることより悪辣で巧妙だ!

※後でよく調べたら昨年度は1/12の”どんど焼き”直前の1/7前後の4・5日間草刈りを行っていたので看板が出ていたのは当然だった。
また9/23頃北半分が草刈りが行われたがその後草丈もやや伸びており南半分を刈れば草が伸びて”どんど焼き”当日危険なので北半
分を先に刈った訳で、当時から”どんど焼き”対策の”周到な”計画が練られていたことが窺われる。(12/24記)
2013,12,22撮影・記

写 真 を 追 加


12/23ハンドガイドが動いていた。今日は草刈りではなく刈った草を寄せて
集めていた。便利な機械だ。9/23に撮影した時は「希少植物の保護の為」
と書いた作業看板が立っていたが、今回の除草は看板1枚すら立てていない。
前回の目的がウソだったのか?本当なら同じ看板を立てれば予算も安く付くし
いいのに看板すら立てない。批判を恐れやっていることを恥じて?立てられな
いのだろう。今回の目的はさしずめ「どんど焼きに協力する為」と書かなければ
ならないのだろう。しかし静岡市は看板を立てないで工事をしていいのだろう
か?規定では看板を立ててやる様に定められているはずだ。これも違反に当た
る。そして希少植物コツブヌマハリイの保護はどうなったのか?このハンドガイド
が動いている正にその下にコツブヌマハリイは生えていたのではないか?とする
とキャタピラーで絶滅危惧種を踏みつけにし絶滅させるつもりなのか?とすると
法律の名がからないので仮に「絶滅危惧種保護法」としておくが鳥獣保護法
違反だけでなくこの法にも違反更に法を守るべき公務員が違反を承知で犯罪
を犯す公務員法違反の3つの法を犯す重大犯罪だ。


ことしも湿原の全てがゴルフ場のようについに丸裸にされました。
”どんど焼き”会場は白いワンボックスの辺りです。

2013,12,23撮影・記



第3工区の案内図撤去される
ーここに公園があったのを知っている人は元職員の担当生存者の記憶のみかー

久々の更新です。今日来てみると案内図3枚(畳1畳敷)がありませんでした。昨日も来ているので昨日の夕方か
今日の午前に撤去されたのかも知れません。私はこの「アピール」の前段で30年経ち全く造成した当時と現状が
かけ離れている為「看板に偽りあり」と指摘し現状の様に書き直すか撤去すべきではないかと書いた図です。県は
書き直すのではなく「撤去」を選びました。ということはもうここに来た人はかってここに「公園」があったことを知る
すべはなく元県職員の”記憶の中のみ存在する公園”となってしまいました。
また撤去されたことにより麻機地区に2つの公園が出来るのはおかしいという”批判”をかわす狙いもあるのでは
ないかと疑われます。そうまでしても静岡市は第1工区に何が何でも公園を造りたいのでしょう。しかし今まで何回
も指摘している通り公園化は最低3つの法を犯す犯罪です。


















枯れ草の生えるただの更地になっていました

枯れ草の生えるただの更地になっていました

もう1枚はサッカー場の離れている所にあり見に行きませんでしたが多分撤去されたものと思います


この案内図は第4工区遊水地「池の森公園」にあるものです
この案内図も第3工区と同じ時期に立てられたものと思いますがこちらは撤去されておらずもう1枚のより大きな
「案内図」とともに立っていました。

私が第3工区にも30年前短期間でも「公園」があったと主張するのはこの案内図がありこの案内図通りの「公園」が
今もここに残っているからです。片方だけ(=第3工区)公園を造らず「案内図」だけをを立てたという人も県の関係者
の中にいるようですがこの案内図を見ればその主張が可笑しいとうことがわかります

2014,3,23撮影・記




静岡市は相変わらずの身勝手だ! 
 ー看板でコツブヌマハリイの自生やキジの棲息を意図的に隠すー


昨年9月下旬より2カ月早く草刈り作業は始まった

ハンドガイドの使用、ユンボやトラックでの草集めや搬出
は同じだ

昨年9月25日撮影の看板内容と全く同じだ

毎日暑い日がつずくので毎日ここを訪れる訳ではないが1週間に一度位は何か”変化”はないかと
注意しながら車を走らせる。今日来てみるとその”変化”はあった。今や”恒例”のことながら遊水地
の除草作業が始まっていた。いやもう”終わり”かけていた。昨年に比べると2カ月も早い。また昨年
に比べて何かやることに”変化”はないかと見て回ったが業者が変わっただけでやる内容や方法は
全く同じだった。
同じと言えば看板の「自然とふれあう体験型の都市緑地・・・」も文言・配置・写真も全く同じで今までの
ものをそっくり利用したようだ。だから前回も書いたが「コツブヌマハリイ」や「キジ」のことが全く触れられ
ていない。触れられていないというより”知っていながら””都合の悪いこと”は”意図的に隠し”市民を
”欺く”態度は何にも変わってはいない、極めて”ご都合主義”で”身勝手”な態度だ

※今回は北2/3を刈ったが残りは年末から年始にかけて麻機地区の”どんど焼き”に合わせて今回分も
含めてゴルフ場のような草刈りを行うに違いない。

2014,7,28撮影・記



静岡市はデタラメだ
ー自ら造り公表した作業内容すら反故にするー


無施工区域A、Dがありますが7/28に見た時は両方が無施工でしたが
今日来てみるとDは丸裸になっていた(この看板は未だ付いています)


この写真は7/28撮したもので重機の向こう側が刈られていない無施工区域です



これが今日の写真です。水路から左に三角形で無施工区域がありましたが丸裸です

今までの観察から猛暑の7〜10月中旬まではこの湿原にはキジはいない。多分周りのやや涼しい山
地に暑さを逃れて移動していると思われる。だから今除草をある程度してもそれはかまわないし種子が
出来る前の今は除草には適していると言えるかも知れない。しかし私が問題にしたいのはこのように
丸裸にしてしまえば涼しくなって10月に山地から再びこの湿原にキジが戻ってきた時僅かな隠れ場所
もないとなればキジは再び何処かへ逃げて飛んでいってしまうからである。
そのことから看板にある無施工区域が残されることに期待をかけたが無慈悲で無知な静岡市役所は
自ら決めた作業内容すら反故にする暴挙を行っている

2014,8,7撮影・記




何故オニバスだけが・・・
ーオニバスは大切でコツブヌマハリイは大切ではないのか?ー

この項を書くべきかどうか迷ったがやはり書くことにした。そしてこれはこの新しくできたオニバスの看板を
けなすのを目的で書くのではないこと。いやむしろ褒めてやりたい。だが同じコツブヌマハリイが全くこの
人達には眼中にないようなのでそのことを書きたい。





以上2枚が今回新しくできた案内看板です。これはこれでいいことなので褒めてやりたい。しかしこの看板から
200m北の湿原にはコツブヌマハリイが生えている。この湿原は前項で取り上げたが7/28と8/7の観察では
2/3が静岡市によって丸裸にされている。このコツブヌマハリイもオニバスと同様に絶滅危惧種第U類である。
しかもコツブヌマハリイは日本固有種で中日本でここだけである。日本全体でも数ヶ所であろう。一方オニバス
はインドまで熱帯に広く分布静岡県では5ヶ所ほど生えている。
私が分からないのは同じ第1工区遊水地であってしかも200m程しか離れていない。オニバスは大切に保護さ
れ案内看板も立っている。しかしコツブヌマハリイはどこに生えているのかロープも張られていないし案内看板も
立てられていない。巴川沿いの案内看板に小さな写真とイラストが2枚貼られているだけである(このページの上
段に記載)。そして自生地と思われる場所は直近ハンドガイドという牧場の草刈りに使われる機械で5センチに
丸裸にされている。どこに生えているのか市民には全く分からない状態なので”保護”もされていないし”大切”に
もされていないのだろう。私が疑問に思うのはこの行政の”姿勢”である。一方を大切にしながら一方を自ら絶滅
に追いやっている。静岡市がここに「あさはた緑地」という公園をつくろうとしコツブヌマハリイの自生の場所が正
に埋め立てられて「原らっぱ」という場所になる計画なので”後押し”している県としてもこのように”無視”する態度
に出ているのだろう。法に基づき公平に扱うべき公共機関がこのような役人の恣意的な都合で”保護と絶滅”とい
う相容れないことを同時に行っていることに釈然としないものを感じてしまう。

2014,8,13撮影・記



静岡市職員や市会関係者にまともで良識ある人は
一人もいないのか?
−恒例になった湿原の丸裸−

最近は撮りたい鳥があって県西部や東部そして県外に行くことが多くなった。従って余り麻機遊水地には以前の
ように訪れることは少なくなった。久し振りに今日第1工区に来てみて驚いた。もうこういう風景も私にとっては慣
れっこになっているとはいえ何回見ても”憤り”を感じざるをえない。
もう草刈りは全部終わった後で(昨年は12/20頃で今年は1カ月も早い)。工事に使ったハンドガイドという草刈
り機だけが1台残されていた。工事看板も付いていなかった。工事始める時に付け終わると同時に密かに外したに
違いない。
私が言いたいことは3年に渡り抗議してきているので本文としては繰り返さないが、せめて証拠写真だけは掲載し
市民と全国の愛鳥家、自然愛好家に喚起を促したい。いずれにせよこうなると静岡市職員や市会関係者にはもう
まともで法律を守るという人は一人もいないのではといわざるをえない。高給だけ取って市民の望む仕事はやらな
い。こんな人達に静岡市の将来や日本の将来を任せることができるのであろうか?

 
丸裸の風景                           草刈り機1台だけが残されていた

2014,11,30撮影・記



(証拠写真)「鳥獣保護区」で”どんど焼き”をするほうもするほうだが
”許可”したほうも問題だ!
ーこの人達は”自分たちさえよければ”、太鼓を打ち鳴らしてキジが”悲鳴”を上げながら逃げようがおかまいなしだー


上の写真のように草刈りが終わって1週間後この”どんど焼き”の看板が立てられていた。もう何回も書いてきているので
本文は繰り返さないが、”自分たちさえよければ”のこの呆れた”教養のなさ”は開いた口が塞がらない。この人達は地
球は人間の為だけにあるのではなく生きる全ての生物の為にあるという”当然の論理”さえ理解をしようとしない輩だ。

2014,12,20撮影・記



日本人はこういうのを”みっともない”と表現するのでしょう

看板の下に捨てられたゴミ

静清バイパス千代田上土ICそば、住所は葵区加藤島、ここは静岡市が所有する遊水地である。遊水地と言っても
池は僅かで(いや最近造った新しい池もある)、また水田や畑もある不思議な土地である(一部民地もあるのかも知れ
ない)。そのバイパスよりの一角にこの「鳥獣保護区」の看板は立っている。立っているのは良いがもう何年も斜めにな
っている。立てた県も斜めになっているのは知っているだろうが直そうともしない。と言うことは市民県民に「鳥獣保護」
を知らしめ守らせようと言うのは「この状態」から察するに”どうでもよいこと”なのかも知れない(熱意がないということだ)
それともこの看板の後にある「ゴミをすてないで」の看板が見えなくなるのでわざと斜めにしたのかも知れない。その「ゴ
ミをすてないで」の看板の下にはゴミが一杯捨てられていた。同じ日本人としてこのマナーは恥じることだ。トホホ・・・
一日何万台と車の通る表通りの出来事です。時々見回りもしないでろくな仕事もしないで高給を取っているのが県職
員である。こんな仕事ぶりで給料が出る公務員が”羨ましい”!!

2015,3,14撮影・記



これも一種の行政による「自然破壊」なのだろう

こんな細い灌木までこれから切ってしまうのだろうか?

既に切られたヤナギ

巴川が麻機方面へカーブするところには10本ほどのヤナギの大木が
あったが今は1本もない

そのヤナギの大木にはよくノスリが止まっていた
2013,1,21撮影

今私は野鳥の撮影に凝っている。従って麻機遊水地にもよくくる。家も近くホームグランドといっても良い位だ。その遊水地にも
余り変わりないように見えるが静岡市による「公園づくり」を初め色々なことが起こっている。今回取り上げるのもその1つである。
ここで会う何人の人から”巴川沿いのヤナギが切られたことは残念だ。納得行かない”との話を聞いてきた。私もその一人である。
その人は切っている所を見て多分作業員だろうが”何故切るのか”聞いてみたら”風で倒れた木が川をふさぐので切っている”と
のことだったそうだ。その人はそれ以上強くは言わなかったようだ。確かに私も昨年この川にヤナギの木が倒れているのを2回見
ている。しかしそれがヤナギの木を殺すように根元から切らなければならないのか私は疑問である。もっとよく考えれば或いはヤ
ナギの木がいかに大切なものかを考えれば他に方法もあったのではと考えられる。その1つは倒れた幹だけ切断し除去すれば良
いことではないかということである。仮に4本幹分かれし全部倒れたとしても川全体をふさいでしまうと言うことは絶対にあり得ないこ
とだ。しかし私が見たのは1本の幹が倒れただけだった。
県の職員はどうしてこんな「馬鹿なこと」ばかりするのだろうか?このヤナギが切られるまでの大木になったのは50年は経っている。
私が小さい頃から育った木である。写真のようにノスリ(鷹)もよく止まっていた。「巴川とヤナギ」1つの風物詩ともいえる風景だっ
た。そんな過去のことも知らないで(ここだけでなく例えば山梨の富士川「信玄堤」に行けば土手や生えたケヤキの大木が見られる
)、自然とは何かも勉強しないで、命の大切さも知らないで(当然ながらヤナギにも命がある)。ただ邪魔だから位の感覚切ってしま
う。県職員も死ぬ時が来れば1年1年がどんなに大切なことか分かるだろう。看板写真の「伐木を行っています」のようにこれからもヤ
ナギを切り続けるのであろうか?県知事は目をどこに付けているのであろうか。現場で何をしているのか全く知らないし知らされてい
ないであろう。県民には「森林税」まで取っておいて一方で木を切っている。こんなこと関西でしたら市民は黙っていないそうだ(関
西に20年住んだ人)。「物言わぬ県民・市民」だから役人もいい気になっいている。誰かが言わなければ役人による「自然破壊」は
続き自然はなくなってしまう。「気違いに刃物」とまでは言わないが「放蕩息子に税金」と言いたくなる位「余分で馬鹿なこと」を行っ
ている。

2015,3,14撮影・記


第3工区遊水地前、巴川川岸のヤナギの切り株
上の看板を見た時”いやな予感”がしました。やはり切られてしまいました。巴川で
一番枝振りがよく美しいヤナギでした。これで巴川の川岸のヤナギは全て切られて
しまいました。まさに「巴川残酷物語」です。

2015,3,20撮影・記



「看板に偽りあり」 新しく「池」を造っていながらただ「溜まった土砂を搬出してい
ます」だとさ・・。工事で傷んだ遊歩道を最後まできちんと修復してこそ工事が終
わったと言えるのではないか?
ー「何故池を造っています」と表現しないのかー
 
                                  
池は思ったより小さく50Mプール大
水深も1M位だ。従って「河川への負担軽減」は余り期待できないだろう
今までも管はあったが新しく水路を掘った
            向こうの端に新しく造った池が見える          
工事で傷んだ遊歩道↓
 
ここは第1工区、前林という町名で右に巴川が見える
昨年の大雨で左の遊水地から右の巴川へ濁流が流れ道に10pヘドロが溜
まっている。車は全く通れず歩行者も右の40pほどのコンクリを歩くよりほかない
ここは第3工区、駐車場付近で左に大きな池右に巴川
    左の大きな池から溢れた水が巴川へ流れ黄いばんだところに今も5p
ヘドロが。歩道の高さと池及び巴川の水面との差は2M、濁流はこの高さを
超えたことになる
市民・県民が望むのはこういう所を真っ先に直して欲しいことだ!!↑
 
メインの道中間点からこども病院方向への脇道
ここは10tダンプは通らなかったが作業員が通った道
時々こども病院の患者が車いすで水を避けながら通ります

 今日はほぼ乾いていたが雨が降るとグシャグシャで歩けない
 
管が横切っている付近
雨が止んで5日も経つのにまだ水が溜まっている
駐車場から造った池までのメインルート 
亀の甲羅のようになった道
 
この辺りが一番ひどい。深く沈んだ道
雨の日には大きな水たまりができる
一方池の北側は工事が済んで均されている

最初にお断りしますが私はこの工事に反対ではありません。ここで取り上げたのは行政の「工事に対する姿勢」です。タイトルにも書きましたが
この看板を見た人は皆何の工事をしているのか分かりませんでした。しかしながら工事の「最盛期」には10トンダンプがひっきりなしに出入りし
困った位です。
今から2カ月程前観察棟の北の大きな池の北側の方からチェンソーの大きな音が聞こえてきました。会った人に聞きましたらかなり広く木を切っ
ているとのことでした。「何の為に」と思いましたが橋の所の「土砂を搬出」の看板から私は「池を造っているのではないか」と直感しました。という
のは、はっきり月を覚えていませんが昨夏台風直後ここへ来た時既に水は引いていましたが木の幹に付いた濁流の跡から遊水地一面が海の
ようになったと分かりました。その高さは遊歩道から1.5M程ありました。「七夕豪雨」以来の大雨だったようです。このことから今回「池が足りな
い」と考えた県が池を造っているのではと考えました。事実「土砂の搬出」は「溜まった土砂」ではなく「新しく池を造る為の土砂」でした。確かに
この新しく造った「池」の入口には以前から10b四方の小さな池はありました。釣り人がよく「タナゴ」を釣っていた所です。ここに溜まった土砂
ならダンプ1〜2台で済んだでしょう。しかし今回搬出した土砂は数百台分です。
私には何故県が「池を造る為」と看板に表示しなかった訳は分かりませんが、昨夏の濁流の際何台かの乗用車が水没したとの情報をその後聞
きましたのでそのことと関係あるのでしょうか?(関係あるか分かりませんが巴川沿いに何十年も止めてあった車がガードレールで排除されまし
た。困ったことに排除された車の一部が狭い遊水池の駐車場に止められ最近は満車状態です)。それとも濁流になった原因が池が足りないと
言うことになれば「失策」を追求されることになるのでしょうか?いずれにしてももっと「正直」に書けば市民の理解や協力を得られたものを。こうい
うことばかりして「策を労せば」市民の行政に対する「不信」は更に増幅することになるでしょう。
最後に工事はほぼ終わったものの工事で傷んだ遊歩道はそのままです。常識的に工事で傷めば「修復」するのは当然だとは思いますがここの
関係者はその「常識」がなく「平気」なようです。雨になれば水溜まりだけでなく乾いたヘドロが水でドロドロになり歩けるものではありません。しか
も昨夏堤防を乗り越えて巴川に流れ込んだその堤防のヘドロは半年経ってもそのままです。県職員は全く「非常識」な人達です。

2015,3,14撮影・記



イベントの来訪者には温かく普段の来訪者には冷たい。トイレもない
全国一最低な文化県静岡県 

麻機遊水地第3工区にはトイレ※がないことは以前にも書いたが一向に造る気配がないので改めて書くことにした。第3工区は4つあ
る工区で一番広い面積を持っている。約55haである。タイトルにも書いたように昨年10月ここで「ウォークラリー」なるものが開催され
た時、そして3/15静岡流通センターの「大感謝祭」と連動して開催された「第2回遊水地フェスタ」の際にも仮設トイレが設置された。
しかしこういうイベントのある時以外はトイレはなく皆「タチション」をするなど不自由をさせられている。イベントの時に仮設であっても
設置すると言うことは県職員(ここの担当は静岡土木事務所)はやはりトイレがないと不自由と言うことは「分かっている」ようだ。しかる
にイベントが終わるとすぐ撤去してしまいそれ以外に訪れる人は「タチション」をさせられている。県知事と担当県職員は「何故ここに
トイレを造ることが出来ないのか」また逆に「イベントの時だけ何故仮設トイレを設置するのか」県民に明らかにすべきである。「出物
腫れ物所選ばず」と言われるように「我慢できるもの」ではない。男なら何とかなるが女性は悲惨だ。女性に「タチション」をさせるなん
て静岡県庁は「野蛮人」そのものだ。こんなこと位分かりそうなのに何十年と経つのに一向に造ろうともしない。この拙文を書くことによ
り静岡県庁と役人が如何に無能で冷たくまた全国に最低の文化県であることを知らしめ少しでも良心があるなら反省するよう促す為
書くことにした。

※2qほど離れた第4工区に静岡市設置のトイレが1つあるだけだ。

2015,3,18記



静岡市の全ての政党もこの「公園化」には賛成のようだ

本文:これじゃ戦前の「大政翼賛会」と同じだ。役人もそうだが政党自体も”陳腐化”
している。お先真っ暗で日本はこれでお仕舞いでしょ・・・・。

2015,8,19記



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