中 富 町 (現身延町)

大聖寺のケヤキ
中富町八日市場
大聖寺

町指定
目通り6.8M
樹高25.0M
根回り15.0M
樹齢900年

根元から5M上まで大きな空洞がある
新羅三郎お手植えと伝えられている

アクセス
R52号から2分はいる
民族資料館となり

2001,5,2撮影

下田原のコノテガシワ
しもたばら
中富町下田原
若林さん宅

町指定天然記念物
目通り 2.5M
樹高 15.0M
樹齢200年 推定

地上1Mほどのところで十数本に枝
分かれしている
ヒノキ科で元文年間今から260年ほ
ど前中国から渡来した
葉は直立し表裏がない

若林さん夫婦が出てきてくれ色々説
明してくれた。この木は先代が争議の
仲裁に入ったとき、静岡県富士宮市北
山本門寺から分けてもらったそうである
昔県から指定の話もあつたが、門の
入口にあり指定されると出入りできな
くなるので断ったとか。話をしていると
秋山樹好さんが書いた「山梨県巨樹
名木誌」という本に載っているといって
本を見せてくれた。秋山さんは甲府市
の人で1899年生まれ、小学校の校
長をやったとの略歴が書かれていた
恐らくもう亡くなっているとは思うが、S
39年に出された本には他に3本のコノ
テガシワや今は枯死した八代町のクヌ
ギ、須玉町上津金のヒメバラモミなども
白黒の写真であるが載っていた。今から
40年も前に同じ趣味の人がいたのだと
思いを馳せる。印刷の甲府市サンニチ
出版はNTTに聞いたが分からなかった。
その後の調べでどうも山梨日日新聞出
版部らしいが担当者は昔の本でデータ
も在庫もないとのことでした。
若林さんは先代が植えた庭の木を見せ
てくれ、夫人はいい趣味だといつて缶
ジュースをくれた。いい夫婦である。
通りすがりに偶然見つけた木であったが
こんな話を聞けるのも天然記念物見学
の面白いところである


アクセス
52号中富町の信号を折れ、富士川
橋をわたって500M、2分
道路沿いにある





2001,8,20撮影