身延町上の山4226−1 久遠寺 目通り 6.0M 最大 樹高 35.0M 最大 大きな山門を過ぎると石畳がありその両脇 に目通り5.0M以上のものが約10本ある。 石畳一番奥の右にあるのが最大のスギで ある。樹齢500年前後と推定される 山門を車で過ぎロープウェイの方に向かう 途中に大きなイチョウがある(無指定、 写真上左と中)。雷が落ちたのか、根元に 大きな空洞がある |
アクセス 身延線身延駅よりバス15分 身延山久遠寺は日蓮宗の大本山 写真上 この日も雨であったが、全国より多数 の信者、観光客が訪れていた 平成14年は開山750周年だそうだ 2000,11,2撮影 2009,6,26三門石畳のスギの写真を 入れ替えました。 |
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三門石畳一番奥の最大のスギ |
身延町梅平2780 鏡円坊 県指定天然記念物 S39,2,20指定 イトザクラ=シダレザクラ 目通り 3.75M 樹高 15.0M 大分弱ってきているようだ 新しくできたバイパスの横にあり 過去にここを通ったとき、全山シダレ ザクラが満開で、数人のカメラマ ンが撮影していたのを思い出した |
アクセス 身延駅より車で10分 日蓮宗のお寺 江戸時代南部公の隠居所があったようだ 2000,11,2撮影 2000,12,5撮影 写真入れ替え 2001,4,5撮影 開花 写真下 |
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サクラ越しに見る身延山 | ||
2006年も 満開でした 右2枚 ソメイヨシノは未開花でしたが、シダレ ザクラだけは満開でした。 2006,3,27 | ||
ほぼ満開の樹上に見える身延山 サクラはヤエベニシダレであった(やや望遠で撮す) |
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古木が上に見える。2010,3,31撮影 身延まで来ると、久遠寺のシダレザクラは警備員が52号入口に 立って駐車規制をしていた。最近は全国に知れ渡っているようだ。 こちら鏡円坊も近くなので合わせて見てもらいたいものだ。 |
身延町大野839 本遠寺 町指定 目通り6.2M 樹高16.0M 樹齢390年 寺創立時のもの 出所100選 昭和初期主幹が折れ5M上で 3つに枝分かれしているが、樹勢 はおおせいである |
アクセス 身延駅から車で5分 お万の方の井戸がある。歴史にうといが お万の方は家康の側室だった人か? 2001,5,2撮影 |
プロペラのような花が上向に咲く (参考−別の場所の花) |
建物は3軒あるが2軒しか住んでいない |
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針原のホウノキ |
根元 |
直径15pある大きな花だ |
垈拡大図 |
身延町樋之上字垈(ぬた) 熊谷義正さん宅 S42,5,29県指定 幹周囲1.6M 樹高16.0M ミヅキ科 山梨県で一番大きなヤマボウシ 根元近くで2つに幹が分かれている 花は白くプロペラのような形をしている 5〜6月開花 写真中段中 (近くの畑で) 3度目の挑戦でやっと見ることができた 町の杭が2本とも腐って倒れていたので 直してほしい 木の場所が分かりにくいので案内板がほ しい 3段目は途中の部落針原の上100Mの 路端にあるホウノキの大木である 10センチほどの大きな白い花が咲いて いました アクセス 甲斐大島駅より車で30分、徒歩5分 道は舗装してあるが悪路。標高500m 付近。一番上の熊谷さんの裏山にある |
垈は現在3軒の家がある。3軒とも熊谷さ んである。鎌倉時代の熊谷直実を祖先に もつという。 2月大雪の後話をした下の熊谷さんの おばあさんの家を訪れお茶をいただく。 明るいおばあさんである。ご主人は亡く なり一人暮らしである。こんな山の中で 生活に不便はないかとか、一人暮らし はどうかとか世間話をする。一人暮らし もなれたとか。今は晴耕雨読の生活で ある。 昔は元蚕といってカイコの卵を沢山とっ ていたそうである。最近は昭和町にい る息子さんの子の結婚式にでたそうである 時代は変わった。便利さを求めて山を下り 昔8軒あった垈も今は3軒。もしおばあさ んたちが亡くなったらこの垈はどうなるの か。最近白根町大嵐の須沢という部落が なくなったのを見てきた。おなじような道を たどるのか。21世紀、何百年も時計がとま ったような山奥の部落。温泉でも出て観光 客がくれば別だが。 それと2月来たとき垈から500Mほど下の 山の斜面でニホンカモシカの子(2〜3歳 か)を見た。こちらをジッと見ていた。役場 に聞くと20年ほど前からいるという。おばあ さんの話ではクマ、サル、イノシシ、シカな どがすぐ近くにくるそうである 2001,5,20撮影 |
ヤマボウシに行く道がなくなってしまった! | ||
タカオモミジの見学が不発に終わり、久し振りに ヤマボウシを見ようと垈に来てみたが、一番上に あった家は数年前に山を降りてしまい、家の前 を通りヤマボウシのある所に付いていた道も雑 草と藪に覆われてしまい、とうとう行くことができ なかった。 山梨県及び身延町に指定されたこのヤマボウ シはもう見ることはできなくなってしまうのだろうか ?指定はどうなってしまうのであろうか? 2009,10,29訪問、記 |
垈の路端で見つけたヒメシャラの種子 この中に種がある |
身延町身延字上の山 久遠寺奥の院(身延山山頂) 4本 町指定 目通り 5.6M 樹高 27.0M 樹齢700年 日蓮が父、母、恩師、蒙古退散を 祈って植えたという 根元はしつかりしているが、上は どれも傷んでいる アクセス 身延山山頂1153Mにあり、ロープ ウェイ片道7分、680円を利用するの がベターだ。 なお久遠寺西1q徒歩15分の所に 日蓮御廟がある。道は落葉一つなく 掃き清められており、厳粛な気持ち になる。そのすぐ下には日蓮が9年 過ごした草庵跡があり、その前に目 通り6.0Mのスキがある。写真下 2001,6,17撮影 |
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山上のロープウェイ発着所 |
日蓮上人御墓 |
草庵前のスギ |
林道を下りてくると千本スギの森が見える | ||
見学のための?ベンチが用意され ている |
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千本杉から下りてくる途中のモミ |
身延町身延字上の山 久遠寺所有 S34,2,9県指定 180本の巨木林 0.84ha 目通り 6.3M 最大 樹高 62.0M 最大 感井坊で場所を聞くと2q下という。 こんもりした森が見えてきた。なんと 目通り3M以上のスギが何百本とあ るのではないか。得も言われぬ空 間て゜ある。将来寺院の改築にでも と植えられたのかもしれないが、こ ういう形で残ったということは素晴ら しいことである。ベンチもあり暫く休 憩し雰囲気を堪能した。 |
昭和6年東大嶺教授が東洋一の 美林と認定、平成9年県の調査 でも維持されているという。 付近にはモミと思われる樹高の 高い巨木も多い。林道にはカエデ やイチョウが植えられている。100 年後200年後が楽しみだ。 アクセス 久遠寺西方7q。林道も身延山山 頂まであるが下にゲートがあるようだ。 2時間はかかるようなので、家族連 れや足に自信のない人は身延山 ロープウェイを利用した方がよい。 それでも千本スギまで1時間かかる。 下りはそこから更に2時間だ 2001,6,17撮影 |
身延町 久遠寺境内 2本 全国的にも有名なサクラ 静岡辺りでもソメイヨシノが満開では ない状況で、身延山ロープウェイ事 務所に開花状況を聞くと満開に近 いというので出かけてきたら、言うと おりの美しさで咲いていた。境内は 老若男女全国からの花見客等で賑 わっていた |
アクセス シーズン中は参道は車が大渋滞するよう だ 5qほど下部よりの「杉山」という看板の 所から入れば裏道でロープウェイ近くに 抜けられる 2003,4,1撮影 |
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今度こそと意気込んだが、死ぬ思いをしてしまった! | |||
6月にタカオモミジの看板を見て、所在地がやっと 分かったので、秋も深まり、道も歩きやすくなってい るだろうと思いやってきた。 看板の2M程の所の雑草に覆われた所からスギ林 に微かについている山道を進む。15分ほど進むと 右下の方から沢の音が聞こえる。道は沢に近づく ように付いている。沢が見える辺りから、道は段々 細くなり、斜面が段々きつくなり、斜面の木も疎ら になって来た。もし足を滑らせでもすれば50Mは 滑落して大変なことになってしまう。それでも木に 掴まったり、足場を固めたり、身を屈めたり、200 M程進んだが、命の危険も感じたので、趣味の木 を見るために命はかけたくないので、諦め断念す る。帰りも同じ苦労をする。 6月に垈の熊谷さんに聞いた話では何んとか歩け るだろうということであったが、現実は違った。看板 にも「危険な箇所あり、事故の責任は負わない、私 有地であること」など注意書きはされていたが、こ れほどまでとは思わなかった。勝手であったが、右 ルートの危険な箇所を看板の地図に×印を付けさ せてもらった。命に関わるのでこれ位は許されるで あろう。何しろ大変な思いをさせる木である。左ルー トの道もスギ林に微かに付いていることを確認でき たが、尾根までは行けたとしても、その先が地図を 見ると等高線が緻密な斜面に付いている。この道 を通って再度挑戦してみたいと思うが、この道がど んな状態なのか、安全な道なのかもう少し調べてか ら考えたい。 |
それとこれは私の全くの私見であるが、「天然記念 物」に指定するということは、「見学する」という前提 に立っているのではないか。この木が指定された 昭和41年は今から45年ほど前であるが、今よりしっ かりした道が付いていて、見学上安全性も問題が なく、しかも複数の人の判断で指定されたのだろう か?この木のように山奥にあれば、長い年月が経て ば安全性に問題が生じる場合もあるだろう。お金の かかることであるが最低限の道の整備をするとか、 それができなければ指定を取りやめるとかという方 法もやむ負えないのではないか?これは近くの垈 のヤマボウシへの道がなくなってしまっていることに も言えるのではないか?本音を言えば、お金を助 成し、道や道標を整備し、誰でも安全に見学できる ようにしてもらいたいのだが・・・ 2009,10,29訪問、記 |
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左ルートも危険だった!見学を断念 | |||
10/29の右ルートは見学できなかったので、ひょッ として、左ルートは可能ではないかとやってきた。 看板の所からスギ・ヒノキ林に付いた微かな山道を 慎重に登る。標高で150〜200M位登り、尾根の 右寄りにルートを取ると木に紐が巻き付けてある。 微かな踏み跡と共に紐を頼りに進む。多分以前 見学の人が付けたのだろう。これを頼りに行けば きっと今日は見学できるのではないかと意を強くす る。道は巻き道になり、右から沢の音が聞こえてく る。林は段々自然林になり、比較的大きなケヤキ やモミジの紅葉が美しい。紐は15M置き位にあっ |
たのが、突然消えてしまった。それから少し進む と右ルートと同じような45度の斜面が出てきて、 道は益々細くなり掴む木も疎らだ。右ルートの 100M位上らしい。足を滑らせれば運が悪けれ ば100Mは落ちてしまうだろう。前回同様命の 危険を感じたので、早々退却することにした。 前回も書いたのだが、天然記念物の指定につい て、もし山梨県と身延町の教育委員会の担当者 がこのページを見ておられるようでしたら、再考 を願いたいものだ。「自己責任」の一文字では 済ませられないだろう。 2009,11,28訪問 |
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左ルート引き返し地点手前の自然林の紅葉、ケヤキ・カエデなど |
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自然林のアカシデ? ナラガシワ |
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カツラ1 カツラ2 カツラ3 カツラ4 |
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トチノキ |
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シオジ |
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身延町大城 古谷城橋(こやしろばし)付近 カツラ1 目通り 3.0M 樹高 20.0M 道路下斜面にある 根元がくの字に曲がっている カツラ2 目通り 3.0M 樹高 25.0M 道路下斜面にある カツラ3 目通り 3.0M 樹高 20.0M 道路下斜面にある 根元がくの字に曲がっている カツラ4 目通り 3.0M 樹高 15.0M 道路上斜面にある |
トチノキ(以前載せた木) 根回り 4.5M 樹高 15.0M 道路脇 シオジ 目通り 1.5M 樹高 15.0M 道路脇 (この項は、2001,9,1の「大城奥のトチ ノキほか」を全面的に書き直しました)。 身延山久遠寺の三門のスギの見学の帰り 大城を通って安倍峠を越えて帰ることにす る。 林道の丁度半分辺りであろうか。古谷城橋 の手前200Mの所の道路の左上の斜面に 何やら大きな木が見えた。車を止めて見る とカツラらしい。ただしコンクリートの壁があ って登れそうにない。 |
ふと道路の反対側に目をやると、川の間の 斜面にこちらはカツラとはっきりと分かる木 が3本見えた。斜面を下り近づいて写真 を撮す。なかなか大きなカツラだ。わずか 50M四方に4本もの大きなカツラがあった ことに驚かされた。 古谷城橋の先のガードレールの内側に これは以前載せたトチノキが立っていた。 トチノキとしては必ずとしても大きくはない が、根元で4本に株立ちしているのが珍し い。 さらにこのトチノキから800Mほど行った 路端に姿形の美しい木がスッと立ってい た。シオジだ。先日湯之奥猪之頭線の トンネル前で見て以来今回で2度目だ。 姿が特に美しいのが気にいった。ズッと 上の方であったが小さな花を女性の髪 飾りのように沢山付けて垂れている。こ の林道に他にシオジはないかと注意しな がら走ったが、相当上に細めのものが他 に1本あったのみであった。 アクセス R52から20分、6.5qほど入った所で ある。 2009,6,26撮影 |
ミズナラ ツガ |
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身延町大城奥 安倍峠 1.4q下 大ミズナラ 目通り 4.65M 実測値 樹高 15.0M 雷か?樹冠が折れている。 その影響か?根元に縦割れの溝がある ツガ 目通り 4.1M 実測値 樹高 20.0M 蔦が絡んでいる ※6/26は肌が灰色で直立なのでモミ としましたが、落ちた枝の葉を見ましたら ツガの間違いでした。訂正いたします。 (2010,5,6記) 大イヌブナ 根回り 10.0M 樹高 20.0M 9本に株立 |
(この項は、2001,9,1の「大城奥のト チノキほか」を全面的に書き直しました)。 2001年の時には前項と一緒の項にして いたが、実際木の所に来てみるとかなり 離れているので今回分離した。トチノキ からかなり上で、安倍峠の1.4q下で、 どこにあるだろうかと探し回るような感じ になってしまった。休憩所の200M位下 だ。 ミズナラもモミも路端にあるので車で通っ ても発見できるはずだ。ミズナラとしては 大きい方である。前回モミで載せた木は、 木を見てみるとツガのような感じもしてき て迷ったが肌が灰色であるのでやはりモ ミであろう。 ここから50Mほどゆくと、樹間に大きな 木が見えた。根元は10本位に株立ち をしており幹の肌は切れ込みはないが 焦げ茶だ。6本の株と3本の株に分かれ た2本のイヌブナの可能性もある。どうし てこんな生え方になってしまったのか訳 は分からない。下枝の葉を見るとイヌブ ナに間違いない。 |
アクセス R52から16q、40分。安倍峠1.4q手前、 休憩所の150M下。 注意)井川へ曲がる安倍川の六番の橋の 直ぐ先の道路情報では、安倍峠までは4/ 10〜12/10まで通行可となっていますが、 身延町へは身延側が冬季閉鎖のため5/ 20にならないと通行できないようです。(40 日も差があります) 行政区によって通行可能日が違うのは本当 に困りますね。開通の日を合わせてもらいた いものです。この看板の日本語の意味を理 解するのは難しいです。この日も身延側の ゲートで引き返した車を何台も見ました。中 には外国人もいました。静岡市街まで戻ると 3時間のロスになります。夜にさしかかれば とんだことになってしまいます。腹いせか? 峠下にできた新しいゲートの鍵が壊されてし まったそうです。。くれぐれも道路情報をご確 認下さい(2010,5,6記) 2009,6,26撮影 |
真横に生えた大ミズナラ。よく倒れないものだ! |
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黄昏時の富士(ビューポイントから) 左端天子山脈毛無山 |
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八紘嶺の上に瞬間現れた夕焼け雲 |
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再訪 |
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雪の安倍峠を見ようとやって来ました。(安倍峠には行けませんでしたが・・・)。 前々日の雪で化粧をした大ミズナラです。なかなか風情がありました。 冬季閉鎖のゲートの所から歩いて一時間半位かかりました。林道の積雪は30p位あります。 落葉で樹間が透けているので背後の七面山がよく見えます。 2011,3,9撮影 |
左目通り4.5M 中・右目通り2.1M |
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左合着樹とお堂。前にはベンチもある 三光堂に至る道の石碑 |
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モミ 奥のスギ1 |
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奥のスギ(3本) 手前のスギ(2本=重なっている、他はモミ) |
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尾根のスギほぼ場所判明(身延山の登山道のようです) | |||||
杉山からの尾根のスギ。左遠景、右望遠。 |
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スギ4 スギ5 |
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身延町 大城 目通り 3.0M 樹高 15.0M 雪で落ち葉は確認できませんでした が、樹形からしてカツラにまちがいな いでしょう。 七面山ビューポイントの下です。 道路の山側の斜面にへばり付く様に 立っています。 余り斜面が急なので谷側は根元の土 が削られて根が剥き出しになっている のが心配です。 今は何とか根が地面に食い込んで支 えていますが、もっと大きな崩落が来 れば倒れてしまうかもしれません。 2011,3,9撮影 |
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