大月市

堀之内の大ケヤキ




大月市富浜町鳥沢3393
諏訪犬嶋神社

市指定天然記念物 出所100選
目通り 8.0M
樹高 40.0M
樹齢 400年
ルート20からも気を付けていれば
すぐ分かる
樹齢はそれほどないようだが、巨
大なケヤキである
アクセス
ルート20から車で1分
鎌倉時代鎌田兵衛慰という人が
所領を賜りここに館を建てたという



2001,10,14撮影

小篠のイトヒバ




大月市猿橋町小篠657−1
原ふじえさん所有地

市指定天然記念物 出所100選
目通り3.8M
樹高18.0M
樹齢300年
小篠集落の西に稟とそびえている

アクセス
堀の内のケヤキより桂川を渡り5分
木の隣には墓地があり、かって寺の
境内に植えられていたものと言われ
ている




2001,10,14撮影

寛城のカエデ
ゆるぎ







大月市七保町林850
浅間神社 小俣建夫さん所有

大月市指定天然記念物
出所 100選 P160
目通り 3.1M
樹高 10.0M
樹齢 400年
イロハカエデ

浅間神社といつても小さな赤い
鳥居と祠があるだけである
秋の紅葉はさぞ美しいことだろう
一度見てみたいものだ
祠の右にはエゾエノキの大木があ
る。最初ケヤキかと思ったが家に帰
り本を見るとエノキであった。これも
山梨ではトップクラスであろう。併せ
て指定を望みたいものだ
アクセス
R20からのR139は分かりにくかった。
細い道をしばらく行くと七保町に着く。
路端に看板がありそこから乗用車が
やっと通れる細い道を上がる。カーブ
した所に車を置きすく上の細い道を
2分ほど上がる。看板が少ないので
分かりにくい。ここにも看板が欲しい
寛城(ゆるぎ)とは風の強い所と言う
意味だそうである






2002,9,26撮影

全福寺のタラヨウ





大月市賑岡町強瀬425
全福寺

S28,9,9県指定
目通り2.0M
樹高17.0M
樹齢300年

根元に空洞あり
タラヨウはモチノキ科の暖帯常緑高木で
この地では珍しい。葉は泰山木に似てい
て赤い実を沢山付けていた
葉を傷つけると黒い汁が出て字が書ける
そうである


アクセス
R20より10分

2002,9,26撮影

藤沢の大スギ 





大月市下初狩字藤沢
子神社

市指定天然記念物
出所 100選 P210
目通り 6.2M
樹高 45M
 
神社の境内に立っている。樹高の
高い木だ

アクセス
R20より車で10分

200.,12,20撮影

福正寺のヒムロ 





横に大きな泰山木

大月市真木
福正寺

無指定
出所 100選 P210
目通り 3.3M
樹高 25M

本殿前にスーッと立っている
ヒムロはヒノキ科である
横に大きな泰山木もある

アクセス
R20よりくるまで15分

2003,12,20撮影

笹子峠の矢立のスギ  





空洞から上を仰ぐ。空が見えた




明治天皇御立台の碑


うっすらと雪化粧の旧甲州街道


大月市笹子町黒野田字笹子

県指定天然記念物
目通り 9.1M
樹高 24.0M
樹齢 1000年 伝承

古くからの甲州街道の名木で知られた
木である。旅人もこの木の根元でひと
休みしたことであろう。源頼朝が巻狩り
にきて矢をいったところ幹に刺さったと
いう
山梨巨樹・名木100選P156によれば
昭和4年の火災で幹の内部は上まで
空洞となり中から上を仰ぐと空が丸く
見えると書いてある。私も中に入り上を
仰いでみたら本の通りであった

今年は余り木の見学ができなかったが
矢立の杉だけは何とかみたいと思って
いたが、見ることができてホットしている






アクセス
R20からR212を上り、遊歩道の看板
まで車で10分、そこから遊歩道(旧甲
州街道)徒歩20分
注)R212は冬季雪で閉鎖になるよう


道幅は1間以上あり、急なところもなく
天気さえよければのどかな散歩を楽
しめる

明治38年創業のみどりやの「笹子
餅」の菓子箱には次のように書かれ
ている。「甲州街道第一の難所笹子
峠は、東海道の箱根とともに天下の
険うたわれ、旅人たちは矢立の杉の
木陰で汗を拭き、茶屋の力餅の風味
を楽しみながら、開け行く甲州路を眺
めたものです。明治36年中央線の開
通により日本一長い笹子トンネルとし
て有名になりましたものの、旅客は煤
煙と手持ち無沙汰に悩まされました
。・・・」

明治天皇もここを歩いたようだ(明治
40年付近で大洪水があり、その視
察に訪れたという)。信玄も家康も通
ったことであろう

2003,12,20撮影

立野峠手前の大トチノキ  
 たちの







もう1本の大トチノキ



目通り2.5Mのモミ


登山道入口

大月市梁川町
立野峠手前

トチノキ 無指定
目通り 8.0M 最大
樹高 25.0M 最大
2本
目通り 5.0M
樹高 20.0M
2本

今年最後の見学は12/7の伊豆山
稜線歩道のブナ見学でやめるつもり
であったが、偶々休みが取れたので
先日、「峠のむこうへ」のホームペー
ジに載っていた立野峠の大トチノキ
の見学を急遽実施することとした。
その後確認のためそのページを見た
ら、「夏の終わりの小さな峠」という項
に私が見たと同じ写真が載っていた。 
前夜夜行で家を出、河口湖のホテル
に泊まる。朝、中央道で大月に入る。
登山口に車を置き、歩き始める。北
斜面でスギの植林の暗い道であるが
なだらかで歩きやすい。沢に沿って
しばらく歩くと、沢筋に沿って灌木が
増えてくる。大きな葉のホオノキの落
ち葉が目立つ。大きなモミを過ぎた
辺りから落葉樹が増え、最初のトチノ
キが現れるが、お目当ての大きさで
はない。目通り3.0M、5.0Mを見、
その先の木のベンチのある対岸に、
正にこれだというトチノキが現れた。
沢を渡り10Mほど登り木の根元に辿
り着く。これから行く人も是非根元に
行って欲しい。このトチは旧須玉町
の天然記念物の日影のトチノキと同
格だ。トチノキとしては最大級である。
この森は恩賜林の県有林で指定も
容易なはずだが・・・。
この木を見て更に進み、150Mほど行
ったスギ林の50Mほど上部にもう1本
同格のトチノキが見えてきた。無理を
すれば根元まで行けないことはない
が、写真だけでやめにした。
これから10分ほど歩くと少し開けた水
場につき、小休止して峠まで行かずに
引き帰ることにした。
トチノキがある場所はせいぜい400M
前後の距離であるが、正にトチノキの
宝庫といえる山である。
登山口に戻り、看板のマップを見ると
梁川の1つ先の鳥沢の奥の沢で石仏
と書かれた先に大トチノキの記載があ
る。時間の関係で見ることはできない
が、この木も多分同格のトチノキであ
ろう。

アクセス
登山口から水場まで約1時間である。
アップダウンのすくない楽な登山であ
る。

帰りに10qほど甲府よりの桂川の景
勝の地、猿橋(さるばし、下)を見学。






2006,12,18撮影