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三保の松原 「文学」の一節を紹介
 
最大の松
 
そこに立つ石碑と松林の美林
 
「羽衣の松」付近                                    それより西の松林

御穂神社までの「木道」 なにか「舞台」を歩いているような・・・
間に「文学の一節」が配置されている
 
廣津和郎                                   小堀遠州 (1579〜1647)
            詳しくは知りませんが確か映画監督                    江戸時代前期の茶人・造園家(豊臣家、徳川家に仕える)
 
天女が水浴中に羽衣を盗まれて天に帰れず人妻となって       
暮すうち、羽衣を探し出して昇天するという伝説。  
駿河国三保松原(有度浜)ほか  
秋里籬島編六巻。一七九七年(寛政九)刊。 
京都から江戸に至る東海道の名所・旧跡の図解説明書。
挿絵は主として竹原春泉斎・北尾政美の筆に成る。
 
高山樗牛(1871〜1902)                          閑吟集(1518年成る)
明治の評論家。最後は日蓮主義                     室町時代の小歌集で311首収める
 
「ちゃっきりぶし」に5番まであったのですね                    大正少年唱歌3(大正8年1月)    ・
その4番5番に「三保」が唄われている                                          ・
 
吉田兼好(1283頃〜1353頃)          
鎌倉末期の歌人。「徒然草」の著者
                           御穂神社側の終点 
 
静岡市清水区三保
三保の松原

クロマツ
目通り 3.0M
樹高 20.0M
「羽衣の松」より10分東
樹齢は150年前後か?

静岡県に住んでいれば一回か二回は
「三保の松原」に来たことはあるだろう。
私もそうであったがその時は余り「感動」
はしなかった。今回改めてきてみてそ
の素晴らしさ、美しさを再認識した。「年
のせい」であろうか? みほ
私が特に感心したのは御穂神社から
駐車場にかけての「木道」の周りである。
僅か250M程であるが4・5年前木道
にしたそうである。車で通ってしまえば
1〜2分であるが歩いてみるとなかなか
「味わい」がある。過去に来た人もこの
木道を歩いた人は少ないだろう。見て
いると「三保の松原」に来た観光客も「
羽衣の松」の方に行ってしまいこの木道
に気が付かないようだ。そこで私が取り
上げることにした。
松も曲がったり傾いたり太かったり細かっ
たりいろいろあるがそのことだけでも面白
い。人間の性格が一人一人違うように松
も違っている。松は真っ直ぐ伸びるものも
あるが杉や桧と違いくねるものが多く味
わい深い木だ。
そしてこの木道の間に10枚ほどの三保
を「称えた」?文学の一節が木版に刻ま
れている。いずれも明治や大正いやもっ
と昔のものもある。思うに当時は「鄙びた
漁村」のようなのどかで美しい風景で文
人が「保養」に来たのだろう。松林の向こ
うに見える駿河湾と伊豆また砂浜の向こ
うには雄大な富士山が見える。静岡には
沼津の「千本松原」もあるが全国これほど
の「松原」が何カ所あるのだろうか?
この木道を離れて「羽衣の松」の所から
東に遊歩道(自転車道路を兼ねている)
を1時間ほど歩いてみた。行けども行けど
も「松」で松のフィトンチットを浴びながら
進む。ここには北原白秋の歌碑。三保の
灯台はまだ先だったが伊豆がよく見えた。
私が感心したのは海岸の「テトラポット」
である。日本平の南岸や由比海岸などは
「テトラポット」で埋め尽くされているがこ
こは何故かそれが少ない。もし埋め尽くさ
れていれば「三保の松原」も台無しだ。こ
ういうことは「行政の配慮」があったに違い
ない。今はない「地引き網」も行われてい
たようだ。
※ちなみに「三保の松原」が「国名勝」に
指定されたのは大正11年であったという

2013,2、20撮影

アクセス
東名清水インターから30分


恥ずかしながら山行記録・変わってしまった山−浜石岳

山頂 若者や家族連れでで一杯。左にヤマザクラの花がまだ少し残っていた
  
全て植栽です 左・ミツバツツジ? 中・ドウダンツツジ 右・ヤマザクラ
 
南・さった峠方面と清水港 この笹は昔のままだ                   山頂直下の駐車場 名古屋ナンバーのバイクが30台
                                                大きなパラボナアンテナが2基も立っている

山頂直下の案内図の一部を載せました

たった100m以下時間にして3分ほどで
山頂に着いてしまう。恥ずかしいのだが
こんなの山行記録とはとても呼べないが
敢えて付けさせてもらった。
浜石岳は小学校中学校の遠足や昆虫
少年だった頃何度か来た懐かしい山だ。
当時は「さくらエビ」で有名な庵原郡由
比町だったが何年か前に静岡市と合併、
現在は清水区由比町だ。
当時は車道など無く海抜0mから標高7
00mの山頂まで2時間は掛かる結構大
変な山だった様に記憶している。車道が
できた後も車で10年に一度位は青少年
野外活動センターまではきて三本松とい
う所から駿河湾や伊豆を眺めたことはあ
る。しかし野外センター入口の所から分
かれる山頂への道はまだ通ったことはな
かった。今日はこの道を上ることにした。
驚くことにこの道は山頂へ100mもない
手前まで続いていた。
どんな様子だろうかと山頂を目指したが
3分ほどで付いてしまった。こんな楽に
着いてしまうと昔苦労した同じ山が同じ
山と感じられなくなってしまう。持ってき
た弁当を食べながらぼんやりと景色を
見たり昔のことを思い出そうとしたが、な
かなか頭の中にある記憶が一致しない。
それでも一条の記憶を呼び戻していると
友達と遊んだ甘酸っぱい様な何か寂し
い様な気持ちになっている自分に気が
付いた。

2013,4,14撮影

御殿山のスダジイ
ごてんやま
 
スダジイ1(最大)                     その上部
 
スダジイ2                      スダジイ3
 
                                         付近の鬱蒼たる樹相                    スダジイ近くの「さくらつりばし」

左下に蒲原城址が見えます
 
P3の模様(車4台ほど駐車可)                         さくらつりばしの道は夏草が茂り始めていた
 
山頂の「芝生広場」 物見台やトイレがあります
 
「観音穴」の由緒と石仏 距離が書いてなかったので戸惑いました。かなり遠く500M15分かかります
石仏が珍しいというより私はこの幅1.5M奥行き2.0Mほどの石の穴を多分手彫りで何年か掛けて掘ったのが珍しいような木がする。「けつ」と読まず「あな」と読ませることも。

観音穴へ行く途中の鉄の階段
静岡市清水区蒲原
御殿山「さくらつりばし」辺り

スダジイ1
目通り 5.0M
樹高 25.0M

スダジイ2、3
目通り 4.5M
樹高 25.0M

先日大丸山の中腹で会った方が御殿山
の近くの方でこの方より御殿山にサンコウ
チョウがいるというのでやって来た。ただ
時期は今ではなく桜の実が色ずく頃食
べに来るそうだ。
御殿山は桜の名所で時期には大勢の人
が訪れる。私も確か10年ほど前その時期
に八坂神社辺りから階段の道を頂上まで
登ったことがある。野鳥観察を始めるずっ
と前のことだ。その時も大木やヤシャブシ
の木があったのを覚えている。
今回は山居沢川沿いの広い車道を上が
り善福寺禅寺の所を右折して林道に入っ
た。こんな道があるのは今まで全く知らず
進むと山頂の「芝生広場」に出た。平日


なのか全く人はいない。静かな山頂を独
り占めだ。
サンコウチョウは下の方にいると聞いたの
でP3まで行って上から下ることにする。も
う夏草が伸びてもう少したてば歩きにくくな
ってしまうだろう。「さくらつりばし」を渡ると
森は深くなりここにスダジイの巨木が何本
か立っていた。雨上がりの翌日で樹肌が
どれも黒い。耳を澄ますと聞き慣れない
よい囀りの鳥の声も聞こえたが姿は見え
ない。耳を澄ませてサンコウチョウの鳴き
声は・・と注意深く聞き澄ませたが鳴き声
は聞くことはできなかった。
帰りの途中に「観音穴」の由緒があった
ので行ってみたが思ったより距離は長か
った。

2013,5,21撮影

アクセス
八坂神社や八幡神社からの登り道もあり
ます。標高110M前後の低い山ですが
木の階段が結構エライ。林道は寺から
10ほどで山頂についてしまう。


6/1再訪。地元の人5名で遊歩道の草刈りをしていました。
こういう地道な努力が道を守っています。

船越堤公園のクスノキ

根元で4本に株立ち。それぞれが径40p

クスノキの下より見た川沿いの道
静岡市清水区船越町
船越堤公園

クスノキ
目通り 4.8M 幹4本の合計
樹高 25.0M

船越堤公園は野鳥観察で何度か来て
いる。今日もその目的でやって来た。
北の池の奥の駐車場に車を置き、その
手前の分岐を左に、すぐ左の尾根に行
く道を登る。このクスノキは5分も登らな
い所に立っている。根元で4本に分か
れた株立ちのクスである。従って植栽
ではなく自生であろう。
この公園は日本平の東の裾野にあり小
さいながらも起伏に富んでいて山あり谷
ありで野趣を感じさせる公園である。そ
んな所が鳥にも好まれるのか結構鳥も
いる。

2014,1,25撮影