昔の手ノミで刻んだ石段を山門の方へ上がると
左に木柵に囲まれた建家がある。
そっと中を覗くと仏様が3種安置されていた。

一番左は青銅製であろうか?菩薩像が2体。
その口元をみてビックリした。
あのモナリザのような、国宝の弥勒菩薩のような、
僅かに微笑んでいる。こんな所に凄いものがあるな!という感じ。

真ん中に目をやると石造りの地蔵様が6体。
こちらも何となく穏やかで福よかだ。

更に右のお地蔵様は子供であろうか。皆幼げなあどけない
顔をしていた。

虚飾を廃した清楚で静寂に包まれた佇まいの寺であった。

大福禅寺
静岡市清水区鳥坂
2011,1,26撮影