早川町



湯島の大スギ 
早川町湯島字上の山1048
山王神社

S33,6,19県指定
目通り 10.8M
樹高 44.5M
樹齢1200年

この木は1200年前里人が熊野
から苗を持ってきて植えたと伝
えられている。もう一本の女スギ
は乞食の失火により焼失
何しろ巨大なスギである。静岡県
最大の春野スギよりちいさいが
見た目は逆に大きい
アクセス
52号より車で50分
61年甲斐国体の大きな看板の反対側


2000,12,11撮影

京ケ島の夫婦スギ

早川町京ケ島612
八幡日吉神社
2本
H2,6,28県指定
男スギ 手前
目通り 7.7M
樹高 31.0M

女スギ
目通り 6.9M
樹高 30.0M
樹齢800年
アクセス
52号より車で30分
草塩温泉入口を入り川に沿って右折


2000,12,11撮影

西之宮のサイカチ
早川町西之宮

町指定
目通り 1.9M
樹高 10.0M

道路脇に大きな看板があるのを妻が偶然
見つけた。柿の木の奧20M
サイカチはマメ科の植物である
アクセス
京ケ島の夫婦スギより奧へ10分



2000,12,11撮影

学定寺のイトザクラ

夏秋集落(背後身延山)

夏秋集落(林道より)

富土川クラフトパーク(身延町営)
早川町初鹿島字夏秋(なつあき)
学定寺

町指定
目通り 4.0M
樹高 15.0M
樹齢300年 推定

夏秋も山奥の部落である。なんとシャレタ
名前ではないか。丁度身延山の裏側に
当たり、標高650M道は追分感井坊に
続く(悪路)。サクラを見た後、どんな部
落の由来があるのか興味を持ったので、
誰かいないかと車の止まっている家でご
めんくださいと声を上げると、老婦人が出
てきてくれた。松永さんである。明るくて
気丈夫なご婦人である
この部落は日蓮より前からあったようだが、
信長の家来で反旗を挙げ信貴山に立て
こもり討ち死にしたはずの松永弾正久秀
が逃げてきた?とも伝えられているそうで
ある。
現在10軒の内8軒が松永さん、2軒が望
月さんである。奥さんは身延町下山の出
身で田もあり、嫁いで40年山の空気は良
いし、夏は涼しいし下に下りる気はないそ
うである。主人は植林など山の仕事、本
人は下の病院へ15年ほど勤めたそうであ
る。今は車で15分で上れるが、子供が小
さいときは毎日1時間の山道を歩いて学
校にいったそうである。そのため根性があ
るとか。木の話をすると息子さんが久遠寺
のお抱え庭師をずっとやっているとか。山
梨日日新聞の山梨巨樹名木百選を見せ
ると息子さんに教えてあげたいという。七
面山の大トチノキの場所も教えてもらった
(山頂ではなく19丁にあるそうである。約
800Mか)。木には中々詳しい人である。
主人はカメラが好きだそうである。サクラ
の満開の写真が飾ってあるという。
夏秋は10軒がづっと続いているので部落
が無くなることはないだろう。でも最盛期は
70人いた人も今は減っているようだ。あの
心配な身延町垈から嫁いできた人(今は
亡くなっているが)もいたそうである。来年
4月サクラの咲く時期に再度訪れたいと
つげて山を下りることにした。

アクセス
県道37号より急勾配の道を車で
15分。道は狭いので注意。

寺は日蓮宗の寺で、人は住ん
でいない。法事の時など本山か
下からやってくるのであろう

国道52号上沢交差点から5分の
所に身延町町営クラフトパークが
ある。自然豊かで静かな所なので
休憩、食事などとると良いだろう
写真上























2001,6,23撮影

丸い鳥の巣のようなものがヤドリギ
標高650Mの夏秋では4/10頃が
今年は満開なのではと満を持して
やってきたものの花は所々にあるだ
けで既に終わっていた。
昨年寄った松永さんを訪ねると在宅
で家の外まで出てきてくれた。いつ
満開だったと聞くと3/31だったそう
である。今年はものすごいスピードで
春が山を駆け上った。風で枝の1本が
折れたそうである。また5つばかりの鳥
の巣のようなものは何と聞くとヤドリギ
だそうである。樹勢の衰えることが心配
だ。今年は道路工事もありいつもの年
より見学者が少なく淋しかったそうで
ある。東京で入院中の隣の人にせめ
てもと満開の写真を届けてあげたそう
である。家の前にあった2本の松の内
太い方があっという間に虫にやられ切
ったそうである。これには庭師の息子
さんも切り株を見て泣いたそうである。
帰りがけに手製のヨモギ大福を頂い
た。おいしかった。
空振りに終わった今年の見学、来年も
来ることにするか・・・・

2002,4,10撮影
6度目の正直で満開を見る! されど危うしイトザクラ
一昨年1回、昨年2回、今年も既に2回空振りに終わり学定寺のイトザクラは満開が見れないのではと半分あきらめてはいたが
ついに見ることができました。静岡辺りのサクラが散って丁度1週間後辺りが満開になるようです。
しかしご覧のようにヤドリギがはびこって山梨一の太さのイトザクラモ後何年かで枯れてしまうのではないかと心配します。いつまでも
美しい姿を見たいものです。関係者のご尽力を期待します。      2003,4,16撮影

枝越しに見える身延山
ありがとう 当分?大丈夫!
夏秋から感井坊まで林道を歩いてみようと、久し振りに訪れた夏秋。風景は昔のままだ。天気も良く、感井坊手前の十万部寺まで行き
引き返す。イトザクラは全く蕾であったが、以前心配したヤドリギがなくなっていた。寺の横の畑で野良仕事をしていた松永さんに聞くと
町がレッカーを持ってきてヤドリギを除去したそうである。これで暫く大丈夫であろう。感謝したい。 2006,4,4

ヤドリギが除去された

ヤドリギが除去された

目通り2.7M 樹高15.0Mのカヤ
お墓の横にあり今まで気が
付かなかった。樹齢200年は
経っている。実も落ちていた。

初鹿島の大アラカシ
早川町初鹿島(はじかじま)
所有者望月一義さん

町指定 出所100選
目通り 3.8M
樹高 10.0M

夏秋の松永さんに場所を教えて
もらった。行ってみると県道脇の
斜面に立派な碑が建っている。
しかし木はこの斜面を登った上に
あるようだが、見えないし、登るに
は道もなく足場が悪い。
葉が落ちた冬にでももう一度来て
みようと思うが、根元まで行く細い
道を作ってもらえないであろうか

アクセス
県道37号夏秋入口から
西へ200M




2001,6,22撮影
夏秋のシダレザクラを見る前に
見ておこうとやつて来た。以前は
木の近くまで登る道はなかったが
来てみると細い道ができていた。
多分役場の人が付けてくれたの
だろう。感謝。2〜3分登ると危険
の看板、その先のガケ縁に木は
立っていた。もう少し近づこうとし
たが足場が崩れやすく、右下は
10M下に県道37号が真下に見
え滑ったものなら下まで落ち多分
死んでしまうだろう
これから訪れる人もこの看板の意
味をよく考え絶対にこれより先根
元まで行って見ようとしないように
!くれぐれもお願いしておく。木よ
りも命の方が大切なのだから。
(危険の看板の辺に立ち入らない
ようにロープなどを張ったらどうだろ
うか)
木は下の道路からも木陰の間から
見える。主幹の上の方が折れてい
るようだ。

2002,4,10撮影



七面山表参道のスギ 

スギ

モミ

白糸滝
早川町七面山表参道

無指定 
スキ 参道周辺 数千本
目通り 3.0M 最大
樹高40.0M 最大

19丁にあるというトチノキをみようと来たが
見れず23丁の肝心坊に聞くと北参道(
裏参道)だという。少々ガッカリしたが、
参道周辺にはスギが鬱蒼と茂り、真夏と
はいえ涼風が吹き抜け意外に心地よか
った。数百年後には身延山の千本スギ
を上回る美林となることだろう
モミ写真中段左目通り2.0Mや所々に
トチノキなどもあつた
アクセス
白糸滝写真上の所が登山道入口で
19丁まで上り1時間30分、下り1時間
広い参道があり、100M毎に石灯籠
がある。山頂敬慎院50丁までは4時
間と聞く




2001,7,15撮影

早川沿いから見る七面山 2003,4,16



七面山裏参道の大トチノキとイチイ群

トチノキの葉

19丁安住坊

30丁明浄坊より望む富士山方面
早川町栃原山(七面山裏参道)
所有 久遠寺

トチノキ 19丁安住坊境内
S34,2,9県指定
目通り 7.0M
樹高 25.0M
樹齢700年 推定

日蓮の弟子日朗上人お手植えと伝
えられている
主幹は途中で折れているようだ。看板
では幹が空洞と書かれているが、見た
限りでは分からなかった

イチイ群 40丁奥の院近く
S34,2,9県指定
イチイの場所が分からないので、30丁
明浄坊の留守役の方に聞くと、ここより
50分で行くが、木の所へ行く脇道は
最近荒れているという
明浄坊に着いたのは夕方5時、これ
以上登れないので見学を断念する

アクセス
19丁までは登り1時間30分、下り1時間
道は角瀬(すみせ)の小学校の所より
登る。表参道と同じようにスギ林の広い
参道がある。登山者は表参道の10分の
1である。トチノキより上には目通り3M
ほどのミズナラが何本かある。ブナもある
30丁明浄坊は登り2時間半、下り2時間
少々きつい
明浄坊近くは景色が良く、奥の院近くで
は今日カモシカが2匹いたという

七面山は修行の山であるが、信者でな
くても道は広いし登山を楽しめる面白い
山である

2001,7,20撮影

十万部寺のスギ

身延山と感井坊の森




十万部寺

早川町
十万部寺

スギ
目通り 3.0M 4本
樹高 25.0M

スギ 本殿横 4/12撮影
目通り 4.0M
樹高 30.0M
遠くから一際目立つ樹である

夏秋から林道を歩いて約1時間、十万
部寺に着く。実は感井坊に行く予定で
あったが、私の勘違いで、峠は2つあり、
感井坊は先の峠だ。来てみて分かった
ことだが、十万部寺には七面山側の赤
沢から車で入れる林道がある。こちらは
ほとんど舗装されているようだ。十万部
寺は日蓮宗のお寺で1297年創開、
1574年には法華経を十万回読んだと
いう。
スギは夏秋と赤沢の林道が合流すると
ころに立っている。決して大きな杉では
ないが、静かな山寺とのマッチングで
載せることとした。余談だが、工事の人
が夏場寺の先にヒルが多いので気を付
けるようにとのことであった。
私は次回、この十万部寺まで車で来て
感井坊から身延山、千本スギ辺りを1日
歩いてみたいと思っている。

なお、夏秋から500M上の林道の崖で
カモシカを発見した。

2006,4,4撮影

感井坊のスギとツガ
かんせんぼう
早川町(身延町)
感井坊

スギ 無指定 本殿より北250M
目通り 6.0M
樹高 30.0M
道路側の幹が枯れている
樹齢400〜500年と思われる

ツガ 無指定 本殿より北100M
目通り 3.5M
樹高 25.0M
感井坊は身延山の西の峠(追分)
にある寺である。道は七面山に続く。
場所は身延町かもしれないが、今回
早川町側から入ったのでここに載せ
ることとした。
ページを見ると、2001,6、千本スギ
観賞の際にも訪れている。その時は
軒下でジュースなどを売っていたが
最近はどうであろうか?寺はかなり荒
れている。
またこれも余談であるが、夏秋の林道
工事の人から聞いた話で、林道が感
井坊の境内を通るのをきらい、林道が
開通しなかったという。坊から400M
位が大きく荒れ、土砂崩れで全く通
行不可である。

2006,4,12撮影

赤沢の曲がりスギ
早川町赤沢

スギ
根元で大きく曲がり、5本位に幹
が分かれている。
決して大木ではない。おもしろい
のである。自然のなせる技、どうい
う力が加われればこういう樹形が
できるのか?
アクセス
赤沢の集落から十万部寺に向かう林道の
1q位上にある。


2006,4,12撮影