前ページ
再び丸山付近のブナの巨樹を捜す(伊豆市)
 
しら橋先の大カツラ
真ん中辺りの幹が枯れ左右に倒れている
 
天城峠の大ブナ(ブナ1)
ここは標高800m、こんな低い所にブナの巨木があるのが天城の特長である。右・その10畳敷きの露出した根
 
迂回路に立つイヌシデ?とその葉
 
迂回路に立つアカシデ?とその葉
 
迂回路に立つヒメシャラの大木と登山道いたる所一杯落ちていた花。ヒメシャラの花はお茶の花に似た小さな白
 
モミとすれば恐らく静岡県一、残念ながら10m上で落雷か強風で折れてしまった
 
ブナ2                                     ブナ3
                                        天城最大のブナは見付けられなかったが本日最大のブナで天城二か?

今日目指すは天城峠から「上り御幸歩道」を登って八丁池手前の「コマドリ歩道」にあるという天城一のブナを捜すことである(登山口の案内図の一部を抜粋)
径1m以上のブナを取り上げてみました(他にも多数あり)
 
迂回路手前のブナ
 
迂回路に立つブナ                                     向山峠のブナ
 
向山峠から水生地歩道の間のブナ                     コマドリ歩道のブナ
              
                    ウグイス歩道(ちょっとだけ歩いてみました)のブナ
目印や記念碑など
 
明治38年10万円の総工費で天城湯ヶ島町と河津町の間に開通。トンネルの中の電気見えますか?今でも通れます
 
天城峠の樹相−ブナも混じる
明治38年の旧天城トンネルが出来るまでこの峠が何百年と使われた古道。今も静かにその面影を残している。ベンチ右へは仁科峠、左は御幸歩道、下へは天城トンネル

迂回路の頂上付近の樹相−ブナの他ヒメシャラの高木が多い
 
向山峠近くの樹相−アセビが混じる                          上り御幸歩道の登山道の様子−全体として道は広い

水場付近から垣間見る天城主峰万三郎岳方面
 
真ん中、寒天駐車場の右に確かに「コマドリ歩道」の表示                                コマドリ歩道はなだらかでブナの純林が続く
この道標がないのではと思うくらいここまで長かった                                                          ・

寒天林道に出ました                                  付近はブナも多く、「野鳥の森」となっている様です(看板がきたないのが残念)

        真ん中・コマドリ歩道、右・八丁池、左・ウグイス歩道
伊豆市湯ケ島
天城山・上り御幸歩道・丸山付近
※地図は前ページをご覧下さい。
カツラ
目通り 8.0M
樹高 25.0M
ブナ1
目通り 4.0M
樹高 25.0M
ブナ2
目通り 4.0M
樹高 25.0M
ブナ3 本日の最大
目通り 5.0M
樹高 25.0M
イヌシデ?
目通り 2.7M
樹高 25.0M
アカシデ?
目通り 2.4M
樹高 20.0M
ヒメシャラ
目通り 2.7M
樹高 25.0M
モミ
目通り 5.0M
樹高 10.0M

7/2に行った時全くといってよいほどブ
ナは無かったので湯ケ島にある伊豆森
林管理署に所在を問い合わせていた所
3日後に返事が来た。
「丸山」は丸山でも丸山違いでもう1ヶ所
市境いの寒天林道から「コマドリ歩道」に
入った所にも「丸山」があるという。山の仕
事の人に聞いたら私が見たHPの「天城
一のブナ」はそこにあるという。
そこで今日は昭和天皇が登られた「上り
御幸歩道」を詰めて「コマドリ歩道」に入り
そのブナを捜すことにした。距離で約5q
標高差も余りないので片道2時間くらい
の計算で寒天林道のバスを使わず登るこ
とにした。
旧天城トンネルの所に車を止め登り始め
る。周りは鬱蒼とした高木の森で真夏で
あるがそれほど暑くはない。20分ほどで
峠に着いた。道標やベンチがありまたい
きなり目通り4Mのブナの大木が立って
いた。古道の「面影」を残す峠である。
更に御幸歩道を進む。この御幸歩道は
尾根より少し下で巻く様に付けられてい
る。広くて歩きやすい道だ。多分天皇に
も余り負担にならない様に付けられたの
だろう。周りはかなり自然林が残っていて
ブナの大木も散見される。
しばらくゆくと直進不可の看板、急な尾
根道に迂回させられる。急な斜面に付い
た昔の道が長い年月の間に崩落して迂
回させられる。高度差で100M位登らさ
れたであろうか。かなり疲れてしまった。
しかしこの迂回路の頂上辺りには大きな
ヒメシャラもあってその先にはモミとして
は県下最大のモミが立っていた。
道は再び昔の道に戻り平坦な道を進む。
この辺りも自然林が残っていて気持ちい
い。ブナやヒメシャラの大木が散見され
た。昼を過ぎたので涼みがてら昼食とす
る。風も爽やかで気持ちいい。しかしこ
の辺りで予定の2時間が経ってしまった。
再び歩き始めてまたもう1ヶ所迂回路が
ありその先は再び平坦な道がつずく。
ブナの大木も相変わらず散見される。
ワサビ田が見えたりその先は細い灌木
の林となって同じような道がどこまでもつ
ずく。かなり疲れてきた。ひょっとして「コ
マドリ歩道」の道標はなく行きすぎてし
まったのだろうか?と不安がよぎる。行き
すぎてしまったとすると八丁池まで行っ
て戻らなくてはならない。そうすると最
低1時間のロスだ。そんなことを考えな
がら登っていると平坦な場所に出てそこ
に「コマドリ歩道」の道標が立っていて
一安心。ここからはなだらかなブナの
「純林」の中の気持ちよい道を進む。「
どこに最大のブナはあるのだろうか?」
と捜しながら進むが径1M位のものばか
りだ。もうすぐ寒天林道にでるという手
前道のない100M程奥にブナの巨木
が見えたので近づく。今日見た最大で
目通り5M程あった。天城で二番目の
ブナかも知れない。「最大のブナはどこ
に?」と目を懲らすが見付けられなかっ
た。
寒天林道に出ていままで繋がらなかっ
た携帯が繋がったので伊豆森林管理
署に尋ねたが担当者が休みで分から
ないと言う。時間も大分経ち遅くなって
しまったのでこれ以上捜すのは止め諦
めて下山する。下山も距離が長く思っ
たより大変であった。登山口に着いた
のは6時をまわっていて暗くなり始めて
いた。

2013、7,12撮影

アクセス
片道5qほどであるが登り4時間、下り
3時間と意外に時間がかかってしまっ
た。
歩いていて昭和天皇は登ったのは若
い時だったとは思うが足が強かったの
だなと・・。1日で上り・下りの御幸歩道
を歩いたのか?それとも八丁池辺りに
一泊したのかな?などと。
もしもう一度行くなら夏期にバスを利用
するか水生地歩道を歩いてみようと思
う。