身 延 町



久遠寺三門のスギ並木

身延町上の山4226−1
久遠寺

目通り 6.0M 最大
樹高 35.0M 最大

大きな山門を過ぎると石畳がありその両脇
に目通り5.0M以上のものが約10本ある。
石畳一番奥の右にあるのが最大のスギで
ある。樹齢500年前後と推定される
山門を車で過ぎロープウェイの方に向かう
途中に大きなイチョウがある(無指定、
写真上左と中)。雷が落ちたのか、根元に
大きな空洞がある
アクセス
身延線身延駅よりバス15分

身延山久遠寺は日蓮宗の大本山 
写真上
この日も雨であったが、全国より多数
の信者、観光客が訪れていた
平成14年は開山750周年だそうだ

2000,11,2撮影
2009,6,26三門石畳のスギの写真を
        入れ替えました。


三門石畳一番奥の最大のスギ

鏡円坊のサクラ(イトザクラ)
きょうえんぼう
身延町梅平2780
鏡円坊

県指定天然記念物
S39,2,20指定
イトザクラ=シダレザクラ
目通り 3.75M
樹高 15.0M
大分弱ってきているようだ

新しくできたバイパスの横にあり
過去にここを通ったとき、全山シダレ
ザクラが満開で、数人のカメラマ
ンが撮影していたのを思い出した
アクセス
身延駅より車で10分
日蓮宗のお寺
江戸時代南部公の隠居所があったようだ


2000,11,2撮影
2000,12,5撮影 写真入れ替え
2001,4,5撮影 開花 写真下

サクラ越しに見る身延山

2006年も
  満開でした 右2枚
ソメイヨシノは未開花でしたが、シダレ
ザクラだけは満開でした。
   
       2006,3,27


ほぼ満開の樹上に見える身延山 サクラはヤエベニシダレであった(やや望遠で撮す)

古木が上に見える。2010,3,31撮影
身延まで来ると、久遠寺のシダレザクラは警備員が52号入口に
立って駐車規制をしていた。最近は全国に知れ渡っているようだ。
こちら鏡円坊も近くなので合わせて見てもらいたいものだ。

本遠寺のクスノキ

身延町大野839
本遠寺

町指定
目通り6.2M
樹高16.0M
樹齢390年 寺創立時のもの
出所100選

昭和初期主幹が折れ5M上で
3つに枝分かれしているが、樹勢
はおおせいである

アクセス
身延駅から車で5分

お万の方の井戸がある。歴史にうといが
お万の方は家康の側室だった人か?




2001,5,2撮影

樋之上のヤマボウシ
ひのうえ

プロペラのような花が上向に咲く
(参考−別の場所の花)

建物は3軒あるが2軒しか住んでいない

針原のホウノキ

根元

直径15pある大きな花だ


垈拡大図
身延町樋之上字垈(ぬた)
熊谷義正さん宅

S42,5,29県指定
幹周囲1.6M
樹高16.0M
ミヅキ科

山梨県で一番大きなヤマボウシ
根元近くで2つに幹が分かれている
花は白くプロペラのような形をしている
5〜6月開花 写真中段中 (近くの畑で)
3度目の挑戦でやっと見ることができた

町の杭が2本とも腐って倒れていたので
直してほしい
木の場所が分かりにくいので案内板がほ
しい

3段目は途中の部落針原の上100Mの
路端にあるホウノキの大木である
10センチほどの大きな白い花が咲いて
いました

アクセス
甲斐大島駅より車で30分、徒歩5分
道は舗装してあるが悪路。標高500m
付近。一番上の熊谷さんの裏山にある
垈は現在3軒の家がある。3軒とも熊谷さ
んである。鎌倉時代の熊谷直実を祖先に
もつという。
2月大雪の後話をした下の熊谷さんの
おばあさんの家を訪れお茶をいただく。
明るいおばあさんである。ご主人は亡く
なり一人暮らしである。こんな山の中で
生活に不便はないかとか、一人暮らし
はどうかとか世間話をする。一人暮らし
もなれたとか。今は晴耕雨読の生活で
ある。
昔は元蚕といってカイコの卵を沢山とっ
ていたそうである。最近は昭和町にい
る息子さんの子の結婚式にでたそうである
時代は変わった。便利さを求めて山を下り
昔8軒あった垈も今は3軒。もしおばあさ
んたちが亡くなったらこの垈はどうなるの
か。最近白根町大嵐の須沢という部落が
なくなったのを見てきた。おなじような道を
たどるのか。21世紀、何百年も時計がとま
ったような山奥の部落。温泉でも出て観光
客がくれば別だが。

それと2月来たとき垈から500Mほど下の
山の斜面でニホンカモシカの子(2〜3歳
か)を見た。こちらをジッと見ていた。役場
に聞くと20年ほど前からいるという。おばあ
さんの話ではクマ、サル、イノシシ、シカな
どがすぐ近くにくるそうである

2001,5,20撮影
ヤマボウシに行く道がなくなってしまった!
タカオモミジの見学が不発に終わり、久し振りに
ヤマボウシを見ようと垈に来てみたが、一番上に
あった家は数年前に山を降りてしまい、家の前
を通りヤマボウシのある所に付いていた道も雑
草と藪に覆われてしまい、とうとう行くことができ
なかった。
山梨県及び身延町に指定されたこのヤマボウ
シはもう見ることはできなくなってしまうのだろうか
?指定はどうなってしまうのであろうか?

2009,10,29訪問、記


垈の路端で見つけたヒメシャラの種子
この中に種がある

日蓮上人お手植のスギ
身延町身延字上の山
久遠寺奥の院(身延山山頂)

4本 町指定
目通り 5.6M
樹高 27.0M
樹齢700年

日蓮が父、母、恩師、蒙古退散を
祈って植えたという
根元はしつかりしているが、上は
どれも傷んでいる

アクセス
身延山山頂1153Mにあり、ロープ
ウェイ片道7分、680円を利用するの
がベターだ。
なお久遠寺西1q徒歩15分の所に
日蓮御廟がある。道は落葉一つなく
掃き清められており、厳粛な気持ち
になる。そのすぐ下には日蓮が9年
過ごした草庵跡があり、その前に目
通り6.0Mのスキがある。写真下

2001,6,17撮影

山上のロープウェイ発着所

日蓮上人御墓

草庵前のスギ

身延山の千本スギ 東洋一の美林

林道を下りてくると千本スギの森が見える

見学のための?ベンチが用意され
ている



千本杉から下りてくる途中のモミ
身延町身延字上の山
久遠寺所有

S34,2,9県指定
180本の巨木林 0.84ha
目通り 6.3M 最大
樹高 62.0M 最大

感井坊で場所を聞くと2q下という。
こんもりした森が見えてきた。なんと
目通り3M以上のスギが何百本とあ
るのではないか。得も言われぬ空
間て゜ある。将来寺院の改築にでも
と植えられたのかもしれないが、こ
ういう形で残ったということは素晴ら
しいことである。ベンチもあり暫く休
憩し雰囲気を堪能した。

昭和6年東大嶺教授が東洋一の
美林と認定、平成9年県の調査
でも維持されているという。

付近にはモミと思われる樹高の
高い巨木も多い。林道にはカエデ
やイチョウが植えられている。100
年後200年後が楽しみだ。

アクセス
久遠寺西方7q。林道も身延山山
頂まであるが下にゲートがあるようだ。
2時間はかかるようなので、家族連
れや足に自信のない人は身延山
ロープウェイを利用した方がよい。
それでも千本スギまで1時間かかる。
下りはそこから更に2時間だ

2001,6,17撮影

久遠寺のイトザクラ
身延町
久遠寺境内 2本

全国的にも有名なサクラ
静岡辺りでもソメイヨシノが満開では
ない状況で、身延山ロープウェイ事
務所に開花状況を聞くと満開に近
いというので出かけてきたら、言うと
おりの美しさで咲いていた。境内は
老若男女全国からの花見客等で賑
わっていた
アクセス
シーズン中は参道は車が大渋滞するよう

5qほど下部よりの「杉山」という看板の
所から入れば裏道でロープウェイ近くに
抜けられる






2003,4,1撮影

樋之上のタカオモミジ(看板のみ)



久し振りに垈(ぬた)にやって来た。垈の上の林道はどれほ
どできたのだろうかと、最初は北に進むと2qほど先で行き
止まりであった※。引き返し南に向かうと3qほど先で行きま
りであった。先日北の椿草里で会った人の話では、内船か
ら椿草里まで貫通するにあと10年は掛かると言ったことは
本当だろう。全山と言っていいほど植えられたスギやヒノキ
をこれから50年、100年かけて運ぶためのものと思われる。
この林道に入るには現在はR10樋之上から針原、垈を通
る道しかない。
途中タカオモミジ(イロハカエデと同じ)の案内看板が道路
脇にあった。2001年垈に来たとき誰に聞いたか忘れてしま
ったが、タカオモミジは道のない山のずっと奥と聞いたので
諦めてしまったものだ。この看板ができたのは平成19年と
つい最近だ。ここから40分と書かれている。しかし入口から
して草に覆われていて道も見えず歩けそうにない。
垈に下りてきたら今は2軒の内の熊谷さん(男性)がいたの
でタカオモミジのことをうかがった。この看板は2年前担当者


が来て、タカオモミジはどこにあるかと聞かれ教えたことから
設置されたという。昭和41年の指定で担当者も何人も代わ
りこの木を見た人もいなくなってしまったのだろう。今は木の
前にも看板があるという。(途中にはなく迷うかもしれないと
言う)。しかも夏場は草などで道は不鮮明で、枯れた冬なら
ば何とか行けるだろうと話す。何とか目星がついたので今年
の秋か冬挑戦したいと思うのだが・・・。何しろこのモミジを見
た人はほんの数えるほどしかいないだろうから。人間にたとえ
るなら山奥にあるとはいえ”不遇”の人生を送った木であると
いえるかもしれない。しかし途中から気根がでて他の木に絡
まるという姿に興味をそそられる。

※6/26この林道を大崩から逆に走ったら、伐採や舗装で
工事中でしたが垈まで通ることができました。但し、大崩と椿
草里の間は土砂崩れで通行止めでした。

2009,6,24看板撮影
2009,6,26再訪問
今度こそと意気込んだが、死ぬ思いをしてしまった!
6月にタカオモミジの看板を見て、所在地がやっと
分かったので、秋も深まり、道も歩きやすくなってい
るだろうと思いやってきた。
看板の2M程の所の雑草に覆われた所からスギ林
に微かについている山道を進む。15分ほど進むと
右下の方から沢の音が聞こえる。道は沢に近づく
ように付いている。沢が見える辺りから、道は段々
細くなり、斜面が段々きつくなり、斜面の木も疎ら
になって来た。もし足を滑らせでもすれば50Mは
滑落して大変なことになってしまう。それでも木に
掴まったり、足場を固めたり、身を屈めたり、200
M程進んだが、命の危険も感じたので、趣味の木
を見るために命はかけたくないので、諦め断念す
る。帰りも同じ苦労をする。
6月に垈の熊谷さんに聞いた話では何んとか歩け
るだろうということであったが、現実は違った。看板
にも「危険な箇所あり、事故の責任は負わない、私
有地であること」など注意書きはされていたが、こ
れほどまでとは思わなかった。勝手であったが、右
ルートの危険な箇所を看板の地図に×印を付けさ
せてもらった。命に関わるのでこれ位は許されるで
あろう。何しろ大変な思いをさせる木である。左ルー
トの道もスギ林に微かに付いていることを確認でき
たが、尾根までは行けたとしても、その先が地図を
見ると等高線が緻密な斜面に付いている。この道
を通って再度挑戦してみたいと思うが、この道がど
んな状態なのか、安全な道なのかもう少し調べてか
ら考えたい。
それとこれは私の全くの私見であるが、「天然記念
物」に指定するということは、「見学する」という前提
に立っているのではないか。この木が指定された
昭和41年は今から45年ほど前であるが、今よりしっ
かりした道が付いていて、見学上安全性も問題が
なく、しかも複数の人の判断で指定されたのだろう
か?この木のように山奥にあれば、長い年月が経て
ば安全性に問題が生じる場合もあるだろう。お金の
かかることであるが最低限の道の整備をするとか、
それができなければ指定を取りやめるとかという方
法もやむ負えないのではないか?これは近くの垈
のヤマボウシへの道がなくなってしまっていることに
も言えるのではないか?本音を言えば、お金を助
成し、道や道標を整備し、誰でも安全に見学できる
ようにしてもらいたいのだが・・・

2009,10,29訪問、記


左ルートも危険だった!見学を断念
10/29の右ルートは見学できなかったので、ひょッ
として、左ルートは可能ではないかとやってきた。
看板の所からスギ・ヒノキ林に付いた微かな山道を
慎重に登る。標高で150〜200M位登り、尾根の
右寄りにルートを取ると木に紐が巻き付けてある。
微かな踏み跡と共に紐を頼りに進む。多分以前
見学の人が付けたのだろう。これを頼りに行けば
きっと今日は見学できるのではないかと意を強くす
る。道は巻き道になり、右から沢の音が聞こえてく
る。林は段々自然林になり、比較的大きなケヤキ
やモミジの紅葉が美しい。紐は15M置き位にあっ
たのが、突然消えてしまった。それから少し進む
と右ルートと同じような45度の斜面が出てきて、
道は益々細くなり掴む木も疎らだ。右ルートの
100M位上らしい。足を滑らせれば運が悪けれ
ば100Mは落ちてしまうだろう。前回同様命の
危険を感じたので、早々退却することにした。
前回も書いたのだが、天然記念物の指定につい
て、もし山梨県と身延町の教育委員会の担当者
がこのページを見ておられるようでしたら、再考
を願いたいものだ。「自己責任」の一文字では
済ませられないだろう。

2009,11,28訪問

左ルート引き返し地点手前の自然林の紅葉、ケヤキ・カエデなど
   
自然林のアカシデ?                          ナラガシワ

イヌシデ?
タカオモミジの見学が2回とも不発に終わり
載せるかどうか迷ったが、引き返し地点の
紅葉はそれは美しく、是非読者にも見ても
らいたいと思い載せることにした。ケヤキや
イロハカエデのほか樹種の分からない大木
も散見された。タカオモミジはおそらくこの
紅葉の200〜300M先にあるに違いない。
ここ同様の美しさが想像される。道を整備
すればここは紅葉の名所になるのだが!
そのような発想は持てないだろうか?
下の3本の木は大木ではないが、道を捜す
ため北の巻き道を進んだ所、自然林の尾
根に生えていた。大きさはいずれも目通り
2.0〜2.5M、樹高20.0M位だ。イヌシ
デ?はクマシデの可能性もあるが、幹がよ
り黒っぽい。もしイヌシデとすれば初めて見
たことになる。



2009,11,28撮影

大城のカツラ4本、トチノキ、シオジ
  
カツラ1                            カツラ2
  
カツラ3                            カツラ4

トチノキ

シオジ
身延町大城
古谷城橋(こやしろばし)付近

カツラ1
目通り 3.0M
樹高 20.0M
道路下斜面にある
根元がくの字に曲がっている

カツラ2
目通り 3.0M
樹高 25.0M
道路下斜面にある

カツラ3
目通り 3.0M
樹高 20.0M
道路下斜面にある
根元がくの字に曲がっている     

カツラ4
目通り 3.0M
樹高 15.0M
道路上斜面にある

トチノキ(以前載せた木)
根回り 4.5M
樹高 15.0M
道路脇

シオジ
目通り 1.5M
樹高 15.0M
道路脇



(この項は、2001,9,1の「大城奥のトチ
ノキほか」を全面的に書き直しました)。

身延山久遠寺の三門のスギの見学の帰り
大城を通って安倍峠を越えて帰ることにす
る。
林道の丁度半分辺りであろうか。古谷城橋
の手前200Mの所の道路の左上の斜面に
何やら大きな木が見えた。車を止めて見る
とカツラらしい。ただしコンクリートの壁があ
って登れそうにない。
ふと道路の反対側に目をやると、川の間の
斜面にこちらはカツラとはっきりと分かる木
が3本見えた。斜面を下り近づいて写真
を撮す。なかなか大きなカツラだ。わずか
50M四方に4本もの大きなカツラがあった
ことに驚かされた。
古谷城橋の先のガードレールの内側に
これは以前載せたトチノキが立っていた。
トチノキとしては必ずとしても大きくはない
が、根元で4本に株立ちしているのが珍し
い。
さらにこのトチノキから800Mほど行った
路端に姿形の美しい木がスッと立ってい
た。シオジだ。先日湯之奥猪之頭線の
トンネル前で見て以来今回で2度目だ。
姿が特に美しいのが気にいった。ズッと
上の方であったが小さな花を女性の髪
飾りのように沢山付けて垂れている。こ
の林道に他にシオジはないかと注意しな
がら走ったが、相当上に細めのものが他
に1本あったのみであった。

アクセス
R52から20分、6.5qほど入った所で
ある。

2009,6,26撮影

安倍峠下の大ミズナラ、ツガ、大イヌブナ
  
ミズナラ                              ツガ

大イヌブナ

休憩所

  
通行可能や閉鎖の情報は
身延町と静岡市によくご確認を!

                                     
身延町大城奥   安倍峠 1.4q下

大ミズナラ
目通り 4.65M 実測値
樹高 15.0M
雷か?樹冠が折れている。
その影響か?根元に縦割れの溝がある

ツガ
目通り 4.1M 実測値
樹高 20.0M
蔦が絡んでいる
※6/26は肌が灰色で直立なのでモミ
としましたが、落ちた枝の葉を見ましたら
ツガの間違いでした。訂正いたします。
(2010,5,6記)

大イヌブナ
根回り 10.0M
樹高 20.0M
9本に株立
(この項は、2001,9,1の「大城奥のト
チノキほか」を全面的に書き直しました)。

2001年の時には前項と一緒の項にして
いたが、実際木の所に来てみるとかなり
離れているので今回分離した。トチノキ
からかなり上で、安倍峠の1.4q下で、
どこにあるだろうかと探し回るような感じ
になってしまった。休憩所の200M位下
だ。
ミズナラもモミも路端にあるので車で通っ
ても発見できるはずだ。ミズナラとしては
大きい方である。前回モミで載せた木は、
木を見てみるとツガのような感じもしてき
て迷ったが肌が灰色であるのでやはりモ
ミであろう。
ここから50Mほどゆくと、樹間に大きな
木が見えた。根元は10本位に株立ち
をしており幹の肌は切れ込みはないが
焦げ茶だ。6本の株と3本の株に分かれ
た2本のイヌブナの可能性もある。どうし
てこんな生え方になってしまったのか訳
は分からない。下枝の葉を見るとイヌブ
ナに間違いない。


アクセス
R52から16q、40分。安倍峠1.4q手前、
休憩所の150M下。

注意)井川へ曲がる安倍川の六番の橋の
直ぐ先の道路情報では、安倍峠までは4/
10〜12/10まで通行可となっていますが、
身延町へは身延側が冬季閉鎖のため5/
20にならないと通行できないようです。(40
日も差があります)
行政区によって通行可能日が違うのは本当
に困りますね。開通の日を合わせてもらいた
いものです。この看板の日本語の意味を理
解するのは難しいです。この日も身延側の
ゲートで引き返した車を何台も見ました。中
には外国人もいました。静岡市街まで戻ると
3時間のロスになります。夜にさしかかれば
とんだことになってしまいます。腹いせか?
峠下にできた新しいゲートの鍵が壊されてし
まったそうです。。くれぐれも道路情報をご確
認下さい(2010,5,6記)


2009,6,26撮影

安倍峠下の大ミズナラ

真横に生えた大ミズナラ。よく倒れないものだ!

黄昏時の富士(ビューポイントから) 左端天子山脈毛無山

八紘嶺の上に瞬間現れた夕焼け雲
身延町大城
安倍峠下

大ミズナラ
目通り 4.5M
樹高 10.0M

前夜安倍峠下の休憩所を借りて
幕営。一晩中輝く満天の星やビ
ューポイントの夕暮れの富士、八
紘嶺上に現れた夕焼け雲などを
楽しむ。なお幕営地は標高約13
00Mで朝方は冷えたのでシュラ
フ2枚をつかう。
夜明けと共に起きて山を下る。途
中カーブした道路脇に真横にの
びた大ミズナラを発見。この道は
それこそ何度も通ったが見落とし
もあるものだ。
自分の体重でそれこそ倒れてし
まうのではないかと不思議に思う。
さしずめ「臥龍の大ミズナラ」とで
も名付けようか。

2010,9,14撮影

再訪

雪の安倍峠を見ようとやって来ました。(安倍峠には行けませんでしたが・・・)。
前々日の雪で化粧をした大ミズナラです。なかなか風情がありました。
冬季閉鎖のゲートの所から歩いて一時間半位かかりました。林道の積雪は30p位あります。
落葉で樹間が透けているので背後の七面山がよく見えます。 2011,3,9撮影

姥清水のスギ

左目通り4.5M 中・右目通り2.1M
 
左合着樹とお堂。前にはベンチもある                           三光堂に至る道の石碑
身延町杉山
姥清水(うばしみず)

スギ合着樹
3本
目通り 4.5M 最大
樹高 10.0M

先日52号の杉山という所に来ると
西の尾根に大きなスギと思われる
木が1本見えた。どうもこの山は身
延山の続きの山のように見える。
今日はそのルートの下調べでやっ
て来た。県道805号を入り姥清水
というお堂の上で草刈りをしていた
男性がいたので尋ねることにした。
ここからは見えないが尾根のスギ
のことを聞くと多分三光堂の辺りで
はないかという。ここから歩く道もあ
るし久遠寺境内の近くからお堂ま
で車道もあると教えてくれた。近々
見に行きたいと考えている。
その後県道に戻るとそこにお堂が
あり大きなスギが立っていた。近づ
くとどうやら3本の合着樹のようだ。
いずれもやや斜めに生えている。
お堂の中をのぞくと仏像が安置さ
れていた。またその前には名前の
由来となった清水が湧き出してい
た。何百年も経っているのだろう。
その昔このすぐ近くに老女が住ん
でいたのであろうか?ベンチも置
かれている。
少し離れた所に石碑があり三光堂
への道が示されていた。今は余り
歩かれていないように感じた。

2010,10,14撮影

三光堂のモミとスギ
 
モミ                         奥のスギ1
 
奥のスギ(3本)                      手前のスギ(2本=重なっている、他はモミ)
 

手前相輪塔とその先三光堂  
三光堂。寛文5年甲府宰相綱重郷が子孫繁栄の祈祷所として建立。
日月明星天子を勧請
相輪塔。天明年間高祖大士(日蓮のこと)五百遠忌報恩記念に建立。
日光と比叡山とここの三カ所しかないそうだ。

大黒堂
日蓮上人御自作の大黒尊天が勧請されている
覗いてみたが見えなかった・・・
雨漏りのため建て替え浄財募集中とか。

             釈尊像
霊鷲山にて百日御修行の姿を表している。
昭和9年建立 41年身延町文化財指定
高さは1.5Mほどあります


途中の丈六堂のイチョウ 目通り4.0M 樹高25.0M
樹冠が大きく横に広がっている

太田道灌の墓
15丁 丈六堂のうえにある。江戸城築城の道灌の子孫が
S47年に建てたようだ


大光坊(三光堂)付近の樹木と建物配置図
身延町身延山
大光坊(三光堂)

モミ
目通り 4.0M
樹高 25.0M

スギ1
目通り 3.0M
樹高 20.0M

10/14杉山から見える尾根のスギ
の下調べの際、三光堂付近ではな
いかとの教示をうけて、仕事が終わっ
た後強行軍で見学に訪れた。
ロープウェイの下から進入禁止の表
示があったが時間も4時をまわってお
とがめもないだろうと進み更にロープ
ウェイの所からの林道にも進入禁止
のマークがあったが入れさせてもらっ
た。
全山スギの植林帯で道はかなりの急
勾配で高度をどんどん上げる。道の
周りにも直径1M程のスギが何本か
あった。信者のお墓も所々に点在し
ている。
15分ほど登った所に建物がありこれ
が三光堂であった。周りにモミの木
やスギの大木がある。しかし杉山か
ら見えた尾根のスギとはどうも違うよ
うだ。確証はないが山頂に行く道の
途中から少し北に入った所辺りにあ
るのではないだろうか?犬の散歩を
していた和尚さんに聞いてもここに
はないという。
文化財もあり宗教の古い歴史を感じ
させるところであった。
そしてこの道は山頂へ登る道だ。三
光堂辺りは丁度25丁にあたる(山頂
は50丁)。今は7分で登れるロープウ
ェイを利用する人が殆どであろうが、
下りに使ってみるのも一つの考えであ
る。スギ林の上に僅かに頂上が見え
た。

2010,10,17及び10,27撮影
※17日の写真は夕方なので一部
入れ替えまた追加しました

尾根のスギほぼ場所判明(身延山の登山道のようです)
 
杉山からの尾根のスギ。左遠景、右望遠。

身延トンネル付近からの身延山と三光堂の峰
杉山から見えるスギが三光堂の近くに
なかったので、改めて精進湖の帰りに
撮影も兼ねて杉山にやってきた。
下山(しもやま)の上沢寺辺りに来ると
このスギは早や見えて一端尾根に隠
れた後杉山に来ると再び西の尾根に
見えた。
よく見るとどうも身延山の山頂から三
光堂に至る尾根の真ん中辺りにある
ことが分かった。多分35丁辺りにある
のだろう。

2010,10,19撮影


身延山東コース39丁のスギ 
 
スギ4                           スギ5

スギ2

スギ3(4本あり)

ブナ
 

身延山山の上東照宮(身延町指定文化財)
37丁


  
ロープウェイ山頂より東方に見える毛無山
天気がよければこの右に富士山が・・・・・・

更に3月下旬と9月下旬〜10月上旬には
ダイヤモンド富士が・・・(早朝運行あり)
問い合わせTEL0556−62−1081
身延登山鉄道

こんな感じでしょうか?

   

本堂裏から見る平成21年完成の五重塔
上から見ると五重塔も一層風情があります。

それと話は変わるが、この近くでエンジンブロワというか筒
状送風機で道を綺麗にしている人3人に会った。寺や山は
神聖な所という理念が浸透しているのですね。箒で掃くより
綺麗になるようです。思い出したのは2001年日蓮の御墓
見学の際木の葉1枚もなく道が掃き清められていましたがこ
の機械で掃除していたのですね(作業の人に聞いた話)
これは本当に凄い話です。


ロープウェイの切符です
驚いたことに2001年上った時と同じ料金でした!
身延町身延山
久遠寺
東コース

スギ2
目通り 4.5M
樹高 25.0M

スギ3
4本あり最大目通り3.0M
この4本が合わさって下から1本に
見えたということはまさかないだろう

スギ4
目通り 5.0M 
樹高 30.0M
杉山から見えたスギか?
東コース最大

スギ5
目通り 6.0M
樹高 30.0M
明らかに2本の合着樹

ブナ 
目通り 2.1M
樹高 15.0M
浅黒い肌

10/17に来た時三光堂付近に杉
山から見える尾根のスギが見あたら
なかったので、今日は青木ヶ原原始
林の見学の後身延山を訪れた。
前回35丁辺りではないかと目星を付
けたので、ロープウェイを利用して山
頂から下る途中で見ることにした。
山頂は観光客で賑わっていたが目も
くれず思親閣を過ぎ東コースの登山
道を目指す。2〜3M幅のよい道が
付いている。山頂付近はかなり勾配
がきつい。周りは全山スギの植林帯
で道端に直径1M位のスギも珍しく
はない。目もくれずにどんどん下る。
杉山から見えるスギは一体どこにあ
るのか?
39丁に来た時最大のスギが現れた。
立派なスギだ。しかし下から見た私
の想像では直径2Mはあるのではな
いかと感じたがそこまではなかった。
36丁には合着樹でスギ4より合わせ
れば太いが私としてはスギ4を杉山か
ら見た尾根のスギと考えたい。
30丁にはこの山の唯一のブナが立っ
ていた。肌は濃く一見ブナに見えな
いが落ち葉で確認をした。

2010,10,27撮影

アクセス
足に自身のある人は東コース三光堂
経由で見るのがよいだろう。
私は上りロープウェイを使い下りは歩い
てその途中で見たが、久遠寺まで約1
時間半であった。下りなので体は楽で
あった。
それともう一つ考えられるのは久遠寺
から三光堂までタクシーを使い(運転
手に聞いたら2000円程度という)、そ
こから歩くという手もある。比較的なだ
らかな尾根道である。

またカツラを発見
身延町 大城

目通り 3.0M
樹高 15.0M
雪で落ち葉は確認できませんでした
が、樹形からしてカツラにまちがいな
いでしょう。

七面山ビューポイントの下です。
道路の山側の斜面にへばり付く様に
立っています。
余り斜面が急なので谷側は根元の土
が削られて根が剥き出しになっている
のが心配です。
今は何とか根が地面に食い込んで支
えていますが、もっと大きな崩落が来
れば倒れてしまうかもしれません。

2011,3,9撮影

妙覚寺のシダレザクラ
身延町大城
妙覚寺

シダレザクラ
目通り 3.0M
樹高 15.0M

「安倍峠の四季」の「古道」の探索
にやって来た。
以前身延町役場に古道のことで問
い合わせた際、文化財課の方より
この寺に遠藤伊勢守の墓があると
いうのでやって来た。
すると遠藤伊勢守の供養塔の前に
ご覧のようなシダレザクラが満開の
花を付けていた。
大城は安倍峠の行き帰り何十回と
通ったが、道路近くに数軒の民家
があるだけと思っていたが、道路か
ら寺への200M位入ってみると戸
数はもっと多く、偶々墓地の手入れ
できていたご婦人の話では40軒ほ
どあるそうだ。
日蓮宗の寺で墓石やこのサクラな
どから歴史ある寺のように感じた。
ご婦人の話では最近関東からバス
で見学にも来るそうである。私も10
年以上巨樹の旅を続けているが、

この寺もこのサクラも知らなかった。
とんだ拾いものをしたものだ。
この寺にはこれ以外にもシダレザク
ラが何本か有り、階段の下に2番目
の太さのものがあってその2本を下
の方から見ると満開のサクラの花が
頭上に滝のように流れ落ちる様に見
えて、「桃源郷」ならぬ「桜花郷」とも
言うべき世界を現出して何とも言え
ぬ「幸せ感」に浸ることができた。
近くの久遠寺や鏡円坊のサクラにも
匹敵するものだ。

2011,4,12撮影

アクセス
R52交差点より車で20分