その他 東部地区




富士市 富士宮市 


山宮浅間神社の保存樹木(富士宮市)


ヒヨクヒバ(イトヒバ)



シダレザクラ



スギ


アクセス
山宮浅間神社は富士山スカイライン
の富士宮側からのぼり口左にある
スギの大木4本を含め参道が並木に
なっていて、富士宮市の保存樹木の
看板がある
手前入口にはヒヨクヒバ(イトヒバ)の
大木がある 葉が垂れ下がっている 
また参道半ばの左手民家に、盆栽
風のシダレザクラの大木が2本あった 

2000,4,8撮影
2000,5,15再訪問 


富士山で一番太い?木(富士宮市) 















西臼塚駐車場より富士を望む
アクセス
富士山スカイライン西臼塚駐車場100
M富士宮よりのところにある
1と2は道の下にあり名前は不明だが
カエデの仲間ではないか
3と4は道の上にありミズナラとおもわ
れる。近くにはブナも多い またヒメシ
ャラなどもある
西臼塚駐車場は整備刺されており、
富士山の雪景色は殊の外きれいであ
った。写真上 ゆっくりしてゆきたい
トイレも東側にある

2000,4,8撮影

2000,5,15再訪問 撮影
1−2はイタヤカエデ、3−4はミズナ
ラであった 5は新緑のミズナラ 6は
ケヤキ ケヤキの大木も何本かある

夫婦ケヤキ(富士宮市)


富士宮市猪之頭500
富士宮市保存木

2本
幹周り1.4〜2.9M

ミツバツツジの少し手前の道路端
にある

上井出のカヤ(富士宮市)





富士宮市上井出585
広場にある

目通り3.0M
樹高15.0M

富士宮市保存樹木H6,1,31
少し小粒だが、カヤの実が一杯落ちて
いた
根元にはヒガンバナが一杯咲いていた

アクセス
139号上井出の潤井川をすぎすぐ右


2000,9,20撮影

富士山村山口登山道の大モミ? (富士宮市 富士市) 





八幡堂の由来の看板


中宮八幡堂と広場


スカイラインとぶつかるところの道標
富士市境界標識より150Mほど東にある

参考
曼陀羅に見る
   400年前の富士登山
  (提供 富士宮市)
富士宮市粟倉
富士市大渕 
境界より少し富士市に入っているようだが
村山口登山道 中宮八幡堂近く

モミ 無指定
目通り 2.5M
樹高 25.0M

5月久し振りに村山浅間神社に寄った際に
神社脇の地図に村山登山道に大ケヤキと
大モミが載っていたので今回来てみた。実は
先週飯盛林道近くの村山口登山道を登り
大ケヤキを見ようとしたが道が崩れており断念
し、今回せめて大モミを見ようとトライしたもの
である。
村山口登山道はいくつかある富士山の登山道
であるが、近くに林道もあり、最も衰退が激しく
地元の人もほとんど歩いていないようだ。しかし
天照教反対側の道路脇に登山道の看板と
地図があり参考になった。ここから上は原生
林が多く道もしっかりしているようだ。地図では
西臼塚駐車場からの林道を行くと登山道に
ぶつかるように書かれていたのでそちらに回り
歩いてみた。20分ほど行くと村山口登山道の
道標があり、そこから登山道を登る。20分ほど
行くと開けた場所があり、祠が建っていた。看
板には天文年間(1400年頃)今川氏輝によ
り建てられた中宮八幡堂があり、明治37〜38
年まで瓦葺きの社殿があったそうである。
昔富士登山はここまで馬でこれたがこれから
先は徒歩、女性は女人禁制でここから頂上を
仰いだと書いてある。

お目当ての大モミはどこにあるのか。堂の脇を
沢に沿っていく道がある。そこを10分ほど行く
と道は不鮮明になってササに消えてしまった。
周りにモミはあるが大きいものはない。仕方なく
引き返すと沢にロープがあるところの反対に
比較的大きなモミが1本見えた。これが目当て
の大モミか?看板がないので分からないが見
た限りではこれが一番太かった。しかし、山梨
県で天然記念物に指定されているモミの半分
の太さである。富士山にはブナやミズナラ、ケ
ヤキの巨木はあるがモミはこれくらいが最大
に思う。

アクセス
スカイラインに抜ける登山道は堂がある広場
から真横にあり、すぐ沢を横切って上に向かっ
ている。道は所々不鮮明で倒木やササがある
が、比較的明るい原生林の中にあり30分ほど
行くとスカイラインを通る車の音が聞こえてきて
安心感が広がる。スカイラインとぶつかる所は
西臼塚から約2キロ御殿場寄りで、5合目有料
道路の分岐の手前であるよく見ないと見落とし
そうな小さな道標がある

今回久し振りに楽しい登山と木の見学
ができたが、富士山は懐の深い山であ
る。歩いてみてその歴史ある山の道の
一端に触れ息づかいのようなものがヒシ
ヒシと伝わってくるような気がした。
村山口登山道という数百年続いた富士
登山の道が忘れられて行くのは寂しい
限りである。これは精進口登山道にもい
えることである。
現在西臼塚駐車場の上には植物や
野鳥、動物の観察の立派な遊歩道が
富士宮市によって作られている。伐採
跡にはブナなどの植林が進められ何
百年後には原生林の復活が計られて
いる。当日私も30分ほど歩いてみたが、
カッコーも鳴いており、先週は近くで1
日中野鳥を望遠鏡で見ている人にもあ
った。数年前はこの近くで鹿を見ている
人もいた。
村山口登山道も併せて復活を望みた
いものだ


2003,6,5撮影



西臼塚小山のミズナラ(御神木)ほか(富士宮市) 
にしうすづか こやま





根元には祠が


ミズナラの大木の太さは?


頂上北のモミ林 植林か?


腰の曲がったブナ


水のないところのカツラは珍しい


整備された遊歩道

富士宮市粟倉
西臼塚小山山頂

ミズナラ
目通り 3.5M
樹高  20.0M
無指定

富士宮市のホームページ
富士山自然休養林−西臼塚コース
を見ていたところ、寄生火山の小山
1,293Mに御神木ありと書かれ
ていたので、何の木かと思いやって
きた。
小山は富士山に数十ある寄生火山の
一つで山頂へのマグマの噴火通路が
詰まった後、脇に噴き出した火口で
ある。
現在は自然休養林として原生林が保
護され、遊歩道が整備され、植物観
察、動物観察、ハイキング等に大変
よい環境が造られている。
当の御神木は行ってみるとミズナラ
であった。山の神の御神木である。
しかし写真でも分かるように、南側
の幹が地上2.5Mの所で折れて地
上に幹が倒れているのには驚いた。
樹齢300年とあるがこれも自然の
摂理であろう
遊歩道の周りには、この他にブナ、
ミズナラの巨木や、カエデ、モミ、
オオヤマザクラ、マユミなど数多
くの木が生えている。親切に樹種
の看板が着けてあるので分かりや
すい。水がないところにカツラの
大木があったのには驚いた。富士
山には所々街路樹として植えられ
ているが、自生の巨木があるとは
知らなかった。
この日は霧が深く、時間も余りな
かったのでゆっくりできなかった
が、天気のいい日にお弁当をもっ
て1日中ノンビリしたらどんなに
いいだろう。カッコー(夏場)は
じめ数多くの鳥も鳴いている。
アクセス
東名御殿場インター、富士インター
(西富士道路経由)より各45分
徒歩(登山)15分

撮影 2003,8,25

追記
現在富士宮市のこのホームページは
なくなっているようだ(2005,8,27)



大悟庵のスギ (富士宮市)
だいごあん





季節はずれのサツキの花

富士宮市星山
大悟庵(倭文神社) 曹洞宗のお寺

富士宮市指定天然記念物
目通り 5.9M
樹高 25.0M
樹齢 300年以上 推定
根元が少し傷んでいました

第六天神社の場所が分からず、地元
の人に聞いていたらこの木を教えてく
れた。この木はみんな知っていました
寺の横に神社があり、どちらかというと
神社側にある

アクセス
浄化センター手前200M右手の山側

撮影 2003,10,4

第六天神社のスダジイ (富士宮市)






野球場と明星山
富士宮市星山
野球場ウラ

富士宮市保存木
目通り 7.1M
樹高 20.0M
スダジイ

新潟の方のホームページ
信越地方の巨樹探訪を見ていたら
2002,12,25見たと写真とともに
載っていたのでやって来た。神社
は地図には載っておらず、来て地
元の人に聞けばすぐ分かると思った
が、四人目の稲刈り中の老人が知
っておりやっと教えていただいた。
新潟から来てよくこの木を見つけら
れたものだ。地図でもあったのだろ
うか?

なかなか樹形のよいシイではあるが
やや幹の皮が剥け傷みが進んでい


アクセス
野球場の駐車場に車を止め、脇の
車が通れるほどの未舗装の山道を
徒歩2分、100M

撮影 2003,10,4

神谷神明社のムクノキ (富士市)





社殿横の若いムクノキ

富士市神谷
神明社

富士市保存木 2本
目通り 7.5M
樹高  15.0M(元は24.0Mあつた
     らしい)
ムクノキ

これもやはり上の新潟の人のホーム
ページを見ていたら載っていたので
やって来た
幹の直径が2.0M以上あり、ムクノ
キとしては太さでは静岡県一であろ
う。しかし樹齢からか、裏に回ると大
きな空洞があり、上の大きな枝も折れ
た様で傷みが進み弱っているのは残
念だ

アクセス
根方街道は昔の街道で道が狭く曲が
りくねっている。また神社の周りの道も
狭く入口が分かりずらい。クリーニング
の看板を目当てにしていくといいだろう

撮影 2003,10,4

石井愛鷹神社の保存樹木(富士市)


スダジイ



ヤマザクラ


タブノキ



鳥居左に保存樹木の看板
富士市石井
石井愛鷹神社

富士市保存樹木
スダジイ
目通り 6.0M
樹高 25.0M

ヤマザクラ
目通り 2.1M
樹高 20.0M

タブノキ
目通り 2.4M
樹高 25.0M
愛鷹山の大岳登山ルート※の下調べに
やってきた際、保存樹木の看板が目に
入り見ることにした。
小さな神社で、社殿を取り巻くように社
叢は生えている。
特にスダジイは貫禄がある。

なお石井の名前は林道を1q行くと小さ
な看板があり、由緒が書かれている。

※尖った大岳が正面に見える桑崎林道
終点まで行ったが、とうとう登山道は見つ
けられなかった。困って愛鷹山荘の加藤
さんに電話してお伺いした所、須津川上
流の須津山荘100M下の山神社の所よ
り登山道があるが、道は不鮮明で上に行
くと笹がひどくかなり難しいという。自分とし
ては断念しようと思う。

2009,3,30撮影

桑崎のスダジイ(富士市)


富士市桑崎

スダジイ
目通り 4.0M
樹高 10.0M

偶然見つけました。
根元は岩のように見え、2つの幹に
分かれています。
路端で道路に覆い被さるように生え
ています。

2009,3,30撮影

端足峠のミズナラ(富士宮市) 
はした

峠西のミズナラ
ウロの上で幹がくの字になっている

峠北のブナ

中腹のイヌブナ

峠から見た霧の朝霧高原

暗いスギ林が続く

林道入口すぐのゲート
富士宮市根原
端足峠(静岡、山梨県境)
(端足峠は静岡、山梨の県境で2002年見学
の際は本栖湖から登ったので旧下部町の項
に載せましたが、今回は根原から登りましたの
で富士宮市の項に載せました)

ミズナラ
目通り 4.0M
樹高 15.0M
峠150M西。大きな縦割れのウロがある

ブナ
目通り 2.0M
樹高 15.0M
峠15M北

イヌブナ
目通り 3.0M
樹高 20.0M
中腹、沢近く。根元で幹分かれが著しい






天気予報では今日は雨模様のような
ので、本栖湖周辺をドライブがてら見
ようと出かけた。富士市近くに来ると
空は青空がのぞき始め雨の心配はな
さそうなので、予定を変更して根原か
ら端足峠(先に載せた長坂往還の一
部で東海自然歩道)を目指す。端足
峠は2002年本栖湖側から登ったこ
とがあり山行を繋げたいといういう気
持ちもあった。
根原のESSOのスタンドの手前100
Mのカーブミラーの所から林道に入
る。(この入口もスタンドで聞いたもの
だが)。しかし100M行くとゲートが掛
かっており広場に車を止める。そこか
ら暗いスギ林を1qほど行くと拓けた
所に出貯水池がある。ここには東海
自然歩道や端足峠などの道標があ
り迷うことはない。しばらく行くと山道
になり再び暗いスギやヒノキの林を進
む。道は広くこの辺は歩きやすい。
小さな沢の辺りから自然林になる。
ナラガシワやイヌブナが多い。根元
でかなり分岐した直径1.0Mのイヌ
ブナがある。大きな木は少ない。
この先から再び暗いスギ林になりか
つ道に拳から頭位の石が散乱し、そ
れが浮き石になっているので歩きに
くい。山登りなので当然なのかもしれ
ないが道標ばかりでなくこういう所まで
気を配ってくれるとありがたいのだが。
欲を言えば途中に展望台の1つも欲
しい。雨の日には道が沢にもなるよう
だ。鬱陶しい暗いスギ林を過ぎるとモ
ミが多い。多分自生であろう。大きな
モミはない。
この先が峠だ。本栖湖側は打って変
わってブナやミズナラの林になる。林
間に本栖湖も見える。
西側の雨ケ岳の方の様子を見るため
に少し歩いてみた。ちょっといった所
に目通り2.0Mのブナがあり、150
M位行き、道が下りかけた右15M下
に何やら大きな木が見えた。笹を掻
き分け近づくと根元から4M上にかけ
て大きなウロが裂けている。樹種は
よく分からないので双眼鏡で見ると葉
はミズナラのようだ。かなり斜めに生え
ウロの先で幹が急に細くなっている。
歩いてみて端足峠の道は佛峠に比
べて標高で150M高いだけでかなり
大変なようにも感じた。昔の人は足も
強かったのでこの位は平気であった
のかもしれないが。峠を越えずに中
道往還を先に行き本栖湖の南岸を
通る道もあったのではないかとも思い
たくなった。しかし南岸も竜ケ岳の斜
面が45度の勾配で湖に落ちている
ので果たして道があったかどうかは
自信がないが・・・。
(参考)端足峠への原生林




アクセス
ゲートから登山道入口まで30分。
そこから峠まで1時間。帰りはゲー
トまで1時間。
端足峠に着くと雨ケ岳と竜ケ岳の道
標はなかった。(手製の峠を示す道
標はあった。この辺が行政の片手落
ちというところであろうか)。いずれも
はっきりした道が付いている。「山岳
巡礼」では、1995年峠から竜ケ岳に
登った際、笹で道が無く登れなかっ
た、しかし2001年には登れるように
なっているようだと書かれている。折
角いい道を造ったのだから道標で大
いに宣伝をしてもらいたいのだが。山
で人に道を聞くわけにもいかないし。

2009,5,29撮影

下條のカヤ(富士宮市)
富士宮市下條1501

カヤ
目通り 3.0M
樹高 10.0M
H6,1,31市保存樹木
看板では目通り2.8Mとなってい
たが多分成長をしただろう。
今は何もないが、昔はお寺か民家
があったのだろうか?

桜の名所大石寺に寄ってみたが
今年はまだ全く咲いていなかった。
帰りに狩宿の国指定の下馬桜にも
寄ってみたがこちらも全く咲いてい
なかった。
芝川を通って帰る途中道を間違え
てしまい、通ったことのない道に入
ってしまって、怪我の功名か、偶然
見つけたのがこのカヤである。
カヤとしては大きくはないが、枝が
頭位まで枝垂れており、姿形の美
しいカヤであった。

アクセス
R469から東に1q位入った所であ
る。

2010,3,31撮影

松岡のムクロジ(富士市)
富士市松岡

ムクロジ
目通り 3.75M 実測値
樹高 12.0M
無指定

富士市の久沢の曽我寺に行く途中、
富士川橋を渡り、水神社を左折し1
q位行った土手道の右斜面に落葉
した大木が見えたので車を止めた。
樹高は低く枝を横に広げ枝先は湾
曲して上にピンと立っている。根元
に近づき肌を見ると細かく鱗片状に
剥げている。
「静岡県の歴史散歩」P115によれ
ば、富士川は江戸時代初期までは
もっと東を流れていて、氾濫を繰り
返していた。その氾濫地域の新田
開発を行ったのが古郡家の当主達
である。この北の岩本山の裾から
一番出し、二番出しを築いた。また
別に上から見ると雁の大群の形に
見えた「雁堤」も造った。全長2.7
q1674年のことであった。親子三
代50年の偉業である。この土手も
その当時のものであろうか?
この木は見たところ樹齢は100〜
150年前後ではと推測するが、種
子か幼木が上流から流れてきてこ
こに自生したのかもしれない。今は
水流は遙か西を流れている。
※この木は最初オニグルミと紹介し
ましたが、写真を撮るため葉をよく
見たらムクロジでした(2011,2,
8訂正)。


2011,2,6撮影

アクセス
富士駅から車で15分位。

半日水に浸け伸ばしました。緑色が甦っています。
葉は革質で縁は滑らかです。偶数葉状複葉が特徴です。
根元に一杯落ちていました。比較的珍しい木です。

曽我寺のシイ、カヤ他(富士市)
  
カヤ全景(本堂前)            その根元

シイ(本堂裏)
  
イチョウ(門前)               


曽我兄弟の像(富山の人が造ったという、台座に銘あり)
富士市久沢
曽我寺

カヤとシイは富士市指定天然記念物
カヤ
目通り 4.25M 実測値
樹高 20.0M
看板の表示より大きい。清掃の人の話
では雌株で寺創建当時のものという。

シイ
目通り 5.0M 目測
樹高 20.0M
主幹が折れているようで、空洞もあるよ
うだ。葉が茂って分かりにくいが・・。

イチョウ
目通り 3.3M 実測値
樹高 12.0M
上部が折れたようだ

先日島田市にある「虎御前の宝篋印塔」
を見た際、そこの説明看板に曽我十郎の
愛人が虎御前で、その後「静岡県の歴
史散歩」P112を見ていたら、その十郎の
墓が富士市にあることが分かり、更に虎
御前が2人の供養した玉渡神社がこの
近くにあるというのでやって来た。(義経
と静御前の様な関係であろうか?)
曽我寺は曽我兄弟の菩提寺で、来てみ
ると五輪塔の墓2基、新しい供養塔2基、
兄弟の像(写真)、本堂の中には位牌と
木像があるという。今は無住の寺で、偶
々清掃に来ていた男性と話をすることが
できた。今は富士宮の粟倉の重林寺が
管理をしているという。木や墓のこと虎
御前のことや関連史跡のことなど色々
教えてもらった。その人の話では2人の
関係を”想像”するところが面白いとい
う。
この後曾我兄弟の仇討ち関連を回った
が、今まで「仇討ち」には興味はなかっ
たが、回ってみるとなかなかおもしろかっ
た。(但し昔伊東に泊まった時薄暗い
山中に河津三郎の墓は見たことがあっ
た)
曾我兄弟と虎御前」のページを作成
しました。興味ある方はご覧下さい。

2011,2,6撮影

アクセス
東名富士ICから車で10分位。

曽我の隠れ岩のエノキとカエデ(富士宮市)

一番太いエノキの周りに植栽であろう等間隔にカエデが生えている

エノキ                隠れ岩(看板の所)は小公園になっている
富士宮市上井出
曽我の隠れ岩

エノキ
目通り 2.5M
樹高 20.0M

イロハカエデ
3本
目通り 1.5M
樹高 15.0M

曾我兄弟の史跡巡りでやって来た。
曽我の隠れ岩は小さな公園になっ
ていて丘に登るとベンチがあり、そ
の背後にカエデが3本多分植えられ
たものであろう。
カエデは成長が遅いと言われている
ので公園が最初に造られてから100
年位は経っているのではないかと推
測する。エノキは自生であろう。

2011,2,9撮影

曽我八幡宮のスギ(富士宮市)
富士宮市上井出
上原(わはら)

スギ
目通り 3.7M 実測値
樹高 30.0M
樹齢 300年推測

曾我兄弟の史跡巡りでやって来た。
この地は曾我兄弟が仇討ちの本懐
を遂げた後、十郎が殺された所という。
仇討ちから4年後頼朝が命じて曾我
兄弟を祭らさせたという。
付近は今は畑と住宅が何軒かあるが
当時はどんな所であったのだろうか?

2011,2,9 撮影

アクセス
曽我の隠れ岩から1qほど下、セブン
イレブンのところを200Mほど入る。 

西臼塚林道のオオモミジほか(富士市・富士宮市) 
 
オオモミジ1                         ブナ1

林道の様子
 
シカ除けでしょうか?フェンスの中にヒノキの幼木が植えられていました

分岐道標です。分からないので×印の左へ進みました。右は「山の村」
富士宮市粟倉
西臼塚林道

オオモミジ1
目通り 4.5M
樹高 20.0M

ブナ1
目通り 2.4M
樹高 15.0M

以前行った東臼塚南溶岩流の溶岩
樹型を西臼塚から行ける所まで行こう
とやって来た。
不安定な天気で市街は晴であったが
富士宮まで来ると富士山に黒い雨雲
の帯が掛かっていた。スカイラインを
上り西臼塚駐車場へ来ると雲間から
強い日差しが射していた。道は濡れ
ていて直前まで夕立が降っていたよ
うだ。天気のことを言えばこれから1
時間ほどは晴、その後は小雨となり
スカイラインを下りる時はかなりの霧
で本当にめまぐるしい。
何という林道か知らないが駐車場の
所からゲートをくぐり進む。この林道
は大分昔村山口登山道を歩いた時
途中まで来たことがある。国有林で
ヒノキの植林が多いが所々自然林も
残されている。
今は標識もないが村山口登山道の
交差を過ぎた自然林の中にオオモミ
ジの巨木が立っていた。ビッシリ苔に
被われコブのある根元はなかなかの
風格でオオモミジとしては最大級の1
本だろう。またその先にはブナがヤブ
の中に立っていた。
更に進むと拓けた場所となり「ニッセ
イ富士の森」の看板が立っていた。
樹木を植えることは大変よいことだが
将来の計画はどのようになっているの
だろうか?願わくば20か30年後木が
大きくなった時フェンスでなく市民にも
触れる形にして欲しいものだ。
結果からいうと溶岩樹型は分岐より右
の「山の村」方向に行くのがよいようだ。

2011,8,8撮影

アクセス
ニッセイの森まで50分位であった。
咲いていた花々
 
ハナチダケサシ?                     オオウバユリ
ゲート近くに群生。図鑑では花期は5〜7月      ニッセイの森の手前の道路脇に2輪咲いていました
                                丈が1M以上あり大きいのでビックリしました
ウラジロモミ他を追加
 
ウラジロモミ 落ちていた葉で確認          左・ヒメシャラ   右・オオモミジ2
 
オオモミジ3                                ブナ2

ミズナラ
富士市大淵
西臼塚林道

ウラジロモミ
目通り 3.3M
樹高 25.0M

オオモミジ2
目通り 3.0M
樹高 15.0M

ヒメシャラ
目通り 1.7M
樹高 15.0M

ミズナラ1 
目通り 2.4M
樹高 20.0M

ブナ
目通り 2.4M
樹高 20.0M

オオモミジ3
目通り 2.4M
樹高 15.0M

今日は本栖みち北方の峰に再度
行こうと本栖湖中之倉トンネルの所
まで来ると台風15号の土砂崩れで
通行止めだったので、急遽富士山
スカイライン西臼塚東方の林道を歩
くことに変更した。

 

8/8にニッセイの森の方に歩いた
が今日はその分岐を右にすすむ。
この林道は前回名がわからなかっ
たが「西臼塚林道」と道標に書いて
あった。
分岐から直ぐの林の中に大きなモ
ミらしきものが見えたので近づく。
台風による落ち葉でウラジロモミと
確認、今日は幸先がよい。
その先はススキの原の林道でかな
り長い、30分くらいは歩いただろう。
再び森となり涸れた沢のガラン沢
と標識が立っている所に45度の斜
めに生えたオオモミジとその横にヒ
メシャラの大木が立っていた。
この先はまた分岐で「ハイキングコ
ースでない」の方の林道にすすむ。
暗い植林帯で道も少し荒れ気味だ。
10分ほど行って引き返す。分岐ま
で戻ると100M位下に何やら大き
な木が見えたので近づく。オオモミ
ジであった。この付近は自然林で
道路から少し入った林の中にミズナ
ラの大木とブナの大木が立ってい
た。
今日も東臼塚南方溶岩樹型の道
を捜したが見付けることはできなか
った。

2011,9,23撮影

アクセス
引き返し地点まで片道1時間半位
でした。


ススキ原が長くつずく
生憎富士山は見えませんでした


 
吉原支線林道                         この標識を左折、10分ほど行き引き返す
 
この先にオオモミジ1あり             この所にオオモミジ2あり
咲いていた花々 
  
アケボノソウ(拡大)                            同・別株                  ギンリョウソウ かなり太く大きい
  
モミの球果 長さ約10p                        レイジンソウ                        ヤマシロギク
※別の図鑑を見ていたらシラヤマギクではなく    
ヤマシロギクと判明しました         
  
ミヤマタニソバ?                    フジテンニンソウ?              アキノタムラソウ
  
イタドリ                                 ヤマアジサイ                 アケビの実 まだ堅く食べられなかった
  
ヤマシロギク(拡大) 群生                     ゴマナ 群生                  ヨメナ(薄紫色) 葉は細い
ヨメナは兎も角ヤマシロギクとゴマナの区別は難しい。ヤマシロギクは花も葉もやや大きく林縁に生え、
ゴマナは花も葉もやや小さく草地に生える傾向がある。しかし中間もあるので迷ってしまう
  
サラシナショウマの蕾                   アキノキリンソウ                        シュウカイドウ?
   
                    ナンブアザミ?                 ウラシマソウ?                オオサワトリカブト?
                                                                     鮮やかな青、とっても猛毒がある様には思えませんが・・・
                                                                     富士山にあるホソバトリカブトの近似種?

初秋の富士山。林道を長く歩いていると意外と花々が咲いていた。
一番目立ったのは至る所ヤマシロギクとゴマナの群生でした。
今回の収穫は8/17,9/10安倍川上流大谷川の林道で見付けた
リンドウらしき花がここで咲いていたことです。名は同じリンドウ科の
「アケボノソウ」といい、ホトトギスのように花の先に洒落た斑点があり清楚で
尚かつ上の写真の様に大株になると華麗でもあります。白い花全部が
1株の花です。花火の様に散らばっています。大変気に入りました。
オオモミジ4、キハダ?、シナノキ、ミズナラ2を追加
 
オオモミジ4(オオモミジ1とほぼ同格)               シナノキ(根元に大きなウロ)
付近はまるで原始の世界。岩に苔が付き、獣道がはしる)
 
ミズナラ2                                    キハダ?(最大。幹に深い切れ込みがある。手前蔦の絡んだのも同種)

近くのやや小ぶりのキハダ? 幹周囲2.7M
富士宮市西臼塚
西臼塚林道

オオモミジ4
目通り 4.5M
樹高 25.0M

シナノキ
目通り 6.0M
樹高 20.0M

ミズナラ2
目通り 3.0M
樹高 20.0M

キハダ?(最大)
目通り 3.0M
樹高 25.0M

西臼塚林道もかれこれ数回来ている。
既に大木は見ているので今日は野鳥
狙いを中心に歩くことにする。道端に
は黄色い小さな花のミツバツチグリや
白いシロバナノヘビイチゴ、また清楚
なサンリンソウなどの群落を見ることが
できた。
10分ほど歩いた時低いヒノキ林の暗
い林の中からミソサザイのさえずりが
聞こえてきた。私の好きな囀りだ。沢
のない暗いヒノキ林なのでいることが
不思議な位だ。写真は撮れなかった
が姿はちらっと見ることができた。その
先10分位のところでも別のもう1羽が
鳴いていた。こちらは地鳴きが多く囀
りは下手だった。
その先は植林が切れ自然林が残って
いる。葉も大分茂り、その葉の間から
オオルリやコルリなどの鳴き声が聞こ
えてくる。オオルリを何とか撮ろうとす
るが樹冠を鳴きながら移動するので
ちらっと見えても直ぐ姿を失ってしま
いとうとう諦める。
引き返す途中以前見たオオモミジ1
の奥100Mほどに何やら大木が見え
た。斜面を奥に進む。道はないが藪
はないので支障はない。するとオオ
モミジ4が見えてきた。1とほぼ同格だ。
そのすぐ側にシナノキが立っていた。
根元に大きなウロがあるが立派なシ
ナノキだ。その先にはやや小ぶりで
はあるがミズナラ2も立っていた。
元のところに戻る途中今まで余り見た
ことのない幹に深い切れ込みのある
大木が3本立っていた。ハリギリの葉
も落ちていたが同定はできなかった。
自分の勉強不足を嘆く。翌朝目が覚
めてひょっとしてキハダという木では
ないかと思い図鑑を見る。25Mにも
なるものがあると書いてあり、漢方で
黄檗とはキハダのことで厚いコルク
質の下の黄色い部分が漢方になる
らしい。今の自分の知識では断定は
できないがキハダの可能性が高い様
に思う。
富士山はご存じの様に日本一の山で
あるが、自然という観点から見れば植
林もかなり進んではいるものの、自然
林もかなり残されており観察にとって
も面白いところである。この付近だけ
見てもかなりの大木があり雰囲気的に
は「原始の世界」ってこんな感じなの
かなあと思わせるところがある。

2012,5,18撮影

アクセス
西臼塚駐車場より徒歩30分。今年道
路の反対側の駐車場にトイレができま
した。



次ページ